『LoL』競技シーンで”鬼哭啾々”が炸裂!ヤスオ」の鮮やかなベストプレー集【おすすめ動画】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
eスポーツ史に残る「ヤスオ」の華麗なプレイング
今回ご紹介するのは、LoL Esportsが投稿した「Top 5 UNREAL Yasuo Plays in LoL Esports History | Ultimate List」です(投稿日:2021年11月5日)
本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の競技シーンで見られた「ヤスオ」のスーパープレーに焦点を当てています。
『LoL』に登場するヤスオは、刀による近接攻撃を主体に戦うファイター系チャンピオンです。主にMIDレーンで運用されるほか、TOPやBOTといったレーンでも使うことができ、幅広いプレイスタイルに対応したポテンシャルの高さが魅力的なチャンピオンだと言えます。
しかしその反面、ヤスオはとにかく扱うのが難しいチャンピオンとしても有名です。リーチの短い攻撃を当てないとスタックが溜まらないQスキル「抜刀」をはじめ、相手と距離を詰める(または距離を取る)ために必須のEスキル「風薙ぎ」は、そもそも相手チャンピオンやミニオン等のユニットがいない場所では使うことができません。優れたキルポテンシャルを秘めているけれど、真価を発揮させるには相当な熟練度が必要になる。これが「ヤスオは難しい」と言われている最大の所以です。
『LoL』上級者でも使いこなすのが難しいヤスオですが、動画内ではプロeスポーツプレイヤーによる鮮やかなコンボプレーが複数取り上げられています。
最初に登場したのは、韓国に拠点を置くプロeスポーツチーム「KT Rolster Roster」(当時)に所属するMIDレーナー”Bdd”選手のハイライト。JGの「グラガス」が放ったULTが敵陣営の複数プレイヤーをノックアップさせると、一瞬のスキを突いてすかさずヤスオのULT「鬼哭啾々」を発動。一気に3名の敵プレイヤーに大ダメージを叩き込み、不利な戦況を覆すことに成功しました。
ヤスオのULTはノックアップを誘発させるスキルと相性が抜群。競技シーンでも先述のグラガスをはじめ、「ダイアナ」や「ノーチラス」などのチャンピオンと一緒にピックされる機会が多く見られます。
続いて掘り下げるのは、韓国リーグで巻き起こった「Nongshim RedForce」(NS)と「OKSavingsBank BRION」(BRO)の一戦。ヤスオをピックしたのはNS陣営の”Gori”選手です。
ファーム中のGori選手を狙うべく、BRO陣営のプレイヤー3名がMIDレーンへ侵攻。「アリスター」やグラガスといった行動妨害スキル持ちのチャンピオンたちに狙われ絶体絶命の危機。しかしGori選手は瞬間的に状況を判断し、Eスキルで3名のプレイヤー相手に攻撃を避け続け、スタックを溜めた状態からのQスキルでBRO陣営をノックアップさせることに成功します。
時間稼ぎが功を奏し、駆けつけた味方プレイヤーたちと共に鬼哭啾々を発動したGori選手。「人数差を活かしてMIDレーナーを仕留める」というBRO陣営の思惑を打ち破り、観客のみならずキャスター陣をも唸らせました。
本稿で取り上げたヤスオのスーパープレーは一部に過ぎず、動画内では『LoL』の代名詞とも言えるプロeスポーツプレイヤー”Faker”選手のプレイシーンをはじめ、球技シーンを沸かせたハイライトがまだまだ収録されています。熱心なヤスオ使いのみならず、『LoL』に興味のある方はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部