日々さまざまな情報を取り扱うeスポーツニュースジャパン（eスポ）ですが、我々が目を向けているのは大会の結果やプロチームの動向だけではありません。

本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

『VALORANT』プロチーム指導者の会合に密着

今回ご紹介するのは、VALORANT // JAPANが投稿した「TIMEOUT第１話// VCT PACIFICコーチたちの会合！」です（投稿日：2024年4月5日）

本動画は、タクティカルシューター『VALORANT』の競技シーンでプロeスポーツチームを指導するコーチ陣の会合に焦点が当てられています。

今回の会合に集まったのは、Ewok（Rex Regum Qeon）・Carlão（ZETA DIVISION）・ Astell（DetonatioN FocusMe）・Autumn（T1）・Warbirds（Team Secret）の計5名。いずれも「VCT PACIFIC 2024 Stage1」出場チームの指導を担うコーチ陣であり、今回の場ではプロチームを適切に導く方法、各々が職務を全うするうえで心がけていること等々、多岐にわたってトークが繰り広げられました。

動画時間は約28分ほどですが、パートごとにトークテーマを設けて進行しているのがこの会合の特徴です。例えば「どちらか一方の選手しか加入させられない場合、あなたはどちらを選ぶか？」というテーマでは、”プレイは最高だけど意思疎通が全く取れない選手A、もしくは”ゲーム理解力とコミュニケーション力に優れてるがスキル面で不安が残る選手B”が話題に上がりました。この問題に対し、ただ一人「A」と答えたのはAstell氏（DFM）。「何回もキルを逃すのは有りえないけど、試合ごとに10キルぐらいしてくれるならコミュニケーション面の優秀さを考慮して迎え入れたい」と述べ、連携力に関する考察を他のコーチ陣へ示しました。

競技シーンのコーチ陣と言えど、各々が秘める見解には相違がつきもの。しかし「マップのBAN/PICKでゲームの勝敗が決まるか？」というテーマに関しては、全員が「決まる」と即答しました。その理由についてCarlão氏（ZETA）は「BAN/PICKが最悪な場合は試合が台無しになる可能性もある」と回答。同じくAstell氏（DFM）も「とても重要である」と答えたのち、「BAN/PICKが適切であれば戦況を柔軟に予想できる。それに選手たちの自信にも繋がる」と補足しました。

上記のトークテーマ以外にも、コーチ会合では「各チームで最もスキルの習得スピードが早い選手は？」といったお題をはじめ、実際の試合動画を見ながらコーチ陣がハイライトを解説したりと内容が満載。現在進行形で開催されている「VCT PACIFIC 2024 Stage1」の試合だけでなく、本動画もチェックしておくとより競技シーンに対する理解度が深まるはずです。

執筆：eスポーツニュースジャパン編集部