熊沢世莉奈・水野朔・月城莉奈・川村海乃が出演「オフせすぽ Vol.8」第1部レポート|『ぽこポケ』布教から“ドラクエ10”談義、ご指名セリフリクエストまで濃密なゲームトーク展開
総勢43名の声優が集結するeスポーツ応援プロジェクト「声優e-Sports部」は8月15日、専門学校 東京クールジャパン・アカデミー(東京都・渋谷区)にて、「オフせすぽ Vol.8」を開催しました。
「オフせすぽ」とは、声優e-Sports部に所属する声優陣が参加し、ゲームにちなんだトークや演技力が試されるミニドラマなど、様々な企画が盛り沢山のオフラインイベントです。
8度目の開催となった本イベントの第1部には、声優e-Sports部のプロデューサーで本イベントのMCを務める吉村尚紀さんのもと、熊沢世莉奈さん(5期生)と水野朔さん(4期生)が出演。さらに“体験入部”として、ゲーム好き声優の月城莉奈さんと川村海乃さんの2名が登壇しました。なお、当初1部への出演が発表されていた月城日花さん(4期生)は体調不良のため出演を見合わせ、『VALORANT』などを一緒にプレイする深い友情で結ばれた水野さんが登壇する形となっています。
前回の「オフせすぽ Vol.7」が5月30日の開催だったため、今回は同年内2度目という異例のペース。熊沢さんと水野さんには2年ほど前の共演経験があったものの、それ以外の組み合わせはほぼ「はじめまして」という状態からのスタートとなりました。
本稿では、第1部の模様を抜粋しつつ、レポート形式でお届けします。
「もうヴァロしかしてない」から『ぽこポケ』布教まで、4者4様のゲームライフ
最初のコーナーは、4人の名前を並べた「熊沢・水野・川村・月城 SGD」。お題は「最近のゲームはどんな感じ?」というもので、事前アンケートの回答をもとに近況を語り合う内容です。
水野さんの回答は『VALORANT』。「もうヴァロしかしてない」という言葉どおりの熱中ぶりで、吉村さんからも「声優界では上位層」と太鼓判を押されます。自己最高となるダイヤ帯到達を報告したものの、直後のアクト更新によるランクリセットで2ランクほど降格し、ゴールド1からの再スタートになってしまったという“あるある”を明かしました。

同じく『VALORANT』をプレイする熊沢さんも、「なかなかプラチナに上がるのも大変で、今はゴールド帯」と現状を報告。2年前にDiscordを交換しながら予定が合わず一緒にプレイできていなかったという2人は、この日を機に改めて共闘を約束していました。
一方、川村さんは「TRPGやマーダーミステリー、ボードゲームなどリアルに集まって遊ぶゲームが好き」と語りつつ、「『ぽこ あ ポケモン』に生活を破壊されている」と告白します。ゲーム内に朝と夜の時間があるにもかかわらず、それを無視してポケモンを働かせてしまい、気づけば朝5時になっているのだそう。
さらに川村さんは、「人間が滅んだところから始まる“明るい滅亡もの”」として本作の魅力を熱弁。「この辺は津波が来てこういう地形になったんだろうな、と考古学的に説明できてしまう」という視点から、廃墟や地形の背景を読み解く楽しみ方を紹介し、荒廃した世界を少しずつ復興させていくストーリーの良さを語りました。「熱しやすいけれど飽きやすい」と自己申告する水野さんが、未プレイだった本作に興味を示す一幕も見られました。
1日“無限”時間、箸でポテチ──プレイスタイルが丸裸になったマッチングゲーム
続いては、お題への回答が一致したペアに景品の「ダイヤモンドリングキャンディー」が贈られる、オフせすぽ恒例のマッチングゲームへ。
1問目の「ゲームは1日何時間くらいプレイしていますか?(休日)」では、水野さんと熊沢さんがそろって「7時間」と回答し、さっそくマッチングが成立。ともに『VALORANT』を軸に、夕食や入浴の休憩を挟みながら夜まで遊ぶスタイルで、「そのくらいで集中力が切れてエイムがブレてくる」という感覚まで一致していました。
