【VALORANT】攻めマップと守りマップ ランク別で考察してみた!
VALORANTをプレイしたり観戦したりする中で、
「このマップって攻めマップ・守りマップどっちなんだろう?」
と疑問に思った人も少なからずいるのではないでしょうか。
そこで今回は、攻撃ラウンド勝利率と防御ラウンド勝利率を比較して、ランク別でどのマップが攻めマップあるいは守りマップなのか考察していきたいと思います。
データ引用元:BLITZ
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Contents
EPISODE4 ACT1
【注意事項】
・統計の対象は EPISODE4 ACT1 です。
・データは2022年2月21日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
アイアン帯
まずはアイアン帯から見ていきましょう。
アイスボックス、ブリーズ、フラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が、防御ラウンド勝利率と比べて2ポイント以上あることが分かります。アイアン3のブリーズ、フラクチャーでは差が1.8ポイントとなっていますがあまり差し支えないでしょう。
対して、スプリット、バインド、アセントの防御ラウンド勝利率が、攻撃ラウンド勝利率と比べて2ポイント以上あることが分かります。
ヘイヴンは基本的には中立のマップですが、アイアン3では攻めマップになっています。
攻めマップ・・・アイスボックス、ブリーズ、フラクチャー
中立マップ・・・ヘイヴン
守りマップ・・・スプリット、バインド、アセント
考察
アイアン帯では後に紹介するランク帯と比べて攻めマップが多い傾向にあります。
これは、アイアン帯では初心者でVCにまだ抵抗がある人が多いと推測され、守りの際に情報があまり取ることができず、基本的に1つのエリアに人数をかけるアタッカー側の方が、あまり人数を削られずに攻め込むことができることが影響しているのではないでしょうか。
ブロンズ帯
続いて、ブロンズ帯について見ていきましょう。
アイスボックス、フラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が、防御ラウンド勝利率と比べて2ポイント以上あることが分かります。
対して、スプリット、バインド、アセントはアイアン帯と同様に、防御ラウンド勝利率が攻撃ラウンド勝利率と比べて2ポイント以上あることが分かります。
攻めマップ、中立マップ内それぞれランクが逆転していることがありますが、アイアン帯とは異なり、攻めマップ・中立マップ、守りマップははっきりと区別できます。
攻めマップ・・・アイスボックス、フラクチャー
中立マップ・・・ヘイヴン、ブリーズ
守りマップ・・・スプリット、バインド、アセント
考察
ブロンズ帯ではある程度VALORANTに慣れてきた方が多いと推測され、守りの際にサイトに寄るタイミングが分かってきたことが起因して攻め難くなったのではないでしょうか。
シルバー帯
続いて、シルバー帯について見ていきましょう。
スプリット、バインド、アセントについてはアイアン・ブロンズ帯と同様です。
フラクチャーはアイアン・ブロンズ帯と比べて攻撃ラウンド勝利率が下がり、中立マップとなりました。
アイスボックスは攻撃ラウンド勝利率が多少下がりましたが未だに攻撃有利で、ヘイヴンに関しては、シルバー1~3を合わせて見てみると、攻撃ラウンド勝利率がおよそ50.9%であったため、中立マップであることが分かりました。
攻めマップ・・・アイスボックス
中立マップ・・・ヘイヴン、ブリーズ、フラクチャー
守りマップ・・・スプリット、バインド、アセント
考察
シルバー帯ではVCの量が少しずつ多くなって、敵の情報が取りやすくなり、先述のランク帯と比べて守りやすくなったのではないでしょうか。
しかし、アイスボックスはアタッカー側の情報が分かっても寄りにくいマップですので、スパイク設置され、リテイクできない状況が続き、未だに攻めマップとなっているのではないでしょうか。
ゴールド帯
続いて、ゴールド帯について見ていきましょう。
ブリーズで攻撃ラウンド勝利率が上昇し、アイスボックスとともに攻め有利になっていることが分かります。
ヘイヴン、フラクチャーは変わらず中立で、スプリット、バインド、アセントは同様ですが、攻撃ラウンド勝利率が下がり、守り有利がさらに強まりました。
攻めマップ・・・アイスボックス、ブリーズ
中立マップ・・・ヘイヴン、フラクチャー
守りマップ・・・スプリット、バインド、アセント
考察
ゴールド帯では先述のランク帯と比べて、スキル合わせの質があがり連携をとることができる方が多くなったと推測されます。
ブリーズは、ヴァイパーのトキシックスクリーンとソーヴァのリコンボルトの組み合わせが守り側に刺さり、攻めマップとなったのではないでしょうか。
対して、スプリット、バインド、アセントはもともと守りやすいマップだったのに加え、スキルのカウンターなどでさらに守りやすく、攻め難くなったのではないでしょうか。
プラチナ帯
続いて、プラチナ帯について見ていきましょう。
アイスボックスに関してプラチナ1~3でまとめてみてみると、攻撃ラウンド勝利率はおよそ50.9%ととなり、中立マップとなりました。
ヘイヴン、スプリット、バインド、アセントに関しては同様で、アイアン帯では攻め有利だったフラクチャーが守り有利となりました。
個人的にフラクチャーは攻め有利か中立だと考えていたため驚きです。
中立マップ・・・アイスボックス、ブリーズ、ヘイヴン
守りマップ・・・スプリット、バインド、アセント、フラクチャー
考察
プラチナ帯ではさらにVCの量や質、スキルの返し方の質が上がり、サイトに寄るのか寄らないのかの判断がつく方が多くなってきたのではないでしょうか。
そのため、アタッカー側はサイトに入りづらくなり、アタッカー時に必要なスキルを要求することにもまだ慣れていない方も存在し、全体的に攻め難い状況になってしまったのではないでしょうか。
ダイヤモンド帯
続いて、ダイヤモンド帯について見ていきましょう。
完全に攻め有利といえるマップはなくなりました。
アセントやフラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が著しく下がっていることもわかります。
