【VALORANTニュース】Kr1stalがまさかの完全FA発表…RIDDLEの長きにわたる戦いが終了など【9月第4週】
eスポーツニュースジャパンでは、毎週VALORANTで起きた出来事(主に日本シーン)をまとめてお伝えしています。
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今週は先週Ascension Chinaを制し遂にリーグ昇格を果たしたKr1stal選手がFAを発表したり、RIDDLEの長きにわたる戦いが終了しました。
Contents
Yowamu・Ask 移籍先募集
まずはBC SWELLがYowamu・Ask選手の移籍先募集を発表しました。
BC SWELLはSplit3 Advance Stage Phase1を勝ち抜きSplit3 Main Stage進出を確定させているチームですが、まさかのタイミングでの移籍先募集となります。
Yowamu選手はChallengers Japan 2024 Split1ではNORTHEPTIONのコントローラーとしてMain Stageで戦い、日本4位の成績を収めました。
Ask選手はBC SWELLの前はREIGNITEに所属しており、20歳と若いプレイヤーですが多くの大会に出場し経験豊富な選手です。
後述にもありますが、BC SWELLは現在Red Bull Home Ground 日本予選 Phase3でもTOP8まで進出しており、メンバーはYowamu・Ask選手含めてそのままの状態で参加しています。
この大会の次なる戦いは10月7日からとなり、時間がないため恐らくこのままのロースターで挑むかと思われますが、Split3のロースターロック期限は10月20日の23:59までとなるためそれまでに何らかの発表があるかもしれません。
勢いに乗っているチームなので、Yowamu・Ask選手の新天地及び次なる加入選手は一体誰になるのか楽しみですね!
Kr1stal FA発表
続いてKr1stal選手がXi Lai Gamingからの完全FAを発表しました。
Kr1stal選手は自身3度目となるAscensionで見事インターナショナルリーグ昇格を果たしたばかりで、来シーズンはそのままVCT Chinaで見ることができるものだと思っていましたが、優勝からわずか数日後にFAとなっています。
今回のFAに関しては、Challengers Chinaでは外国籍の選手は2名までメンバー入りすることができるのですが、VCT Chinaでは外国籍の選手は1名までという規則があり、Xi Lai Gamingにはロシア人であるKr1stal選手とRarga選手が所属していたため、どちらかが脱退しなければなりませんでした。
最終的にKr1stal選手がチームを脱退することになりましたが、Xi Lai Gamingのコーチはこの決断はKr1stal選手によるものだと言及しています。
Challengers ChinaとVCT Chinaの規則の違いはこのような問題を生んでしまうため、ルールは統一するべきだとは思いますが、一つの国で一つのリーグが出来上がっていることを考えると、今後統一されても外国籍の選手は1人に絞られるのではないかなと推測しています。
Kr1stal選手は日本・中国王者に導くIGL力を持っているほか、サポート役でありながらここぞの強気と凶悪的なフィジカルも備えているため、ぜひともリーグで見たい選手です。
これからどのように事が進むのかわかりませんが、インターナショナルリーグでの活躍を期待しています!
KeNNy REJECTコーチ退任
続いてREJECTのKeNNyコーチがVALORANT部門のコーチを退任することを発表しました。
KeNNyコーチは日本でeスポーツがeスポーツとして認知される前から競技活動をしていた方で、Couter-StrikeシリーズやSudden Attackなどで数多くの日本大会優勝、国際大会出場を誇るFPSレジェンドです。
VALORANTではコーチとしてREJECTを率いて、苦しい時期も経験しましたが、2024シーズンのSplit1では準優勝に輝きました。
コーチは退任しますがREJECTから脱退するというわけではなく、今後別の形でサポートしていくとのことです。
REJECTは様々な業界の人材を集めて常に新しいことに挑戦していくようなチームになりますので、FPSレジェンドがその一員としてどのようなことにチャレンジしていくのか、目が離せません!
Red Bull Home Ground 日本TOP8決定
続いてRed Bull Home Ground 日本予選 Phase3が開催され、10月7日から開かれる配信試合に出場するTOP8が決定しました!