「10時間」と答えた月城さんは、MMORPGにログインしたまま作業を回しつつ、スマホで『ウマ娘 プリティーダービー』を進め、さらに『ぽこ あ ポケモン』と『Apex Legends』も並行するという4タイトル同時進行のマルチタスクぶりを披露。「1から無限」と書いた川村さんは、「1日の終わりと始まりがなくなってしまう」タイプで、『スプラトゥーン』にハマった際は、「人としての形を保てない」と判断してやめたというエピソードで会場を沸かせました。

この流れから、初心者が味わいがちな“暴言や煽り”の話題にも展開。「知らない言語で罵倒されて闇落ちしてしまった」という月城さんに対し、水野さんが「一緒に遊びましょう」と手を差し伸べる場面もありました。
2問目の「ゲームのお供に欠かせないアイテムといえば?」では、月城さんが「グミ」、川村さんが「のど飴」、水野さんが「じゃがりこ」、熊沢さんが「ポテチ」と回答して惜しくも不成立。それでも、「ゲーム中に食事を忘れるので、硬いグミで咀嚼して満腹感を得る」(月城さん)、「ボイスチャットを繋ぎっぱなしで喉が枯れる」(川村さん)と、それぞれの理由には確かな説得力がありました。
とりわけ共感を集めたのが熊沢さんの回答で、「『VALORANT』はラウンド間が15秒ほどしかなく、武器を購入していると手を拭く時間がない」という理由から、ポテトチップスを箸でつまんで食べていると告白。自分が倒された後の観戦時間が最大の“おやつタイム”だという実践的な解説に、プレイヤー層の来場者から大きな反応がありました。
4人中3人が「僧侶」!ドラクエ10談義と“チワプー”でつながった獣使いコンビ
3問目のお題は、「勇者・戦士・魔法使い・盗賊、そして私。自分がパーティーに実装されるならどんな役割?」という難問。人気どころを出題側に押さえられた状態で、自身の個性をどう職業に落とし込むかが問われます。
回答を書く前の雑談から、水野さん・川村さん・月城さんの3人が「僧侶」を挙げ、そのまま『ドラゴンクエストX オンライン』談義が白熱。「神僧侶(神がかった素晴らしい僧侶)をやっていた」という月城さんに、「前衛が食らう前にベホマラーを撒けたときの自分がカッコいい」と川村さんが応じ、「必殺技の詠唱が長すぎて、撃つ頃には全員回復し終わっている」という“あるある”で完全に意気投合していました。

そんな中で成立したマッチングは意外な組み合わせで、月城さんの「犬育て屋さん」と水野さんの「獣使い」がほぼ一致。2人は楽屋で愛犬がともに“チワプー”だと判明していたそうで、「チワワ寄りかプードル寄りかで見た目がまるで違う」と写真を見せ合った話も披露されました。この日2度目のマッチングとなった水野さんが、リングキャンディーを2つ獲得しています。
RPGをあまりプレイしないという熊沢さんは、「至るところにいて、場所によってはレアなアイテムを売っている」という理由から「商人」をチョイス。「世界樹の葉」や「ベホマ」といったドラクエ用語を「『VALORANT』でいうセージのアルティメット」と翻訳して理解していく様子は、まさに“せすぽらしい”光景でした。僧侶を選んだ川村さんは、「前衛だとモンスターの怖い顔が目の前に来て、ゲームに集中できない」という切実な理由から後衛職に落ち着いたと明かし、「僧侶が私のベストオブ職業」と言い切っています。
コーナーの合間に紹介された事前アンケートでは、水野さんが思い出のタイトルに『牧場物語』シリーズを挙げ、「乙女ゲー寄りの要素+牧場経営」という構造の魅力を熱弁。「つい出ちゃう一言」では水野さんと熊沢さんがともに「NT(ナイストライ)」と回答して一致。対戦ゲームに挑戦した月城さんからは、敵から届いた「GM」を罵倒だと思い込んでいたら、実際は「Good Morning」の挨拶だったという体験談も飛び出しました。
「私に勝てるかな?」ご指名セリフリクエストで飛び出した新境地
続く企画は、「こんなキャラボ聞いてみたいぞ ご指名セリフリクエスト」。モニターに表示されたゲームキャラ風のセリフを、「4人の中の誰の声で聞きたいか」を全員が同時に指名し合うという内容です。