中立マップ・・・アイスボックス、ブリーズ、ヘイヴン
守りマップ・・・スプリット、バインド、アセント、フラクチャー
考察
基本的にはプラチナ帯とあまり変わらないですが、アセントが極端に守りマップとなっています。
ミッドをどちらが制圧するのかはアセントにおいて非常に重要で、攻め側ではサイトを挟み込むことに役立ち、守り側ではAショートやマーケットを警戒する必要がなくなるなどの利点があります。
アセントが守りやすくなっている理由としては、オペレーターでハイミッドやリンクをロックしておくだけで、アタッカー側は非常に攻めづらさを感じるからではないでしょうか。
イモータル帯
続いて、イモータル帯について見ていきましょう。
ここでは、動きのあるブリーズ、ヘイブンについて見ていきます。
ブリーズについてイモータル1~3を合わせてみてみると、攻撃ラウンド勝利率はおよそ51%で、攻め有利のマップとなりました。
ヘイブンについても同様にみてみると、攻撃ラウンド勝利率はおよそ48.9%となり守り有利となっています。
攻めマップ・・・ブリーズ
中立マップ・・・アイスボックス
守りマップ・・・ヘイヴン、スプリット、バインド、アセント、フラクチャー
考察
イモータル帯では基本的にアストラが使われるMAPはすべて守りマップとなっています。
イモータル帯のアストラはスモークやグラビティウェルの練度があがり、サイトに入ろうとする敵の勢いを止めることができるようになったことが非常に大きいのではないでしょうか。
筆者はダイヤモンド帯の人間ですが、味方に巧いアストラがいるだけで守りが非常に楽になります。
しかし、ACT2になるとアストラに弱体化が入るため、メタに大きな影響がありそうです。
レディアント帯
最後に、レディアント帯について見ていきましょう。
こちらでは、他のランク帯と比べてかなり様子が違っています。
まず、アセント、バインドについてですが、今までは明らかに守り有利であったのが中立になっています。
そして、ブリーズ、スプリットですが、ブリーズは攻め・中立マップだったのが一転して、かなり守り有利となり、スプリットは防御ラウンド勝利率最高の57.2%を記録しています。
アイスボックスに関しては守りマップとはなってしまいましたが、レディアント帯ということもあり試合数が少ないことが起因しているようにもみえます。
中立マップ・・・アセント、ヘイヴン、バインド
守りマップ・・・アイスボックス、フラクチャー、ブリーズ、スプリット
考察
レディアント帯では、TOP500の方々の戦いということもあり試合数が圧倒的に少ないため、これは参考程度に考えていただくのがよろしいかと思います。
レディアント帯の印象としてジェットが試合を壊していると考えているため、守りの際に真価を発揮するオペレーターが守りマップの多さに影響を与えているのではないでしょうか。
EPISODE4 ACT3
【注意事項】
・統計の対象は EPISODE4 ACT3 です。
・データは2022年5月15日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
アイアン帯
まずはアイアン帯から見ていきましょう。
アイスボックス、ヘイヴン、フラクチャー、ブリーズの攻撃ラウンド勝利率が、防御ラウンド勝利率と比べて、2ポイント以上あることが分かります。
アイアン1におけるフラクチャーでは差が1.8ポイントとなっていますが、アイアン全体でみると差支えないでしょう。
対して、アセントの防御ラウンド勝利率が、攻撃ラウンド勝利率と比べて2ポイント以上あることが分かります。
スプリットはアイアン3では守りマップとなっていますが、アイアン全体でみると中立に区分されています。
攻めマップ・・・アイスボックス、ヘイヴン、ブリーズ、フラクチャー
中立マップ・・・バインド、スプリット
守りマップ・・・アセント
ブロンズ帯
続いて、ブロンズ帯について見ていきましょう。
攻撃ラウンド勝利率に関しては、アイアン帯と変わらずアイスボックス、ヘイヴン、フラクチャー、ブリーズが防御ラウンド勝利率と比べて、2ポイント以上あることが分かります。
対して、アセントに加えてスプリットの防御ラウンド勝利率が攻撃ラウンド勝利率と比べて2ポイント以上差が開きました。
バインドに関しては微妙なところですが、ブロンズ全体で見てみると約50.9%になるためギリギリ中立といったところでしょうか。
攻めマップ・・・アイスボックス、ヘイヴン、ブリーズ、フラクチャー
中立マップ・・・バインド
守りマップ・・・アセント、スプリット
シルバー帯
続いて、シルバー帯について見ていきましょう。
ヘイヴン、ブリーズはブロンズ帯と同様です。
フラクチャー、アイスボックスについてもシルバー全体で見てみるとどちらもそれぞれ約51.0%であったためブロンズ帯と同様です。
アイアン帯では中立に区分されるマップがなくなり、バインドの防御ラウンド勝利率が2ポイント差以上開くようになりました。
アセント、スプリットはブロンズ帯と同様です。
攻めマップ・・・アイスボックス、ヘイヴン、ブリーズ、フラクチャー
守りマップ・・・バインド、アセント、スプリット
ゴールド帯
続いてゴールド帯について見ていきましょう。
ゴールド帯にはいくつかのマップに変化があり、アイスボックス、ブリーズ、フラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が低下しました。
ヘイヴン、バインド、アセント、スプリットについてはシルバー帯と同様になります。
攻めマップ・・・ヘイヴン
中立マップ・・・アイスボックス、ブリーズ、フラクチャー
守りマップ・・・バインド、アセント、スプリット
プラチナ帯
続いてプラチナ帯について見ていきましょう。
プラチナ帯では攻撃ラウンド勝利率が全体的に低下する傾向が見られました。
攻撃ラウンド勝利率が防御ラウンド勝利率を2ポイント差以上つけて上回ることがなくなり、対して防御ラウンド勝利率が上がり極端に守り有利の色が濃くなりました。
中立マップ・・・ヘイヴン、ブリーズ、アイスボックス、フラクチャー
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
ダイヤモンド帯
続いてダイヤモンド帯について見ていきましょう。
さほどプラチナ帯と特徴は変わっていませんが、全体的に防御ラウンド勝利率が高くなりました。
