【LoL】意味不明なプレーに隠された勝利の方程式とは?G2所属”Mikyx”のプレイから学ぶ【おすすめ動画】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどをご紹介します。
Mikyxが極め実践する超ウザいプレイスタイル
今回ご紹介するのは、LoL Esportsが投稿した「Mikyxが極め実践する超ウザいプレイスタイル」です(公開日:2024年1月19日)
本動画は、プロチーム「G2 Esports」(G2)・『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)部門に所属する”Mikyx”選手のテクニックに焦点が当てられています。
Mikyx選手は、スロベニア出身の『LoL』プロプレイヤーであり、欧州を拠点に活動するG2『LoL』部門のサポートを担当。世界大会「Worlds 2023」にも出場し、大胆かつ慎重なプレイングでチームを支え続けました。
本動画は、そんなMikyx選手が試合中に見せた”挑発的なプレイスタイル”に着目。実際のプレイシーンを参考に、同選手が実践する具体的なテクニックをいくつか紹介しています。
最初の題材は、LECに属する「MAD Lions KOI」(MAD)とのレーン戦。G2側は「ブラウム」「ザヤ」という組み合わせに対し、MAD側は「ノーチラス」「ニーラ」という組み合わせで、G2は必然的に慎重な立ち回りが求められるシーンです。MAD側はウェーブを押し切ってリコールし、装備を整えてレーン復帰したいタイミング。この瞬間を狙い、Mikyx選手は視界が確保されていないブッシュへ踏み込み、ノーチラスにAAを入れて素早く後退しました。
ミニオン差とレベル差があり、ノーチラスにつかまる危険性が高いブッシュ内をチェックしたMikyx選手。ハイリスクな行為であることに変わりありませんが、MAD側へガンクを警戒させたことにより、約5秒ほど時間を使わせることに成功。G2はウェーブをフリーズさせることなく、逆にミニオンウェーブを押し込んでバウンスさせることができました。
続く試合も同じくLECの「Team BDS」との戦いです。戦況が拮抗する中、G2側はトップレーンでミニオンを処理していた「ジャックス」を狙うべく移動。しかし、Mikyx選手はたった一人でBDS側のジャングル内へと侵入。チームメンバーが即座に駆けつけることができない状況にも関わらず、BDS側の「マオカイ」へ殴りかかっていきました。
本来ならばすぐさまBDS側に捕まり、すぐさま倒れてしまう場面。ところがMikyx選手は絶妙なポジショニングでBDS側の攻撃を避け続け、単身で囮になることを選びました。その結果、他のG2メンバーがトップレーンのジャックスを倒し切り、人数差を作ることに成功。BDSはMikyx選手を捕まえることができず、時間やスキルといったリソースを無駄にしてしまいました。
相手チャンピオンとの距離を正確に把握し、攻撃されるかされないかのポジショニングを徹底的に突き詰める。一見すると危ういながらも、計算され尽くしたアグレッシブなプレイスタイルがMikyx選手の強みと言えるでしょう。普段から『LoL』でサポートやADCをプレイしている方は、ぜひ一度この動画をチェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部