1つ目の「さあ始めようか。私に勝てるかな」という格闘ゲームのキャラクターセレクト風セリフには、熊沢さんが2票を集めて指名。凛とした声色でクールに演じ切り、「普段はふわふわ可愛い系だから、このキリッとしたギャップが見たかった」と共演者からも絶賛されました。

2つ目の「君のこと、私が一番大好きなんだよ」というセリフでは月城さんが指名を受け、「たくさん女の子がいる中で、私が一番なんだよと改めて伝える。恥じらいと、少しツンデレな感じも混ぜた」という設定の解説付きで熱演。3つ目の「全部撃ち抜くんだよ。全部一発でな」というセリフでは、川村さんが2票獲得。重厚なバトルものを彷彿とさせる仕上がりに、会場から感嘆の声が上がります。
4つ目では、自分自身を指名してもよいというルールを活かし、川村さんが自ら手を挙げて「川村海乃、参戦」を担当。「いつか“参戦”できるキャラクターになりたい。地の声でやってみたかった」という本音を明かしました。5つ目の「ああ、あなたと幼馴染じゃなかったらな」では水野さんが3票を集めて登板し、「イマジナリー幼馴染」という設定を背負って演じ切ると、共演者からは「通ったことのない高校の景色が浮かんできた」という最大級の賛辞が贈られています。

そして最後は、まさかの全員一致でMCの吉村さんが指名される展開に。「奴は大事なものを盗んでいきました」というお馴染みのフレーズを受けた吉村さんが、「それは、あなたのマイナ保険証です」と啓発ビデオ風のアドリブで締めくくり、会場は大きな笑いに包まれました。体験入部の2人からは「せすぽに入ったら、こんな幸せなことが定期的に起きるかもしれないと思った」という感想も飛び出しています。
“あの世まで持っていきたいゲーム”はマリオカート。DSを折られた思い出も
再びアンケート紹介に戻ると、「あの世まで持っていきたいゲーム」という質問に、川村さんと月城さんがそろって『マリオカート』シリーズを挙げていたことが判明します。
Nintendo Switch 2と同時に購入したという川村さんは、「幼少期にやっていなかったせいか、まったく上手にならない」と苦笑い。それでも「上手にならないということは、一生飽きないということ」「来世はマリオカートが上手な人に生まれたい」と前向きに語りました。

対する月城さんの理由は、弟と遊んだ思い出。ニンテンドーDS版に熱中しすぎて宿題も塾も放り出した結果、母親の怒りが頂点に達し、DS本体を真っ二つに折られてしまったという衝撃のエピソードを披露します。それでも「今も実家に帰ると弟と一緒にマリオカートをやる」と語り、苦い思い出が今なお家族との時間につながっていることを明かしています。
来場者も参戦「Party Party Time」対決、4度目の出演・水野朔が2連覇
オフせすぽ恒例となっている来場者参加型のゲーム大会「対決!君とのゲーム大会」では、第1部の題材として最大6人プレイに対応したミニゲーム集『Party Party Time』を使用。声優陣4名に加え、じゃんけんを勝ち抜いた来場者2名が参戦し、合計2セットのバトルが繰り広げられました。
序盤の見どころとなったのは、グラスに水を注いでいくチキンレース形式のミニゲーム。「他人を蹴落とすために大量に注ぐ」という戦法に出た熊沢さんが、逆にその積み重ねで自らの首を絞めてしまう展開となり、吉村さんも「1周目で入れまくった人がやられるのが面白い」と笑いを誘います。
意外な波乱が起きたのはカートレースのミニゲーム。「あの世まで持っていきたい」ほどマリオカートを愛する川村さんと月城さんが揃って大苦戦し、なぜか車体が後退してしまう事態に。最終的に「後ろ向きの方が余計なスピードが出ないので安定する」という結論に達し、バックしたままゴールを目指すという珍場面が生まれました。
箱を積み上げる形式のミニゲームでは、水野さんが熊沢さんを執拗に狙い撃ち。「私以外みんな攻撃してくる」と熊沢さんが悲鳴を上げる場面も。バチバチとした攻防が続いた末、2セットとも制したのは水野さんでした。「このゲームも4回目なので」と語る、通算4度目の出演者らしい勝負強さが光る結果となっています。