フラクチャーについてはプラチナ帯では中立マップか守りマップか微妙なラインではありましたが、明らかに守り有利になったことが分かります。
中立マップ・・・ヘイヴン、アイスボックス、ブリーズ
守りマップ・・・フラクチャー、アセント、バインド、スプリット
イモータル帯
続いてイモータル帯について見ていきましょう。
こちらもプラチナ・ダイヤモンド帯のような中立・守りマップの区分がされていますが、ランク帯が上がるに連れて防御ラウンド勝利率も上がる傾向にあることは間違いないものとなりました。
イモータル3のアイスボックスは例外として攻撃ラウンド勝利率が攻め有利といえるほど上がりました。
中立マップ・・・ヘイヴン、アイスボックス、ブリーズ
守りマップ・・・フラクチャー、アセント、バインド、スプリット
レディアント帯
最後にレディアント帯について見ていきましょう。
レディアント帯については合計マッチ数が少ないため参考程度に見て頂ければ幸いです。
アイスボックスはイモータル3に続く形で攻撃ラウンド勝利率が伸びていますが、一方ですべてのマップにおいて防御ラウンド勝利率が高くなりました。
特にアセント、スプリットは極端な数値となっています。
攻めマップ・・・アイスボックス
守りマップ・・・ブリーズ、ヘイヴン、フラクチャー、アセント、バインド、スプリット
全体的な考察
EPISODE4 ACT1の時と比べて、アイアン帯からゴールド帯では攻め有利のマップが増えた結果となり、特にヘイブンの攻め有利の特徴が色濃くでたように思います。
また、プラチナ帯からレディアント帯では守りの有利化が進んだような形となり、これに関してはソーヴァの弱体化により、攻める際の情報取りが守りの情報取りと比べてネガティブな方向に影響がでたからなのではないかと考えています。
EPISODE5 ACT1
【注意事項】
・統計の対象は EPISODE5 ACT1 です。
・データは2022年7月18日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
アイアン帯
まずはアイアン帯から見ていきましょう。
EPISODE4 ACT3からの変化はあまり見られませんが、パールの攻撃ラウンド勝利率が極端に高くなっています。
フラクチャーは微妙なところですが、全体でみると攻撃ラウンド勝利率が50.9%となるため中立へと変わりました。
バインドは中立、アセントは防衛有利で変わらずといったところでしょうか。
攻めマップ・・・パール、アイスボックス、ヘイヴン、ブリーズ
中立マップ・・・フラクチャー、バインド
守りマップ・・・アセント
ブロンズ帯
続いてブロンズ帯について見ていきましょう。
ブロンズ帯はアイアン帯と比べてフラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が上昇したことが分かります。
バインドの攻撃ラウンド勝利率も微増しており、中立となりました。
それ以外のマップについてはあまり変化は見られません。
攻めマップ・・・パール、アイスボックス、ヘイヴン、ブリーズ、フラクチャー
中立マップ・・・バインド
守りマップ・・・アセント
シルバー帯
続いてシルバー帯について見ていきましょう。
パール、ヘイヴン、ブリーズに関しては変化はありませんが、パールは攻撃ラウンド勝利率を高い水準で維持しています。
アイスボックスは防御ラウンド勝利率が微増し微妙な立ち位置になりましたが、全体でみると攻撃ラウンド勝利率が約51.0%だったため未だ攻め有利といったところでしょう。
フラクチャー、バインドも防御ラウンド勝利率が微増し、それぞれ中立・守り有利となりました。
攻めマップ・・・パール、アイスボックス、ヘイヴン、ブリーズ
中立マップ・・・フラクチャー
守りマップ・・・バインド、アセント
ゴールド帯
続いてゴールド帯について見ていきましょう。
全体的に攻撃ラウンド勝利率が減少しましたね。
パール、ヘイヴンは依然として攻め有利となっていますが、新たにアイスボックス、ブリーズは中立となりました。
バインドは防御ラウンド勝利率が大きく伸び、アセントを凌ぐほどの守り有利という結果が出ています。
攻めマップ・・・パール、ヘイヴン
中立マップ・・・アイスボックス、ブリーズ、フラクチャー
守りマップ・・・バインド、アセント
プラチナ帯
続いてプラチナ帯について見ていきましょう。
こちらでもパール以外は更に攻撃ラウンド勝利率が減少傾向にあることが分かりました。
ヘイヴンについては微妙なラインですが、未だに攻め有利を維持しています。
アセント、バインドはさらに守りの有利化が進んでいます。
攻めマップ・・・パール、ヘイヴン
中立マップ・・・アイスボックス、ブリーズ、フラクチャー
守りマップ・・・バインド、アセント
ダイヤモンド帯
続いてダイヤモンド帯について見ていきましょう。
パールは変わらずですが、ヘイヴンが中立となりフラクチャーの防御ラウンド勝利率が大きく上昇しました。
それ以外は特に変化は見られませんでした。
攻めマップ・・・パール
中立マップ・・・ヘイヴン、アイスボックス、ブリーズ
守りマップ・・・フラクチャー、バインド、アセント
アセンダント帯
続いて新しく追加されたアセンダント帯について見ていきましょう。
新しく追加されたといってもあまりダイヤモンド帯と比べて変化はなく、更にフラクチャーの守り有利化が進んだことが特徴でしょうか。
ここでもやはりパールの攻撃ラウンド勝利率は高い水準を保っていますね。
攻めマップ・・・パール
中立マップ・・・ヘイヴン、アイスボックス、ブリーズ
守りマップ・・・フラクチャー、バインド、アセント
イモータル帯
続いてイモータル帯について見ていきましょう。
今までのEPISODE通り、ダイヤモンド~イモータルにおける攻めマップ・守りマップの変化は見られませんでした。
しかし、EPISODE5ではフラクチャーの防御ラウンド勝利率が非常に高くなっており、追加された直後は攻めマップとされたフラクチャーも、時間が経つにつれて守り方が理解されてきたのか高ランク帯では守りマップとして定着しています。
攻めマップ・・・パール
中立マップ・・・ヘイヴン、アイスボックス、ブリーズ
守りマップ・・・フラクチャー、バインド、アセント
レディアント帯
最後にレディアント帯について見ていきましょう。
