『LoL』11年前のFaker選手やサモリフの地形が懐かしい「Worlds」優勝の瞬間まとめ【おすすめ動画】
日々さまざまな情報を取り扱うeスポーツニュースジャパン(eスポ)ですが、我々が目を向けているのは大会の結果やプロチームの動向だけではありません。
本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
ALL WORLDS WINNING MOMENT!
今回ご紹介するのは、OPLOLReplayが投稿した「ALL WORLDS WINNING MOMENT! (2011-2024)」です(公開日:2024年11月15日)
本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の世界大会「World Championship」(Worlds)優勝の瞬間にフォーカスしています。
10年以上にわたって競技シーンが続いている『LoL』において、「Worlds」は年間の最強チームが決定するメジャーイベントです。同大会は2011年度から開催されており、EU(欧州)やLCK(韓国)、LPL(中国)……等々、様々な地域の強豪チームが世界中に自分たちの実力を示してきました。
本動画は、そんなWorldsにおいて、決勝大会で勝利したチームがトロフィーを獲得する”優勝の瞬間”を各年度ごとに収録しています。
例えば、現在eスポーツシーンにおいて最も有名と言っても過言ではないプロeスポーツプレイヤー”Faker”選手がデビューしたのは2013年の出来事。そして1年目で華々しい戦果を上げ、そのまま「Worlds 2013」で所属チーム「T1」を優勝へ導くという偉業を成し遂げました。Faker選手は現在メガネを着用して試合に臨んでいますが、2013年当時はまだメガネをつけておらず、雰囲気も現在とは異なる様子がうかがえます。
その後、Faker選手は2015年、2016年と世界大会で2連覇を達成。また2023年度と2024年度も頂点に上り詰め、Worldsだけでも合計で5個の優勝トロフィーを獲得しています。その戦績も含めて、今もなお”『LoL』と言えばFaker”とファンや競技プレイヤーに言わしめるほど、強い存在感を放っているのです。
WorldsはどうしてもFaker選手とT1の活躍が注目されがちですが、10年以上開かれてきた世界大会だからこそ、『LoL』を通して十人十色のドラマが繰り広げられています。「Worlds 2022」でT1を倒した「DRX」はその最たる例と言えるでしょう。
当時「DRX」に所属していた”Deft”選手はFaker選手と同じ高校に通っていた同級生でした。2人はまたたく間に卓越した『LoL』プレイヤーとして競技シーンに足を踏み入れますが、Faker選手が輝かしいキャリアを打ち立てる一方、Deft選手は結果を残すことができず苦悶の日々を送っていました。
一貫してT1に所属し、世界最強の称号を何度も手中に収めたFaker選手。その一方、所属チームを転々としながら競技シーンで戦い続けるも、あともう少しのところでチャンスを逃し続けてきたDeft選手。両者はキャリアが10年目に差し掛かろうとしていた2022年、世界大会の決勝戦で相まみえることになったのです。まるで作られたドラマだと錯覚するほど、衝撃的な結末を迎えたWorlds 2022。記事の体裁上ここでは詳細を語りませんが、興味がある方はYoutubeで公開されている「WORLDS 2022 | Moments & Memories」をチェックしてみてください。
今回ご紹介した動画は、『LoL』競技シーンの歴史を振り返る上で最適な一本だと言えるでしょう。特にここ最近『LoL』を始めたプレイヤーにとってはサモナーズリフトの地形やアイテムの種類など、現在の環境と異なるポイントが多く見ていて飽きないはずです。本年度の世界大会で5度目のトロフィーを手にしたT1の勇姿を含め、ぜひ内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部