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声優・水野朔が語る”FPS愛” チームゲームは「真剣に勝ちにいくからこそ楽しい」


FPS(ファーストパーソンシューター)をはじめ、eスポーツにまつわる様々な情報を取り扱う専門メディア「eスポーツニュースジャパン」(eスポ)。当メディアでは、プロゲーマー・ストリーマー・eスポーツキャスター・タレント……等々、各分野で活躍されている方を対象にインタビュー企画を実施しています。

今回お話を伺ったのは、2022年放送のアニメ作品『ぼっち・ざ・ろっく!』・山田リョウ役など、多岐にわたって数々のキャラクターを演じている声優・水野朔さんです。株式会社オブジェクト主催によるeスポーツ応援プロジェクト「声優e-Sports部」に4期生として参加(2022年10月~)。仕事とプライベートの両面でゲームを愛し、日夜コミュニティの拡大に寄与されています。

「eスポーツは交流が広がる良い機会」と楽しげに語った水野さん。約1時間のインタビューを通し、幼少期から育まれたゲームに対する思い入れ、そしてチームゲームに対する造詣の深さが見えてきました。

幼少期からゲームが生活の傍らに 『ドラクエⅩ』でオンラインゲームの楽しさを知る

――本日はよろしくお願いいたします!まずは水野さんが最初に遊んだ思い出のゲームについてお伺いしたいです。

水野朔さん(以下、水野):よろしくお願いします!一番最初はゲームボーイアドバンスの『ポケットモンスター ルビー・サファイア』ですね。もともと家族がみんなゲーム好きで、ファミコンやNINTENDO64も家にありました。

あとは従兄弟と私でよく遊んでたのが、ゲームキューブの『大乱闘スマッシュブラザーズDX』と『カービィのエアライド』。お父さんは「ウイニングイレブン』で、お母さんは「ファイナルファンタジー」とか「ドラゴンクエスト」をプレイしてました。

――幼少期からゲームで遊ぶことが身近な環境だったんですね。では人生の中で転機になったゲーム作品はありますか?

水野:『ドラゴンクエストⅩ』(以下、ドラクエⅩ)ですね。『ドラクエⅩ』からオンラインゲームにどっぷり浸かってしまって(笑)。周りに合わせるのが個人的に得意と言うか、「パーティーに回復役が必要だから」という理由で僧侶をやり込んでました。

――『ドラクエⅩ』は根強い人気がありますよね。ちなみに最初からオンラインプレイが目的で始めたのでしょうか?

水野:いえ、最初はオンライン対応だとは知らずに「ドラクエの新作だ!」と思って買いました。ただ当時はインターネット回線の調子が悪く、それに手元にあったノートパソコンもスペックがギリギリで。なので後からゲーミングPCを揃えました。

――オンラインゲームって最初のフレンドを作るのが意外と難しいところですが、水野さんはどのように交流の輪を広げていったのでしょうか?

水野:普通に一人で遊んでる時に、私から野良プレイヤーに声をかけたり、逆に向こうから声をかけてもらえることもありました。あとは『Apex Legends』だとTwitterで募集Tweetも投稿してましたね。最近はしてないんですけど、前は募集Tweetを見て参加して、そこから友達がまた増えて……みたいな。FPSや『PUBG』もフレンド経由で遊ぶようになったんです。

――PCゲームでオンラインの世界を知り、結果的にFPSの世界へ踏み込んでいったと。

水野:そうです。家庭用ゲーム機も持ってましたけど、それこそ「Call of Duty」(以下、CoD)も全くプレイしたことが無くて。PCでゲームを遊ぶようになってから本格的にFPSの世界を知りました。

「CoD」でチームゲームの大切さを学んだ

――初めてFPS作品や『PUBG』などのバトルロワイヤルゲーム(バトロワ)を遊んだ際に戸惑った点はありましたか?

水野:遊び始めは本当に上手くなれる気がしませんでしたね(笑)。一緒にプレイする人がFPS好きが多かったので、必然的に上手いプレイヤーが多かったんですよ。その中でずっと周りにキャリーしてもらうだけの状態が結構続きました。

――まったくの未経験者からプレイし続けて、段々とテクニックが上達していったんですね。

水野:PlayStation版は触ってなかったけれど、ゲーミングPCを買ってからは本格的に「CoD」をプレイしてました。時期は大体3~4年ぐらい前だったと思います。

当時はフレンドとチームを組んで、カスタムマッチで「混合」と呼ばれるCyACルールにハマってました。味方にAR(アサルトライフル)でサポートしてもらいつつ、私はSMG(サブマシンガン)で前線に凸って相手を倒してみたいな。前に出るのが好きなので、倒されても1キル取れたらラッキーという気持ちでやってました(笑)。

CyACルール:特定の武器・装備品・パークで「サーチ&デストロイ」等のゲームモードに挑む。5vs5のクラン戦などで用いられる。

――混合というワードを聞いて水野さんのFPSに対する熱量が伝わってきました。

水野:混合でチーム戦の立ち回りだったり、味方を助けるためのカバー術を学んだ気がします。あとは自分がプレイしているところを上手いフレンドに見てもらって、映像を録画して後から振り返ってました。マウス感度もそれまで調整してなかったけれど、「CoD」で始めて感度を変えてみたんですよ。