レディアント帯については合計マッチ数が少ないため参考程度に見て頂ければ幸いです。
ここではブリーズが攻撃ラウンド勝利率を伸ばしています。
一方でヘイヴン、バインドは防御ラウンド勝利率を大きく伸ばしました。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ
中立マップ・・・アイスボックス
守りマップ・・・ヘイヴン、フラクチャー、バインド、アセント
全体的な考察
EPISODE5 ACT1の注目はパールが攻めマップなのか守りマップなのか、はたまた中立なのかというところでしたが、かなりの攻めマップであることが分かりました。
まだ実装されたばかりで守り方が熟知されていないことも影響しているかもしれませんが、パールのマップ構造上ディフェンダーが確保できるエリアが狭く、どうしても受け身の守り方になってしまうことも要因として挙げられそうです。
ランクが上がれば上がるほど守りマップがほとんどという状況になっていたVALORANTでしたが、パールの追加で攻めマップが増えたため、パールが好きかどうかは別にしても良いアップデート・EPISODEになったのではないでしょうか。
EPISODE5 ACT2
・統計の対象は EPISODE5 ACT2 です。
・データは2022年9月7日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
アイアン帯
まずはアイアン帯から見ていきましょう。
EPISODE5 ACT1と比べてパール、ブリーズ、アイスボックス、アセントは変わらずでしたが、アイアン全体で見るとヘイブンの攻撃ラウンド勝利率が約50.9%、フラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が約51.8%、バインドの防御ラウンド勝利率が49%となり、それぞれ中立、攻め・守り有利に転じました。
中でもフラクチャーは大きく攻撃ラウンド勝利率を伸ばしています。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、アイスボックス、フラクチャー
中立マップ・・・ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド
ブロンズ帯
続いてブロンズ帯について見ていきましょう。
アイアン帯と比べて変化は見られませんでした。
パールに関しては前ACTから引き続き高い攻撃ラウンド勝利率を維持しています。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、アイスボックス、フラクチャー
中立マップ・・・ヘイヴン、バインド
守りマップ・・・アセント
シルバー帯
続いてシルバー帯について見ていきましょう。
シルバー帯ではアイアン・ブロンズ帯と比べて変化が見られ、ヘイヴンはシルバー全体でみると攻撃ラウンド勝利率が約51%となり、中立から攻撃有利へと転じました。
バインドは防御ラウンド勝利率が少し上昇し、中立から防衛有利へと転じました。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、アイスボックス、フラクチャー、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド
ゴールド帯
続いてゴールド帯について見ていきましょう。
ゴールド帯も変化が見られ、アイスボックス、フラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が下がり、攻め有利から中立へと転じました。
今までの傾向から、ゴールド帯から攻めマップが減少し中立や守りマップが増えてくることが判明していますが、このランク帯からスキルの返しであったりVCのレベルが上がってくるからでしょうか。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、ヘイヴン
中立マップ・・・アイスボックス、フラクチャー
守りマップ・・・アセント、バインド
プラチナ帯
続いてプラチナ帯について見ていきましょう。
ブリーズの攻撃ラウンド勝利率がプラチナ2~3にかけて下がっているため、攻め有利から中立に転じています。
アセントはブロンズ帯から防御ラウンド勝利率が52%前後で安定しており、守りマップの地位を確固たるものにしています。
攻めマップ・・・パール、ヘイヴン
中立マップ・・・アイスボックス、フラクチャー、ブリーズ
守りマップ・・・アセント、バインド
ダイヤモンド帯
続いてダイヤモンド帯について見ていきましょう。
ダイヤモンド帯でも変化が見られ、ヘイヴンの攻撃ラウンド勝利率が下がり、バインドは防御ラウンド勝利率を大きく伸ばしました。
パールはダイヤモンド3では中立ですが、ダイヤモンド1~2にかけてまだ攻め有利を維持しているため、攻めマップに区分されます。
攻めマップ・・・パール
中立マップ・・・アイスボックス、フラクチャー、ブリーズ、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド
アセンダント帯
続いてアセンダント帯について見ていきましょう。
アセンダント帯では大きな変化が見られ、アセント、バインドの防御ラウンド勝利率が更に上昇し、フラクチャーはダイヤモンド帯では中立でしたが防御ラウンド勝利率を大きく伸ばし、アセント、バインドと同等の守り有利となりました。
そして今まで高い水準で攻め有利のマップであったパールが、ここにきてついに攻撃ラウンド勝利率が約50.8%となり中立となりました。
中立マップ・・・パール、アイスボックス、ブリーズ、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド、フラクチャー
イモータル帯
続いてイモータル帯について見ていきましょう。
イモータル帯ではパールが再び攻め有利に戻り、もともと高水準で防御ラウンド勝利率が高かったバインドが更に防御ラウンド勝利率を伸ばしました。
アイスボックスはイモータル3では守り有利となっていますが、マッチ数の多いイモータル1~2では中立の結果が出ているため、区分に変わりはありません。
攻めマップ・・・パール
中立マップ・・・アイスボックス、ブリーズ、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド、フラクチャー
