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新人ストリーマー・大御所にゅん子が語るゲーム配信の”ターニングポイント” 泥酔『LoL』事件から「しゃるる杯」挑戦の裏側まで【Streamer図鑑 Vol.1】


「eスポーツニュースジャパン」(eスポ)では業界を取り巻くさまざまな時事ネタをはじめ、競技シーンで戦うプロゲーマー・ゲーマータレント・関係者など、eスポーツシーンの立役者を訪ね、取材を通して情報発信に努めています。

そしてこのたび、精力的なゲーム配信でコミュニティを日々盛り上げる「ストリーマー」に注力するべく、eスポは新たにインタビュー企画「Streamer図鑑」を立ち上げる運びとなりました。

記念すべき第1回目は、PC向けタイトル『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)をメインにプレイし、ストリーマーとして活躍中の「大御所にゅん子」さんにフォーカス。活動を始めた経緯を含め、コミュニティを騒がせた”泥酔『LoL』事件”、「しゃるる杯」参戦の思い出、今後チャレンジしたいこと……等々、インタビューを通して大御所さんの魅力をお伝えします。

友達からの誘いで『LoL』をプレイ。気づけばサモナーズリフトに永住

ーー本日はよろしくお願いいたします!まずは大御所さんの自己紹介からお願いします。

大御所にゅん子さん(以下、大御所):大御所にゅん子と申します!普段は『LoL』を中心にゲーム配信や、あとはお酒を飲みながら雑談配信などをしています。よろしくお願いします。

ーー大御所さんと言えば、今はやはりお酒のイメージがあるかもしれませんね。

大御所:ずっと飲んでますね(笑)。最近はありがたいことに色々と知っていただく機会も増えました。けど実は、フォロワーさんが増える前から週1ペースで飲酒雑談をしていました。

大御所にゅん子さんのTwitchチャンネル。執筆時点で約3500名のフォロワーを抱える。メインコンテンツは『LoL』配信

ーー現在は『LoL』配信がメインだと伺いましたが、そもそもゲームとの出会いはいつ頃だったのでしょうか。

大御所:もう本当に子どもの頃、据え置きのゲーム機だったり携帯ゲーム機になりますね。ニンテンドーDSで「スーパーマリオ」や「どうぶつの森」を遊んでました。小さい時からゲーム好きだったんですけど、PCで触ったゲームは『LoL』が初めてです。

ーー『LoL』と出会ったのは随分早いタイミングだったんですね。周囲で遊んでいるプレイヤーがいたのでしょうか。

大御所:そうなんです。当時、仲の良かったインターネット経由の友達がいて、元々は「モンスターハンター」だったり他のゲームを遊んでいたんですけど、途中からみんな『LoL』を遊び始めて。「一緒にどう?」と誘われたので、私も後からプレイしました。当時の友達は結局『LoL』から別タイトルへ移ったんですけど、私だけ気づいたらずっと遊んでますね(笑)。

ーーなるほど。始めた当初からメインレーンはADC(BOTレーン)だったのでしょうか。

大御所:最初の1年ぐらいはMIDレーンでした。でも、一緒に遊んでいた友達の中で「MIDに行きたい」という子がいたので、そこからはADCをやってました。

ーー周囲を気遣って別レーンに行くのは『LoL』あるあるですね(笑)。一つのタイトルをずっとプレイされているのは素晴らしいことだと思います。

大御所:『Apex Legends』を少し触ってはいたんですけど、半年ぐらいでゴールド(ゲーム内ランク)まで上げて「もういいかな」って『LoL』に戻りました。あとは『エターナルリターン』(エタリタ)も触りつつ、長く遊んでるのは『LoL』ぐらいですね。

仕事を辞めてゲーム配信をスタート。『LoL』配信者カスタムで変化が起きる

ーー現在はほぼ毎日ゲーム配信をされていますが、ストリーマー活動をはじめた経緯をお伺いしたいです。

大御所:元々は仕事をしていたんですけど、離職してから色々とやる気が無くなっちゃって。仕事をしばらく休むついでにゲーム配信を始めました。

ーーなるほど。お一人でゲームを遊ぶ延長線上にゲーム配信があったと。実際にゲーム配信を始めた当初はいかがでしたか?