大会後、川村さんは「ゲームが苦手な人でもチャレンジできるし、初対面の人ともこれをやったら仲良くなれる」*とパーティーゲームの醍醐味を実感した様子でした。
自作カードゲームのミニドラマから、まさかの自家製梅干しトークへ
第1部の締めくくりは、声優としての本領が発揮されるミニドラマ「こんな私変ですか? ミニドラマ ゲームの日常」。出演者の1人がアンケートに寄せた“悩み”を下敷きに、ゲームライフあるあるを描く朗読劇が上演されました。
ミニドラマの題材となったのは、自作のワードゲーム。提示された文章の中から2文字以上の言葉を3つ見つけて早く言った人が勝ちというルールで、劇中では「野沢雅子」から「佐野」「座間」といった地名を導き出す例が登場します。主人公を演じた熊沢さんは周囲のスピードにまったく追いつけず、「待って、待って」を連発。最後に読み上げられた「私はゲーム中、待って待って待ってばかり言ってます。こんな私変ですか?」という一文で、悩みの主が明かされる構成でした。
アフタートークで熊沢さんが「私も結構“待って”って言っちゃうタイプなので、すごく気持ちがわかる」と共感を示す一方、劇中に登場した「すっぱーい梅干し、上手にできるかな?」というもう1つの文章から、川村さんによる”自家製梅干し”の話題へと急展開。土用干しを始めた日が台風の前日だったため、「サーキュレーターと加湿機能付き空気清浄機をフル稼働させ、一瞬晴れた隙に外へ干しに行った」という奮闘記や、「しょっぱい梅干しで焼酎のお湯割りが飲みたくて作っている」という動機まで語られ、ゲームイベントとは思えない方向へ脱線しつつも、出演者の素顔が覗く時間となりました。
「一人ずつVALORANTに引き込む作業をしております」4人が語ったゲーム愛と感謝
寄せ書きサイン入り色紙と、寄せ書き・落書き入りチェキのプレゼントじゃんけんを経て、オフせすぽ Vol.8の第1部はエンディングを迎えました。
熊沢さんは「貴重なお休みの時間に足を運んでいただき、本当にありがとうございました」と感謝を述べ、天候や気温の変化が続く時期であることに触れながら「元気にまたお会いできることを楽しみにしています。皆さんとゲームができて本当に楽しかったです」と締めくくります。
体験入部の川村さんは、「子供の頃からの夢だった“みんなでワイワイゲームをやる”が実現できて、すっごく楽しかった」と笑顔を見せ、じゃんけんに敗れた来場者へ第2部への参加を呼びかけました。
同じく体験入部の月城さんは、「せすぽの制服をずっと着てみたかった」と念願が叶った喜びを語り、「また皆さんと一緒にゲームがしたい」とメッセージを送ります。
そして4度目の出演となった水野さんは、「まさか自分が4回目になるとは」と驚きを口にしつつ、「久しぶりのオフせすぽで、こうしてまた皆さんと近い距離で一緒にゲームしたりお話しできて、とっても楽しかった」と振り返りました。最後は「声優e-Sports部で集まった方々を一人ずつVALORANTに引き込むという作業をしておりますので、ぜひ一緒に遊んでいただけると嬉しいです」と呼びかけ、大きな拍手を集めました。
吉村さんも「今日は声優だけでなくゲームも大好きという共通点で集まった時間。今日話題に出たゲームに関心を持ち始めてみるのもいいし、彼女たちがプレイするのを見るのもいい」と総括。お盆の真っ只中、コミックマーケットの開催期間とも重なる中で駆けつけた来場者に見送られ、4人はステージを後にしました。
“体験入部”という入口から新たな縁が生まれ、ゲームという共通言語で初対面同士が一気に打ち解けていく──。オフせすぽ Vol.8の第1部は、声優e-Sports部というプロジェクトが持つ間口の広さを、改めて感じさせる時間となりました。
声優e-Sports部 公式ページ
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執筆:eスポーツニュースジャパン