レディアント帯
最後にレディアント帯について見ていきましょう。
レディアント帯については合計マッチ数が少ないため参考程度に見て頂ければ幸いです。
ここでは大きな変化が見られ、アセント、バインドに加えて新たにアイスボックスが守り有利となりました。
そしてブリーズ、フラクチャーが再び攻めマップに戻り、パールは中立となっています。
攻めマップ・・・ブリーズ、フラクチャー
中立マップ・・・パール、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド、アイスボックス
全体的な考察
EPISODE5 ACT2の注目どころは実装されてから時間が経ったパールがどのようなマップになったのかというところでしたが、一部中立になったランク帯はありましたが基本的にはACT1と変わらず攻めマップであるということが分かりました。
全体的に見てもやはりランクが上がれば上がるほど防御ラウンド勝利率が高くなる傾向にあり、それはパールも例外ではありませんでした。
今回のデータを集計した時点では、VCTなどでプロチームがパールをお披露目してから間もなかったため、結果に反映されていないかと思います。
プロチームの動きなどが反映されたACT3のパールがどうなるのでしょうか。
EPISODE5 ACT3
・統計の対象は EPISODE5 ACT3 です。
・データは2022年11月14日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
・アイスボックスのデータが欠損していたため、本Actでは紹介していません。ご了承ください。
アイアン帯
まずはアイアン帯から見ていきましょう。
アイアン帯では前Actと比べて全体的に攻撃ラウンド勝利率が上昇し、パール、フラクチャー、ブリーズは変わらずで攻め有利で、新たにヘイヴンが攻め有利となりました。
また、前Actではアイアン帯において守り有利であったバインド、アセントともに中立となりました。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、フラクチャー、ヘイヴン
中立マップ・・・アセント、バインド
ブロンズ帯
続いてブロンズ帯について見ていきましょう。
基本的にはアイアン帯と変わりありませんが、アセントで防御ラウンド勝利率が上昇し守り有利となりました。
本Actでは、パールに加えてフラクチャーの攻撃ラウンド勝利率が高い水準で維持されています。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、フラクチャー、ヘイヴン
中立マップ・・・バインド
守りマップ・・・アセント
シルバー帯
続いてシルバー帯について見ていきましょう。
シルバー帯ではバインドが非常に微妙な立ち位置ですが守り有利に転じているだけで、他のマップはブロンズ帯比べて変化はありませんでした。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、フラクチャー、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド
ゴールド帯
続いてゴールド帯について見ていきましょう。
基本的にシルバー帯と比べて変化はありませんでした。
ただ、ACT2時点における改変前のフラクチャーの統計と、本ACTの改変後のフラクチャーの統計を比べてみると、少なくともゴールド帯までは本ACTのフラクチャーの方が攻撃ラウンド勝利率が防御ラウンド勝利率を2ポイント差以上つけて上回る状態を維持しています。
攻めマップ・・・パール、ブリーズ、フラクチャー、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド
プラチナ帯
続いてプラチナ帯について見ていきましょう。
プラチナ帯では変化が見られ、ゴールド帯までは攻め有利の状態を保っていたブリーズ、フラクチャーが中立の位置に変わり、バインドの防御ラウンド勝利率も上昇しました。
攻めマップ・・・パール、ヘイヴン
中立マップ・・・ブリーズ、フラクチャー
守りマップ・・・アセント、バインド
ダイヤモンド帯
続いてダイヤモンド帯について見ていきましょう。
パールは攻撃ラウンド勝利率を51%以上を維持し続けていますが、他のマップは防御ラウンド勝利率が上昇しており、プラチナ帯では攻め有利であったヘイヴンが中立に変わり、アセント、バインドが共に防御ラウンド勝利率を大きく伸ばしました。
攻めマップ・・・パール
中立マップ・・・ブリーズ、フラクチャー、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド
アセンダント帯
続いてアセンダント帯について見ていきましょう。
アセンダント帯では遂にパールが攻め有利から中立に変わり、攻め有利のマップがなくなりました。
他のマップも軒並み防御ラウンド勝利率が上昇し、フラクチャーは微妙なラインですが中立にとどまっています。
中立マップ・・・パール、ブリーズ、フラクチャー、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド
イモータル帯
続いてイモータル帯について見ていきましょう。
ここにきてブリーズの攻撃ラウンド勝利率が再び上昇し、全体でみると約51%となっているため攻め有利となりました。
フラクチャーは防御ラウンド勝利率を伸ばし、中立から守り有利に転じることとなりました。
攻めマップ・・・ブリーズ
中立マップ・・・パール、ヘイヴン
守りマップ・・・フラクチャー、アセント、バインド
レディアント帯
最後にレディアント帯について見ていきましょう。
レディアント帯については合計マッチ数が少ないため参考程度に見て頂ければ幸いです。
イモータル帯に引き続きブリーズは攻撃ラウンド勝利率を維持して攻め有利となっており、他のマップについては防御ラウンド勝利率を伸ばし、特にアセント、バインド、そしてまさかのヘイヴンにおいて防御ラウンド勝利率と攻撃ラウンド勝利率との差が大きく開く結果となりました。
攻めマップ・・・ブリーズ
守りマップ・・・フラクチャー、パール、ヘイヴン、アセント、バインド
全体的な考察