大御所:『LoL』のゲーム配信について知識があまり無かったんですよね。普段からゲーム配信をすごく追っていたわけでは無かったし、ストリーマーの方々も有名な方しか存じ上げていませんでした。だから同接数(リアルタイムで配信を見ている視聴者の数)が1桁の時に、「どうやったら皆に見てもらえるんだろう」と思いつつ、とりあえずゲーム配信にチャレンジしてました。

ーー配信をはじめた頃は視聴者をどうやって増やすかが悩みどころですね。何か工夫はされていましたか?

大御所:今だったらコメントを拾って話を広げることもできるんですけど、同接数が1桁台だったりコメントも何も無い時は「どうしようかな」って困ってたんです。私は喋るのが苦手で、結構ぼーっとしている時間が多いと言うか(笑)。プレイに集中すると黙っちゃうし、喋り続けるのが難しくて。だから眺めるだけでも暇つぶしになるよう、ガチャとか色んな機能を配信画面に入れています。

大御所にゅん子さんの配信画面。チャンネルポイントと引き換えでガチャを回すことができるほか、画面下部にはリスナー名付きのアイコンが賑やかに並ぶ

ーー確かに。初見時に大御所さんの配信画面が賑やかだと感じていました。

大御所:あのツールはSteamでダウンロードして、使い方やアイディアはゲーム配信をしている友達に教えてもらいました。そこから「何かできないかな」って色々と足していった感じです。

ーー自分なりに工夫にしつつ、そこからは地道にゲーム配信を続けていたんですね。

大御所:そうですね。でも『LoL』配信をしている友達が全くいなかったし、最初は横の繋がりも無くて。ただ一人でずっとやっていくのが結構苦しかったです。

コラボ配信の実例(画像クリックで動画へ移動)

ーーでは、転機はやはり『LoL』の配信者カスタムに参加したことでしょうか。

大御所:だと思います。最初は『LoL』配信を同接20人ぐらいで細々とやっていて、方向性を考えるために『エタリタ』を触りました。そこから同接数も最大で20人前後だったのが、平均30人~40人ぐらいに増えたんです。これが最初の転機で、次が「アーサー」さん主催の『LoL』カスタムに参加した時ですね。あのイベントでストリーマーの知り合いが本当に増えたし、「えねころ」とか「みときんぐ」とか、今でも仲良くしてもらっている人たちと知り合えて、※レイドも結構してもらえるようになりました。

※自身のチャンネルで配信終了後、視聴者を別チャンネルの配信へ送り込めるTwitchの機能

たった一度の配信で圧倒的成長。要因はまさかの”泥酔『LoL』”

ーー懸念点だった横の繋がりができ、視聴者数も伸び始めたんですね。続く転機と言うと……?

大御所:7月に始めて参加した「k4sen」さんの※『LoL』カスタムですね。良くも悪くもたくさんの人に知っていただきました(笑)。

※ZETA DIVISION所属のストリーマー・k4sen氏が主催する『LoL』カスタム。突発的に開催されることが多く、参加募集Tweetには毎回多くのリプライが寄せられる

ーーリアルタイムで視聴していましたが、まさしく”神回”でしたね。でも初参加の時はまだお酒キャラでは無かったような。

大御所:そうですね。普段はけっこう空気を読むというか、まず周りの様子を見るタイプなんです。なので、ギャップじゃないけど余計に落差が半端じゃなくて(笑)

【LoL】女性Vtuberとは思えない声を出してしまう大御所にゅんこを見て笑い転げるk4sen

ーーまさか『LoL』カスタム中に泥酔するとは思いませんでした(笑)。本当に酔っ払っていたのでしょうか。

大御所:めちゃくちゃ酔っ払ってました(笑)。※あの時は350mlの缶チューハイ(アルコール度数9%)を4~5本開けていて。しかもご飯も食べてないし水も飲んでなかったから、ダイレクトにアルコールが回りました。翌日……というか、カスタムの終わりかけからずっと気持ち悪かったです(笑)お酒は元から好きなんですけど、お仕事を辞めた頃から習慣化しましたね。

2023年7月某日の配信にて、『LoL』カスタム中に大御所にゅん子さんが泥酔。「〇〇吐きそう」を筆頭にさまざまな名言を生み出した(画像はイメージ)

ーーちなみに、泥酔した状態で『LoL』カスタムに参加していた際の記憶はありますか?