今回出場するチームは招待枠からSengoku Gaming・MURASH GAMING・FAV gaming・REJECTで、勝ち上がったのはNOEZ FOXX・BC SWELL・CREST GAMING Zst・IGZISTとなりました!
勝ち上がったチームを見ると、2024シーズンで大きな期待が寄せられていたものの、Challengersでは残念ながら思う存分配信試合で活躍することができなかったチームが集まっている印象です。
Split3 Main Stage出場が確定しているチームが多いですが、その前にRed Bull Home Groundで暴れることを期待しています!
メンバーが変わっているチームも見られ、popogachi選手がIGZISTとして出場するため懐かしいメンバーが揃いましたし、CREST GAMING ZstにはFAV gamingで長らく活躍したbazz選手が加入しています。
招待チームは依然としてメンバー発表がありませんので、これから順次発表されていくのではないかと思います。
筆者としては今年見ることができていなかった日本トップクラスのイニシエーターpopogachi選手が見られることにワクワクしています!
RIDDLE Ascesion Pacific 敗退
続いてRIDDLEが4位でAscension Pacificを終えました。
RIDDLEは2024 Split1敗退後Premierからのスタートであったものの、日本予選は多くの試合で相手チームを圧倒するようなパフォーマンスで日本王者に輝き、インターナショナルリーグ昇格に向けた最後の戦いに挑みました。
RIDDLEの初戦の相手は今大会優勝候補であるSin Prisa Gamingで、試合を有利に進めていたタイミングもありましたがSPGのスーパープレイが流れを変え、敗北してしまいました。
2戦目はNAOS Esportsとなり、オフメタ構成に苦しめられた1st MAPだったものの、2nd MAPはロータスで圧勝、3rd MAPはyatsuka選手が絶望的状況から1on3クラッチを決めたり、Seoldam選手が空から舞い降りて1on1を制すなどして激闘を制しました。
3戦目はJFT Esportsでしたが、NAOS Esports戦で良いイメージを掴んだRIDDLEのパフォーマンスが凄まじく、安定感のある内容で勝利を収めました。
そして最終戦となるBOOM Esports戦は有観客で開催され、対戦相手が開催国のチームであるため、完全アウェイの空気に取り囲まれた戦いとなりました。
ロータスでは9-3リードで折り返したものの、BOOMの猛攻によりオーバータイムまでもつれ込んだ末競り負ける結果となり、アビスではBOOMの完成度が高く圧倒されてしまう結果となっています。
ここまで非常に険しい道のりで、プロ活動1年目の選手が多いRIDDLEがここまで勝ち進んだことは本当に素晴らしいことだと思いますし、今後どのようなメンバーになるのか分かりませんがこのメンバーでまだまだ見たいという気持ちが強くなりました。
今回の結果によりRIDDLEはSplit3 Main Stageに出場することができますが、辞退しているチームもあるためRIDDLEの決断には注目が集まります。
ひとまずは長きにわたる戦い、お疲れ様でした!
kAyle 契約締結
続いてkAyle選手がどこかのチームとの契約締結を示唆するGIFを投稿しました。
kAyle選手は2024シーズンSplit2でVARRELに加入し、VALORANT競技において初の配信試合ではありましたが、デュエリストとして素晴らしいパフォーマンスを魅せました。
試合が進むにつれてどんどんエンジンがかかっていき、勢いに乗ると手がつけられなくなるプレイヤーで、日本語が堪能なので今後の活躍も楽しみな選手になります。
近々開催されるRed Bull Home GroundでkAyle選手を見ることができるのか、期待が高まります!
まとめ
以上、9月第4週のVALORANTニュースでした!
RIDDLEが惜しくも4位でAscension Pacificを終えてしまったものの、これからの活躍に期待が高まる戦いを見せたり、様々なチームのメンバー発表が今後控えているため、悔しさもありつつワクワクもする一週間となりました。
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執筆:eスポーツニュースジャパン編集部/h1ro