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『LoL』世界中のプレイヤーが阿鼻叫喚した最悪のメタTOP3|タワーが意味をなさなかった「旗ポータル」戦法とは?【おすすめ動画】


日々さまざまな情報を取り扱うeスポーツニュースジャパン(eスポ)ですが、我々が目を向けているのは大会の結果やプロチームの動向だけではありません。

本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

なぜ「ファンネリング」や「旗ポータル」は嫌われたのか?

今回ご紹介する動画は、SmashlogTV – LoLが投稿した「【黒歴史】本当にあったLoL史上最悪のメタTOP3【LoL / League of Legends】」です(公開日:2023年7月13日)

本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の競技シーンにおける、かつて存在したゲーム環境について解説しています。

▲ハイライト(動画より引用)

どのようなジャンルであれ、対人戦をメインに据えたゲーム作品では、時期によって様々なメタ(ゲーム環境)が存在していると思われます。例えば運営陣によって新キャラAが実装された場合、そのカウンターとして別のキャラBに注目が集まり、今度は使用機会が多くなり始めたキャラBに有利なキャラCが研究され始める……といった具合に、運営とプレイヤーが相互に介入することにより、ゲーム内の対戦県境は常に流動しています。

こうしたケースは『LoL』においても例外ではありません。むしろ『LoL』は2~3週間でアップデートが適用されるため、メタの移り変わりは比較的早い方だと推測されます。そして本動画では、『LoL』国内リーグで実況&解説を務める”Jaeger”氏と”リクルート”氏が出演し、評判の悪かった『LoL』のゲーム環境をランキング形式で取り上げています。

▲ハイライト(動画より引用)

最初にJaeger氏がピックアップしたのは、試合をキャリーする性能に長けたJGチャンピオンにリソースを注ぐ「ファンネリング」です。具体的にはJGに「マスター・イー」、MIDに「タリック」を採用し、MIDのCSや経験値をマスター・イーがすべて回収。タリックはサポートに徹しつつ、マスター・イーと組んで他レーンもろとも試合を破壊するプレイスタイルを指します。

ファンネリングの対抗策はあるにはあるものの、知識が無いと育ったキャリーJG(マスター・イーやカーサス等)を倒すことができないため、一方的な試合展開になることもしばしば。競技シーンでも採用はされたものの、ファンやプレイヤーからの評判は悪かったと言えるでしょう。

▲ハイライト(動画より引用)

Jaeger氏だけでなく、解説のリクルート氏も合わせて「最悪のメタだった」と語るのが、ミニオンを強化して強制的なプッシュウェーブを作り出す「旗ポータル」です。『LoL』にかつて存在したアイテム「統率の旗」のアクティブスキルを使い、自軍のミニオンを大幅に強化してウェーブの主導権を掌握。加えて小型モンスターを生み出すアイテム「ジロットポータル」も併用し、ちょっとやそっとでは覆すことのできない大量のミニオンウェーブを作り出し、相手チームのタワーを速攻で折る……というメタです。

旗ポータルによってウェーブが強化されると、たとえ体力が満タンのタワーであっても、大砲ミニオンの攻撃を5~6発受けると破壊されてしまいます。それと同時に並大抵の攻撃ではウェーブを処理することもできないため、旗ポータルの対抗策は「こちらも旗ポータルで迎え撃つ」ことぐらいしかありません。大波のようなプッシュウェーブを作り出し、両チームとも延々とTOPをプッシュし続ける……。こうした環境に辟易するプレイヤーが想像以上に多く、旗ポータルは統率の旗とジロットポータルの削除により、終わりを迎えました。

▲ハイライト(動画より引用)

定期的なアップデートによって環境が目まぐるしく変わる『LoL』では、「ほんの1ヶ月前には常識だった戦法が速攻で忘れ去られていく」という状況も珍しくありません。そうした歴史を知るうえでも、本動画は大変参考になると言ってよいでしょう。興味がある方はぜひ一度チェックしてみてください。

執筆:eスポーツニュースジャパン編集部

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