大御所:全部しっかり覚えているので、逆にキツイんですよね(笑)。「そういえばあったな」じゃなくて、記憶がばっちり残ってます。酔った勢いのまま、「ハサキング」さんにチャットで「黙れ」って送ったんですけど、今でも仲良くしてくれているのでとってもありがたいです(笑)。あと、先日まで「VCR GTA」(グランド・セフト・オートVのストリーマーサーバー)があったじゃないですか。あの時もk4senさんが「ハァー、ハァー、吐きそうやー」ってめっちゃ言ってて。

k4senさん主催の『LoL』カスタム中で爪痕を刻んだ大御所にゅん子さん。Twitchチャンネルには当日の名場面がいくつもクリップ化されている(画像クリックで動画へ移動)

ーー耳に残るフレーズだし、気に入ったのかもしれませんね。Youtubeの切り抜き動画でも上がっていて驚きました。

大御所:でも、元々は参加するつもりが無かったんです。もちろんk4senさんが配信者カスタムを開いていたことは知っていたし、リスナーさんからも結構言われましたけど、いざその場に入ると喋らなくなっちゃんですよね。知らない人と喋るのって緊張するし、空気を読みすぎると言うか。それにk4senさんは私が学生時代の頃から見ていた超有名人だから恐れ多いし、自分から参加リプライを送れませんでした。

ーーということは、誰かに背中を押してもらったのでしょうか。

大御所:そうなりますね。リスナーさんもそうだし、V体を作ってくれた友達からも「リプライ送りなよ!」ってずっと言われて。「本当に無理!」と思いましたけど、私が『LoL』配信をしている時に、ちょうどk4senさんが参加募集Tweetをしていたんです。それも緊張からスルーしちゃいましたが、「もし次も募集があったら送る!」ってリスナーさんに宣言して、後日ようやくリプライを送りました。

k4senさんの『LoL』カスタム募集Tweetに向けた大御所さんのリプライ

ーー紆余曲折を経て参加に至ったわけですね。k4senさんの『LoL』カスタムに参加した際の感想もお伺いしたいです。

大御所:もう”緊張”しかなかったです。目の前に芸能人が立っているというか、「本物のk4senさんや!」って感じで。私は元々『LoL』配信にそこまで詳しくなくて、自分で配信を始めてから知った方々が多かったんですけど、それでもk4senさんの動画は何年も前から見ていたし、当日は何を喋ればいいか全然わかりませんでした。

ーーk4senさんも含め、配信者カスタム参加時にかけられた言葉で印象深いものってありますか?

大御所:ぱっと最初に浮かんだのは、k4senさんに「大御所って名前がおもろいな」って言われたことですかね(笑)。

ーー改めて考えるとそうですね(笑)。ここで名前の由来を聞いても大丈夫でしょうか。

大御所:ストリーマー活動をはじめる前から”大御所”って名前を使ってたんです。貫禄があると言うか、大御所って言葉が好きで。それまでだと仲間内で呼び合う名前しか無かったから、「Vtuberと言えば名字と名前があるだろ!」みたいに思って、軽率な考えで名字を大御所にしました(笑)。

ーーでは、下の名前の”にゅん子”も何か由来があるのでしょうか。

大御所:友達同士でゲームを遊ぶ時に”にゅん”って名前を使っていたですけど、大御所にゅんだと語呂が悪くいし、「女の子だったら”子”だろう」と考えてにゅん子にしました。

ーー名前の通り、今では『LoL』のサモナーレベル(ゲーム内レベル)も800に到達されていましたね。

大御所:ありがたいことに褒めていただけるんですが、本当にやってるだけで全然上手くならなくて。今シーズンは頑張ってエメラルド(ゲーム内ランク)に行けたらいいなと思ってます。

ーー陰ながら応援させていただきます。それにしても真っ赤に染まったOPGG(統計サイト)の画像は驚きました……!