――当時からすでに競技寄りのプレイスタイルに親しんでいたんですね。以前Twitterで拝見しましたが、ゲーミング環境を整えたのもその頃でしょうか。

水野:友達に「これいいよ!」って言われて買ったLogicool G製のゲーミングマウスが最初の相棒で、そこから自分で色々と揃えました。軽くて動かしやすいマウスもそうだし、FPSは音が重要なのでヘッドセットも買いましたね。

でも最初は特にこだわってなくて、周りの人におすすめされて徐々に買い揃えていった感じです。それでも元々使っていたマウスとキーボードより使いやすいし、実際に触ってみてめちゃくちゃ良かったです。

勝ちを目指すからこそ仲良くなれる

――PCゲームからFPSなどのeスポーツタイトルと出会ったと伺いましたが、水野さんが”eスポーツ”という言葉を知ったきっかけをお聞きしたいです。

水野:『Apex Legends』を遊ぶようになってから、ストリーマーや実況者さんの動画を見ることが多くなりました。動画投稿を頑張っている方々の中にはプロゲーマーもいて、上級者のプレイスタイルを学ぶだけでなく、eスポーツと呼ばれる文化を知るきっかけになったと思います。

――確かに、動画はeスポーツを知る上で最も身近な媒体と言って良いかもしれません。水野さん自身は大会などの観戦経験はありますか?

水野:くまなくチェックしているわけではないですが、「Valorant Champions Tuor」(VCT)は期間中に見ています。周りに詳しいフレンドがいるので、試合の見どころやチームの強みを色々と教えてもらいながら観戦しています。

――周りに詳しい方がいると観戦も一気に楽しくなりますね。では、日頃からゲームプレイに熱心な水野さんが考えるeスポーツの魅力を教えてください。

水野:人との交流が自然と生まれる良い機会だと思いますね。パーティーを組む過程でフレンドが増えていくし、チームゲームだと味方と動きを合わせることも大事になります。もちろん気負わずエンジョイ目的で遊ぶのも楽しいけれど、真剣に勝ちにいくからこそ仲良くなるし、どちらかと言えば私もその方が遊んでいて楽しいです。

――チームを意識した戦い方ができるとさらにゲームが楽しくなりますよね。お話を伺っていると、水野さんは”攻めのプレイスタイル”が得意という印象を受けました。

水野:そうですね。FPSを含めて色んなゲームを遊ぶうちに思い切りは良くなったと言うか、行動を起こす前に「どうしよう…..」と悩んで結局辞める、みたいなことは無くなったと思います。『VALORANT』もデュエリストをよく選ぶので、判断のスピードは大切にしていて。その辺りはゲームから学んだ人生の教訓かもしれないです。

――声優e-Sports部での活動やOPENRECで配信されていた番組「水野朔のさくっときるぞっ!」など、”見られる”ことを前提としたゲームプレイで心がけていることがあれば教えてください。

水野:雑談配信と違って、ゲーム配信は「プレイしながらコメントを見る」ことがとにかく難しくて。と言うのも、ゲームをしているとやっぱりそっちに集中しちゃうんですよ。

特に試合中はコメントに目がいかなくて。なので自分の上手いプレイを披露するよりも、見せ場を求めて楽しく遊ぶ方へ持っていきました。その方がコメントも拾いやすいし、視聴者の皆さんにも気楽に見てもらえるのかなと。

――ご自身でエンタメに寄せていったんですね。

水野:そうです。これはゲーム配信だけでなく、雑談配信やラジオにも言えることなんですけど、まず「面白いと思ってもらいたい」というのがモットーにあって。関西出身なんですけど、聞いている人・見ている人に笑って欲しい気持ちがあるんです。「どうすれば飽きずに見てもらえるか」となった時、その場が面白くなるように心がけたい気持ちが常にありますね。

配信を通してゲームに興味を持ってもらえると嬉しい

――声優業・配信活動・声優e-Spots部での活働を含め、水野さんが直近でチャレンジしたいことについて教えてください。

水野:がっつりチームを組んで大会に出てみたいです。「楽しむこと」は大前提として、真剣に勝ちを目指したいですね。即席のチームじゃなく、最初からメンバーを固定して練習もしっかり行う。難しい面もあるかもしれないですけど、もし各所からOKが出るのであればやってみたいです。

――「CoD」の頃のような真剣勝負に挑みたいと。では「数年後にこうなって欲しい」といったご自身の理想像はありますか?

水野:お仕事やゲームに関することもありますが、犬か猫をお迎えしたいですね。ゲーム配信中に「ちょっと向こうで遊んでて」みたいに言ったり、プレイ中に腕に乗ってきて欲しいです(笑)。もし外で疲れても、家に帰ってペットの可愛い仕草を見れば何でも許せちゃうと思います。

――ペットに囲まれながらゲームで遊べるのは羨ましい限りです!最後に、水野さんのファンの方々へメッセージをお願いします。

水野:ゲームが好きな方はもちろん、「ゲームがよく分からない」という方でも楽しんでもらえるような配信を今後も続けたいです。楽しんでもらいつつ、少しでもゲームに興味を持っていただけてゲーム好きな方々が増えれば良いなと思っているので、今後もご声援をよろしくお願いいたします!

取材:eスポーツニュースジャパン/龍田

水野朔(SNS/配信)

さくりうむ(SMA) https://smavoice.jp/s/sma03/artist/79?ima=0109
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ソニー・ミュージックアーティスツ

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