EPISODE5 ACT2と比べて本ACTではゴールド帯までは攻撃ラウンド勝利率が全体的に高く、プラチナ帯からは防御ラウンド勝利率が全体的に高くなっていることが分かりました。
また、パールが実装されてから時間が経ち、VCTなどでプロがパールをプレイする様子を配信されたからか、前ACTよりも防御ラウンド勝利率が上がったように思われます。
また、フラクチャーについてはマップが改変されたもののそこまで大きな差はなく、若干攻め・守りの有利さがマイルドになったということが分かりました。
ただ、新エージェント「ハーバー」が環境を変えるようなことはなく、大きな変化がなかったことは少し残念に思います。
EPISODE6 ACT1
・統計の対象は EPISODE6 ACT1 です。
・データは2023年1月25日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
・アイスボックスのデータが欠損していたため、本Actでは紹介していません。ご了承ください。
アイアン帯
まずはアイアン帯から見ていきましょう。
前Actに引き続きアイアン帯は基本的には攻撃ラウンド勝利率が高く、新しく実装されたロータスも例に漏れていません。
本Actから戻ってきたスプリットはアイアン帯全体で見ると約50.9%となるため中立で、前Actにおけるバインドと入れ替わったような感じになっています。
アセントは前Actと比べて防御ラウンド勝利率を上げ、守り有利となりました。
攻めマップ・・・ロータス、パール、フラクチャー、ヘイヴン
中立マップ・・・スプリット
守りマップ・・・アセント
ブロンズ帯
続いてブロンズ帯について見ていきましょう。
若干の攻撃ラウンド勝利率の順位変動はあったものの、基本的にはアイアン帯と変わらない結果となりました。
攻めマップ・・・ロータス、パール、フラクチャー、ヘイヴン
中立マップ・・・スプリット
守りマップ・・・アセント
シルバー帯
続いてシルバー帯について見ていきましょう。
シルバー帯もアイアン・ブロンズ帯とは変わらない結果となりました。
前Actと比べると若干ですが全体的に攻撃ラウンド勝利率が高いようです。
攻めマップ・・・ロータス、パール、フラクチャー、ヘイヴン
中立マップ・・・スプリット
守りマップ・・・アセント
ゴールド帯
続いてゴールド帯について見ていきましょう。
今までの傾向であればゴールド帯までにはどこかで変化がありますが、本Actではアイアン帯からゴールド帯まで変化が起きていません。
攻めマップ・・・ロータス、パール、フラクチャー、ヘイヴン
中立マップ・・・スプリット
守りマップ・・・アセント
プラチナ帯
続いてプラチナ帯について見ていきましょう。
プラチナ帯では変化が見られ、フラクチャーとスプリットが攻撃ラウンド勝利率を落とし、それぞれ中立・守り有利となりました。
しかし、プラチナ帯でもやはり前Actと比べると攻め有利のマップが多いようです。
攻めマップ・・・ロータス、パール、ヘイヴン
中立マップ・・・フラクチャー
守りマップ・・・アセント、スプリット
ダイヤモンド帯
続いてダイヤモンド帯について見ていきましょう。
ダイヤモンド帯でも引き続き変化が見られ、ロータス以外のマップで防御ラウンド勝利率が上昇しました。
ロータスは依然として高い水準で攻撃ラウンド勝利率を維持しています。
攻めマップ・・・ロータス、パール
中立マップ・・・ヘイヴン、フラクチャー
守りマップ・・・アセント、スプリット
アセンダント帯
続いてアセンダント帯について見ていきましょう。
パールの攻撃ラウンド勝利率が減少し、中立となりました。
また、本ActのスプリットとEPISODE4までのスプリットと比べると防御ラウンド勝利率は若干減少していることが分かります。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・パール、ヘイヴン、フラクチャー
守りマップ・・・アセント、スプリット
イモータル帯
続いてイモータル帯について見ていきましょう。
全体的に防御ラウンド勝利率が上昇しましたが、アセンダント帯からはあまり変化は見られませんでした。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・パール、ヘイヴン、フラクチャー
守りマップ・・・アセント、スプリット
レディアント帯
最後にレディアント帯について見ていきましょう。
レディアント帯については合計マッチ数が少ないため参考程度に見て頂ければ幸いです。
ヘイヴンが防御ラウンド勝利率を上昇させたこと以外にはあまり変化は見られない結果となりました。
ただ、前Actは防御ラウンド勝利率が極端に高かったのに対して、本Actはそこまで極端な結果とはなりませんでした。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・パール、フラクチャー
守りマップ・・・アセント、スプリット、ヘイヴン
全体的な考察
EPISODE6 ACT1はスプリットがコンペティティブマップに帰ってきたり、ロータスが新しく実装されるなどの変化がありました。
結果としては全体的に攻撃ラウンド勝利率が上昇し、以前は極端に防御ラウンド勝利率が高かったマップが存在しましたが、本Actはアセントのみでした。
その理由としては、チェンバーの弱体化が大きいのではないかと考えられます。
トレードマーク起動の範囲制限やテレポートの範囲制限など、ディフェンダー側にとって非常に強力なアビリティが大幅に制限されたことは、アタッカー側にとっては攻めやすくなる原因となったのではないでしょうか。
個人的には、今まで守りマップが非常に多い状態が続いていたため非常に良い調整だったと言えます。
またロータスに関してですが、新マップは最初は攻め有利である傾向が強いため、次Actにどうなっているのかが気になるところです。
EPISODE7 ACT3
・統計の対象は EPISODE7 ACT3 です。
・データは2023年11月17日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
アイアン帯
まずは、アイアン帯から見ていきましょう。
EPISODE6 ACT1の時と同様に、ロータスは攻撃ラウンド勝利率を高く保っており、ヘイヴンもそれには及ばないものの高いことが分かります。
アセントは以前と変わらず防御ラウンド勝利率が高いです。
