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【2022VCT】「多様性に富んだeスポーツイベントを作り上げたい」合同会社ライアットゲームズCEO・藤本恭史氏インタビュー


さいたまスーパーアリーナにて、6月25日から6月26日まで開催された「2022 VALORANT Champions Tour(以下VCT) Stage2 JAPAN Playoff Finals」。本記事では、『VALORANT』国内シーンの運営に携わる合同会社ライアットゲームズCEO・藤本恭史さんのインタビューをお届けします。

ー国内初となる有観客の『VALORANT』オフライン大会を終えた率直な感想をお聞かせください。

藤本恭史(以下、藤本):私がライアットゲームズに入ったのが2018年なんですが、その頃海外で行われた『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会を目の当たりにし、規模感に大変驚かされました。

そして、「いつかこんな大会で日本でも実現できると良いな」と実感してから数年。さいたまスーパーアリーナに2万人を超えるお客様が来場し、しかも国内のトッププロが熱い試合を大舞台で披露してくれた。これだけのシーンを作り出せたことが感慨深いですし、本当に驚きしかないと思います。

ー『VALORANT』をeスポーツシーンで発展させるため、ライアットゲームズが重視しているコンセプトは何でしょうか?

藤本:ゲーム開発の初期段階から一貫して変わっていないのが、”競技性を突き詰める”ということ。その上で公平性も損なうことなく、安定した運営を続けるのが基本中の基本です。例えばエージェントや各種ウェポンのスキンにしても、外的な要因でゲームバランスが壊れてはいけない。その中でゲーム環境としましては、チート対策を徹底し、ユーザーの皆様に安心安全に遊んでいただく。総じて”プレイに集中できる環境構築”というのが、運営側としても重要なミッションだと感じています。

ー「2022 VCT Stage2 JAPAN Playoff Finals」は有料チケットが即完売という話題で注目を集めましたが、『VALORANT』がこれだけのeスポーツファンを惹きつける要因についてお聞かせください。

藤本:『VALORANT』は5対5のチーム戦を主軸としたタクティカルシューターであり、ジャンルとしては競技性が強い部類に入ります。ただ我々は、作中に登場するエージェントをはじめ、各種アビリティやステージも含めて”スタイリッシュな世界観”を大事にしているんです。

このジャンルは突き詰めるとミリタリー色が強くなりがちですが、『VALORANT』はFPSの中でもファンタジーな側面を備えていて、コアは競技性を押し出していながらも、ビジュアル周りはカッコよく、それでいて親しみやすさを残している。実際の制作スタッフもそこは意識していると思われます。

ー『VALORANT』をeスポーツイベントを運営するにあたって、ライアットゲームズの展望をお聞かせください。

藤本:一つの方向性としては、「多様性に富んだ環境を作り上げる」ことですね。プロゲーマーの主戦場となる「VCT Masters」はもちろん、すでに告知させていただいた「VCT GAME CHANGERS」のような女性プレイヤー限定大会も重視しています。ライアットゲームズとしても、常に新しいトレンドを組み込むべく、「最高峰の競技シーンをどのように作り上げるか」、「最高のeスポーツシーンは何なのか」という部分を模索しながらチャレンジすることが大事だと考えています。

ー最後に、「2022VCT Stage2 JAPAN Playoff Finals」を勝ち抜いたNORTHEPTIONの方々へメッセージをお願いします。

藤本:2日間にわたって本当にミラクルを見せていただきました。強気で仕掛けつつ、なにがなんでも勝ち抜くという情熱があれば、きっと国際戦でも十分に戦っていけると思います。前回の国際戦はZETA DIVISIONさんが世界を驚かせたと思いますが、今度はNORTHEPTIONの皆様が違う形で周囲を驚かせる日本代表になっていただきたいですね。私も心の底から応援しています!

VALORANT公式キャスターであるyukishiroさんのインタビューはこちらからご覧ください。

編集:eスポ編集部

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