大御所:あのイラストは、私の※V体を作ってくれたママ(制作者)が書いてくれました(笑)。

https://twitter.com/owariT_T/status/1679149707246059520
大御所さんのOPGG画面をモチーフにしたイラスト

※配信などに用いるアバター(Live2D/3Dモデル等)のこと

ーー配信画面でも時おり出てくるのでインパクトがありますね。ある意味で生かされた形でしょうか。

大御所:かもしれないです。k4senさんのカスタムに初めて呼んでいただいた時に貼ったスクショは確か13連敗していて。でも誘ってもらえるきっかけになったので、やっと13連敗が報われた感じですね。

初挑戦で良い思い出ができた「しゃるる杯」

ーー大御所さんは、「しゃるる」さんが主催した「しゃるる杯」にも参戦されていました。当時の感想をお伺いしたいです。

大御所:諸事情でちょうど仕事を辞めたタイミングで「しゃるる杯」のエントリー受付が始まって、「やるしかない!」みたいな。どうせ会社を辞めて暇になるし、無限に練習できるし、スケジュール空きまくりだから参加を決めました。

参加申請フォームの最後に「自由に書いてください」みたいな欄があって、そこに「仕事を辞めたのでいくらでも練習できます。しゃるる杯のために辞めました」って書いて送りましたね(笑)

ーー覚悟が文章に現れたんですね(笑)。プレイヤーとして出場されていかがでしたか?

大御所:しゃるる杯は一般応募からチームが組まれたので、「私は暇だけど他のメンバーは忙しい、だから練習時間がなかなか合わない」こともありました。

でも全体的に見ると楽しかったです。コーチが「Yunika」さんにめちゃくちゃ優しく教えてもらって、チームの雰囲気も良かったです。惜しくも予選落ちで終わりましたけど、良い思い出になりましたね。

しゃるる杯参戦後のTweet

ーー学校の部活動みたいな雰囲気ですね。それ以前にチームゲームの経験や、対人ゲームの大会に参加したことはありましたか?

大御所:友達とカスタムマッチを開いたり、「Clash」(LoLのゲーム内イベント)に出たことはありましたけど、大会参加はしゃるる杯が初めてでした。

だからなのか、みんな初対面でお互いが分かっていない中、コミュニケーションの仕方が難しかったです。それを解消するために、コーチを含めて色々喋ったりとか、暇を見つけてみんなでノーマルを回したりとか、数を重ねました。スクリムも全チーム中1番か2番ぐらいに多くこなしたと思います。

真の”大御所”を目指して配信を頑張りたい

ーー大御所さんがストリーマー活動を続けていくにあたって、直近で成し遂げたい目標があれば教えてください。

大御所:まずは「Twitchパートナーになる」ことですね。k4senさんのストリーマーカスタムに参加した後、二次会でよむさんやk4senさんと『LoL』のノーマル(カジュアルマッチ)を回していたんです。その時に「もしかしたらTwitchパートナーになれるかもしれない」と話したら、「まだなってなかったの?」と言われて(笑)。実は1回目の申請は落ちたんですけど、8月に入ったらもう一度申請するつもりでいます。

ーーでは、フォロワー数に関する目標についてはいかがでしょうか。

大御所:毎日Twitchのアナリティクスを見ていて、ありがたいことに7月だけで2300人ほど増えて本当にびっくりしました。その前はやっとフォロワー4桁台になって「これから頑張ろう!」というタイミングだったので。こんなに増えるとは思っていませんでしたが、近いうちにフォロワー5000人になったら嬉しいです。

あと、『LoL』以外のゲームも遊んでみたいですね。音を聞かないといけないし、喋りながらプレイできるか分からないけれど、『VALORANT』も含めてFPS系を何かできればいいなと思っています。

ーー具体的な目標をお伺いしましたが、「こんなストリーマーになりたい」といった将来の理想像はありますか?

大御所:大雑把で申し訳ないんですけど、『LoL』カスタムを通して大勢の人に知ってもらえたので、さらに面白いストリーマーになりたいですね。それでTwitchパートナーの申請が通ったら、将来お酒の案件を受けてみたいです(笑)。

大御所さんのもとに寄せられたファンアート

ーーリスナー目線でも注目度は間違いなく高まったと思います。

大御所:ありがたいことにファンアートを描いていただいたり、プレゼントも貰えるようになりました。なのでこの機会を上手く次に繋げたいですね。

ーー最後に、大御所さんのファンの方々へ向けてメッセージをお願いします。

大御所:いつも配信を見てくださってありがとうございます。もっと「面白い!」と思ってもらえるような配信をこれからも続けていきたいし、最終的には本当の大御所を目指して頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします!

大御所にゅん子

X(Twitter) @nyunkoro_
Twitch https://www.twitch.tv/nyunkoro
Youtube @nyunkoro
lit.link https://lit.link/nyunkoro

取材:eスポーツニュースジャパン編集部/龍田

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