賞金総額20億円の大会に選手移籍交渉サービス?!|eスポ編集長が選ぶ今週の海外ニュース
eスポーツニュースジャパン編集長の鈴木です。
eスポーツに関するメディアは他にもありますが、国外のニュース情報をまとめたものは少ないため、eスポでは積極的にご紹介しようと思います!
※基本的には海外記事の抜粋や補足情報でサクサク書いていきます。面白いニュースは深く掘り下げます。
Contents
1.サウジアラビア、賞金総額1500万ドルのeスポーツイベントを今夏開催
サウジアラビアeスポーツ連盟は今夏、サウジの首都リヤドで8週間のゲームイベント「Gamers8 Festival」を開催すると伝えました。賞金総額1500万ドル、日本円にして(2022/06/11時点)20億円の大規模イベントです。
7月14日〜9月8日まで開催されるこのイベントは、eスポーツのゲームタイトル、参加チームは未定です。
しかし、告知映像にはTeam Falcons、YaLLa Esports、Nigma Galaxyの選手が出演していて、これらのチームはいずれも中東を拠点としています。
元記事はこちら↓
https://esportsinsider.com/2022/05/saudi-arabia-public-investment-fund-esports-nintendo-stake/
サウジアラビア政府は、ゲームとeスポーツに積極的に投資しており、このイベント開催もその一環だと思います。
過去には日本でも賞金3000万円の大会がサウジアアラビアと共同で行われました。
その時に使用されたeスポーツタイトルなどの詳しい情報はこちらから↓
eスポーツで強い国といえばアメリカ・韓国などは有名ですが、意外にもサウジアラビアはeスポーツ先進国なのかもしれません。
2.eスポーツ代理店DotX Talent、選手向け移籍交渉サービスを開始
eスポーツ選手向けに法的マネジメントサービスを提供するDotX Talentが、選手の移籍交渉に特化したサービスを開始したと報道されました。
選手向け移籍交渉サービス開始の背景には、eスポーツチームと選手の利益相反問題があるそうです。
これは、双方の交渉代理を代理店が一手に引き受けるモデルにより引き起こされていて、それを解決するサービスになります。
日本でも徐々に海外選手の移籍や契約更新などが増えてきているので、もしかするとこのサービスが必須になる未来が選手、チームへ訪れるかもしれません。
元記事はこちら↓
https://esportsinsider.com/2022/06/esports-agency-dotx-talent-launches-player-transfer-service/
3.BMWとeスポーツチームFnaticが提携、ベルリンにeスポーツ施設開設
イギリスのeスポーツチームFnaticは、ドイツの自動車メーカーBMWと提携し、ベルリンにeスポーツ施設を開設しました。
出所:Fnatic HP
新たに開所したeスポーツ施設「BMW x Fnatic Esports Performance Facility」は、最高級の内部ネットワークシステムを備え、社内ジム、キッチン、更衣室、リラックス・レクリエーションエリア、ゲームパフォーマンス室2室、コンテンツスタジオ、マッチレビュールーム、BMWシムレーシングリグ、専用オフィススペースなどを完備していると言います。
BMWグループのゲーミング&スポンサリング部門責任者であるPia Schörner氏は、次のようにコメントしました。
「この施設は、チームがeスポーツの最高レベルで競争できるようになるため、必要なすべての側面をカバーします。選手の心身の健康からコンテンツ制作、ゲーム内のパフォーマンスまで、幅広いアプローチで、BMWのwスポーツに関する哲学を反映しています。さらに、この施設は、Fnaticとその選手のパフォーマンスをさらに向上させるために私たちが提供するBMWグループのイノベーションを紹介するための最適な舞台となります。今後、いくつかのエキサイティングなプロジェクトを実現させていきます。」
紹介動画もアップロードされていたので、実際の施設の様子が気になかった方はぜひ視聴してみてください。
最近も東京タワーに新たにeスポーツ施設が建設されたように、このようなeスポーツ施設は徐々に増えていくと予想できますね。
まとめ
今回の記事では、海外の面白いと思ったニュースを紹介しました。
日本よりもやはり海外の方が施設、賞金などの規模が大きかったり、日本に無いサポート体制やサービスが海外にはあることがわかります。
もっとeスポーツに詳しくなりたい!という方は海外のeスポーツ事業を調べても良いかもしれません。
eスポでは定期的に海外のニュースを紹介していく予定なので、今後も楽しみにしていてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。