そしてEPISODE 7 ACT2から新たに実装されたサンセットは、アイアン帯全体で見ると、攻撃ラウンド勝利率が若干高いですが、中立と言える範囲にとどまっています。
攻めマップ・・・ロータス、ヘイヴン
中立マップ・・・スプリット、ブリーズ、バインド、サンセット
守りマップ・・・アセント
ブロンズ帯
続いてブロンズ帯について見ていきましょう。
基本的にアイアン帯の結果と変わりませんが、アセント、スプリット、バインド、ブリーズなど、全体の半分ほどのマップの防御ラウンド勝利率が微増しています。
攻めマップ・・・ロータス、ヘイヴン
中立マップ・・・スプリット、ブリーズ、バインド、サンセット
守りマップ・・・アセント
シルバー帯
続いてシルバー帯について見ていきましょう。
ロータスは依然として攻撃ラウンド勝利率をとても高い水準で維持しています。
一方でバインドが徐々に防御ラウンド勝利率を上昇させ、守り有利となりました。
サンセットはほぼ五分五分の状況を保っています。
攻めマップ・・・ロータス、ヘイヴン
中立マップ・・・スプリット、ブリーズ、サンセット
守りマップ・・・アセント、バインド
ゴールド帯
続いてゴールド帯について見ていきましょう。
全体的に防御ラウンド勝利率が上昇してきており、スプリットはゴールド帯全体で見てみると守り有利となりました。
EPISODE6 ACT1ではプラチナ帯で守り有利に転じましたが、EPISODE7 ACT3ではゴールド帯で守り有利となりました。
攻めマップ・・・ロータス、ヘイヴン
中立マップ・・・ブリーズ、サンセット
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
プラチナ帯
続いてプラチナ帯について見ていきましょう。
プラチナ帯ではヘイヴンの防御ラウンド勝利率が上昇し、中立となりました。
コンペティティブ適用マップがEPISODE6 ACT1とは違うというのもあって、全体的にEPISODE7 ACT3は防御ラウンド勝利率が高いようです。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・ブリーズ、サンセット、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
ダイヤモンド帯
続いてダイヤモンド帯について見ていきましょう。
ダイヤモンド帯ではブリーズの防御ラウンド勝利率が上昇し、守り有利となりました。
ブリーズがリニューアルする前のEPISODE 5 ACT3では、基本的に攻め有利で攻撃ラウンド勝利率を下げるにしても中立でとどまっていましたが、リニューアルされてからは防衛がしやすくなったことが見て取れます。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・サンセット、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット、ブリーズ
アセンダント帯
続いてアセンダント帯について見ていきましょう。
アセンダント帯はダイヤモンド帯からの変化は見られませんでした。
ただ、ロータス以外のマップは程度の違いはあれど防御ラウンド勝利率が攻撃ラウンド勝利率を上回っているため、EPISODE7 ACT3は守りがトレンドなのかもしれません。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・サンセット、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット、ブリーズ
イモータル帯
続いてイモータル帯について見ていきましょう。
基本的にダイヤモンド帯、アセンダント帯から変化はありませんが、ヘイヴンと最新マップであるサンセットについては、イモータル3で守り有利に転じました。
ただ全体で見ると中立の範囲にとどまっているため、結果としては変化がなかったということになります。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・サンセット、ヘイヴン
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット、ブリーズ
レディアント帯
最後にレディアント帯について見ていきましょう。
レディアント帯については合計マッチ数が少ないため参考程度に見て頂ければ幸いです。
ここではヘイヴン、サンセットの防御ラウンド勝利率が上昇し、守り有利に転じました。
ロータスとアセントはアイアン帯からレディアント帯にかけてそれぞれ攻め有利・守り有利を維持しているため、この二つのマップは完全な攻めマップ、守りマップと言って良いでしょう。
攻めマップ・・・ロータス
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット、ブリーズ、サンセット、ヘイヴン
全体的な考察
EPISODE7 ACT3はEPISODE6 ACT1と比べると、新たにサンセットとリニューアルされたブリーズが適用されました。
結果としては、ランクが上がるにつれて防御ラウンド勝利率が上昇し、新マップサンセットもその例には漏れませんでした。
以前は基本的に攻め有利であったブリーズも、EPISODE7 ACT3からは最終的に守り有利となっています。
その要因として、サイファーのワイヤー強化、そしてリニューアルされたことによる防衛側のエリアの広げやすさとサイト耐えのしやすさが考えられます。
サイファーのワイヤーは、完全に壊さなければ引っ掛かっても復活するようになったため、攻撃側からすると圧を感じ非常に厄介です。
ブリーズについては、Bサイトのバックサイトに木箱が設置されサイト耐えがしやすくなったこと、ホールがほぼ機能しなくなったこと、防衛側が中央ピラー下をフリーで取れることが起因していると考えられます。
新マップのサンセットは、ランクが上がるにつれて徐々に防御ラウンド勝利率が上昇しましたが、基本的には五分五分で、今のところはバランスが取れたマップと言えるでしょう。
ただ、前まで攻め及び中立マップであったフラクチャー・パールが適用外となったことで、守り有利の色が濃くなり、バランスが悪くなったと感じました。
そろそろアイスボックスが戻ってくると予想されるので、これからどのような変化が起きるのか非常に楽しみですね!
EPISODE8 ACT3
・統計の対象は EPISODE8 ACT3 です。
・データは2024年5月13日のものになります。
・原則、攻撃ラウンドの勝利率と防御ラウンドの勝利率の差が、2ポイント以上あれば攻めマップあるいは守りマップとし、2ポイント未満であれば攻めと守りに差がない、中立マップとします。
・アイスボックスのデータが欠損していたため、本Actでは紹介していません。ご了承ください。
アイアン帯
まずはアイアン帯から見ていきましょう。
EPISODE7 ACT3と同様に、ロータスは攻撃ラウンド勝利率が依然として高くなっています。
一方で、ブリーズは攻撃ラウンド勝利率が上昇し攻撃有利と言える数値を出しています。
バインドについては全体的に防御ラウンド勝利率が微増しており、アイアン3では51.3%となっていますが、アイアン全体で見ると50.8%で守り有利とはいえない段階にあります。
アセントは例の如く防御ラウンド勝利率が高く、守り有利となっています。
攻めマップ・・・ロータス、ブリーズ
中立マップ・・・スプリット、バインド、サンセット
守りマップ・・・アセント
ブロンズ帯
続いてブロンズ帯について見ていきましょう。
アイアン帯と大きく変わった点はありませんが、唯一バインドの防御ラウンド勝利率が上昇しブロンズ全体で見ると51%でしたので、守り有利に転じました。
そしてアセントはさらに防御ラウンド勝利率を伸ばしています。
攻めマップ・・・ロータス、ブリーズ
中立マップ・・・スプリット、サンセット
守りマップ・・・アセント、バインド
シルバー帯
続いてシルバー帯について見ていきましょう。
アイアン帯から攻め有利であったロータス・ブリーズは依然として変わりませんでした。
ただ、全体的に防御ラウンド勝利率が上昇し、今まで中立マップであったスプリットが守り有利に転じました。
バインドもアイアン帯・ブロンズ帯では、同ランク帯の中で守り有利・中立をまたぐような数値でしたが、シルバー帯では一貫して守り有利となっています。
攻めマップ・・・ロータス、ブリーズ
中立マップ・・・サンセット
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
ゴールド帯
続いてゴールド帯について見ていきましょう。
ゴールド帯はは基本的にシルバー帯と変わらず、ブリーズもゴールド3では中立となっていますが、全体で見ると攻撃ラウンド勝利率が約51.0%となりますので、区分的には変化ありませんでした。
攻めマップ・・・ロータス、ブリーズ
中立マップ・・・サンセット
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
プラチナ帯
続いてプラチナ帯について見ていきましょう。
プラチナ帯ではブリーズの防御ラウンド勝利率が全体的に上昇し、今まで攻め有利でしたがここで中立に転じました。
基本的にプラチナ帯での攻めマップ・守りマップはEPISODE7 ACT3と変わりないようです。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・サンセット、ブリーズ
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
ダイヤモンド帯
続いてダイヤモンド帯について見ていきましょう。
ダイヤモンド帯では全体的に見て防御ラウンド勝利率が上昇しましたが、区分が変わるほどの変化は見られませんでした。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・サンセット、ブリーズ
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
アセンダント帯
続いてアセンダント帯について見ていきましょう。
アセンダント帯ではサンセットの防御ラウンド勝利率が上昇し、全体で見ると約51.0%だったため守り有利に転じました。
そしてアセントに関しては、ランクが上がるにつれて防御ラウンド勝利率が上昇し続けています。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・ブリーズ
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット、サンセット
イモータル帯
続いてイモータル帯について見ていきましょう。
イモータル帯ではアセンダント帯で防御ラウンド勝利率が上昇していたサンセットが、攻撃ラウンド勝利率を上昇させています。
イモータル帯全体で見ると防御ラウンド勝利率が約50.9%だったため、中立となりました。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・ブリーズ、サンセット
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット
レディアント帯
最後にレディアント帯について見ていきましょう。
レディアント帯については合計マッチ数が少ないため参考程度に見て頂ければ幸いです。
レディアント帯では全体的に防御ラウンド勝利率が上昇しています。
ただ、ロータスはこのランク帯でも高い攻撃ラウンド勝利率を維持していました。
攻めマップ・・・ロータス
中立マップ・・・ブリーズ
守りマップ・・・アセント、バインド、スプリット、サンセット
全体的な考察
EPISODE8 ACT3とEPISODE7 ACT3との間の大きな変化としては、新エージェントクローヴの追加やヴァイパー・サイファーの弱体化になります。
基本的には例の如くランクが上がるにつれて防御ラウンド勝利率が上昇する傾向が見られました。
しかし、EPISODE7 ACT3で守り有利となることが多かったブリーズが、EPISODE8 ACT3では中立を維持しています。
これはヴァイパー弱体化の影響があったことが考えられ、スネークバイトが1つになったり、トキシックスクリーンやポイズンクラウドの最大持続時間の減少などによる、足止め能力が弱体化されたことが防御ラウンド勝利率の減少につながったのではないでしょうか。
アセントは依然として高い防御ラウンド勝利率を維持していますが、普段コンペティティブではヴァイパーが使われなかったり、サイファーよりキルジョイが優先されることからあまり影響を受けなかったと推測できます。
常に防御ラウンド勝利率が攻撃ラウンド勝利率を大きく上回っているので、今後何かしらの改変が加えられそうな感じがしますね。
クローヴ追加に関しては、ULTやピック・ミー・アップ、倒れた後にスモークを焚くことができることから、強気に前にいけるということでアタッカー側に有利が傾くかなと思っていましたが、実際のところはそこまで変化は見られませんでした。
結局のところ、味方に合わせるアビリティや有利に撃ち合えるアビリティがメドルしかなく、それもパラノイアのような強さはないので、アタッカー側に恩恵がなかったということなのでしょうか。
まとめ
以上、攻め・中立・守りマップについて見ていきました。
VALORANTではパッチ毎にマップ構造の改変や、エージェントの能力調整があるため随時更新していきたいと思います!
コンペティティブで勝つための方法の記事も投稿しています!
マップの考察記事も投稿しています!
今後もeスポーツジャパンではVCTに関する記事や考察記事などをお届けいたしますので、ブックマークやTwitterのフォローよろしくお願いいたします!
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部