「個人練習で自分の進化を明確に感じた」 VALORANT Challengers Japan 2024 Split1 で優勝を果たしたFENNELにインタビュー！
3月31日にポートメッセなごやにて開催された「VALORANT Challengers Japan 2024 Split1 Playoff Grand Final」終了後、昨年に続き見事優勝を果たした「FENNEL」のプレスカンファレンスが行われました。
本記事ではその様子をご紹介します！
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決勝戦の振り返り「非常にタフだったがみんな頑張った」
──まずは、優勝おめでとうございます！代表してCLZ選手にお伺いしますが、大熱戦の中、見事Split1優勝という形になりましたが、率直な感想と今日の試合を振り返って改めてコメント頂けると幸いです。
CLZ選手：ありがとうございます。めちゃめちゃ長いラウンドをやって、ほとんどの試合がフルセットだったりとかで、本当に疲れた試合だったんですけど、みんな頑張ってくれて勝てて本当に良かったと思います。
──SyouTa選手に質問です。昨日今日と続いてタフな試合だったかと思います。体力や集中力の面で大変なところもあったかと思いますが、最終MAPではすごい集中力だったように見えたので、実際に戦っていてどうだったのかということと、チームの中でこんな風に声を掛け合っていたなどがあれば教えてください。
SyouTa選手：昨日に引き続き今日も非常にタフな試合でしたし、今日の4試合目のブリーズでみんなの体力と自分の体力はほぼなくなっていて、しんどいかなと思っていました。ただ、自分の中では自分を削ってでも燃え尽きようと思いつつ、GONさんに後悔しないようなプレイを出せばいいとか、Xdllに行けると思ったときに行け！とか信じてくれている言葉を受けて、やる気というかなんでもできるという自信が生まれて、もう体力はないはずなのに疲れている感覚は最後のMAPはなかったですね。
──昨日の試合はXdll選手以外は調子が悪かったとCLZ選手が仰っていましたが、今日2回FENNELとしてACEが出たりして、すごく調子が良かったように見えたんですが、今日はいかがでしたでしょうか。
CLZ選手：本当に今日みんな強くて、一人が欠けてたら負けていたような試合だったので、みんな強かったに尽きると思います。
──改善したことだったり、昨日から変わったことは何かありますか。
CLZ選手：良い睡眠を取ろうという努力をしました。
個人練習期間のスケジュール「一日のほぼ全てVALORANTに籠っていた」
──Xdll選手にお伺いします。Split1全体通して凄まじいパフォーマンスを発揮されていたかと思いますが、ChallengersJP開幕前に反省期間があったということで個人練習に専念する時間があったと思います。今大会のパフォーマンスはその個人練習の賜物なのではないかと思いますが、個人練習期間の一日のスケジュールや練習内容を教えてください。
Xdll選手：半日以上、朝起きてご飯食べるとか寝る以外は、本当にずっとVALORANTのランクとかデスマッチとか籠っていましたね。
──ご自身でも昨年と比べて明らかに成長した実感はありましたか。
Xdll選手：そうですね。それはめっちゃ感じます。
接戦を勝てた理由「これまでの行いが一歩上回った」
──Eulerコーチに質問です。昨日のSG戦も今日のRC戦もどちらも本当に接戦の展開だったかと思いますが、コーチの目線でFENNELが一歩上回ることができた理由というのは、それぞれどういうところにあると考えているのでしょうか。
Eulerコーチ：僕目線では、どちらの試合も一貫して練習でやったことがそのまま反映されているなと思っていて、勝ったラウンドや負けたラウンド、勝ったMAP負けたMAPというのは全部前日までにどう過ごしてきたか、練習をどうしてきたかが全て繋がっているとしみじみ感じています。僕らが一歩上回れたのは、周りのサポート含めて今までやってきたことがちょっと一歩上回ったかなという感覚です。
Derialy選手の強み「真面目で常に冷静」
──FENNELの中核の一人はDerialy選手だったと思うのですが、Derialy選手のチーム内での強み、どういう影響をもたらしたのかというのを、CLZ選手・SyouTa選手からお聞きしたいです。
CLZ選手：Derialyくんは、すごく練習に真面目というところが一番良いところだと思っています。プロ選手において真面目に取り組むというのは一番難しいことだと思っていて、でもそれが欠けていなくて、しかもチームの雰囲気が悪い時も率先して自分から声を出してくれる選手ですし、チームの雰囲気をガラッと変えてくれる選手かなと思います。あとフィジカルがめちゃくちゃ強いです。
SyouTa選手：今年始まってメンバー全員揃ってからの練習で、一番落ち着いたコールを出してくれる選手ですし、常に敵の状況と今の状況を冷静に味方に伝えることができるので、そこは昨年Derialy選手の役割であったhiroronn選手にも難しいんじゃないかなと思います。
──GON選手・Derialy選手に質問です。1st、3rd、4thMAP、この3つが特にオーバータイムに入って大変タフな試合だったかと思いますが、どうそのタフな試合を乗り越えていったのか、教えてください。
GON選手：どう乗り越えたか…まぁ乗り越えられていない試合もあるんですけど、やっぱり試合の中でどう乗り越えたかというと、ラウンド後にみんなで「大丈夫、大丈夫」みたいな声掛けですね。どのプロ選手に聞いても声掛けですみたいなことを言うと思うんですけど、実際大会やってみて自分があの場でプレイしていると、味方の声掛けってこんなにありがたいものなんだなというのを改めて実感しましたね。これからも実践させていただこうかなと思ってます。
Derialy選手：最後の方のMAPにつれて、後悔が残るくらいならやりきって終わろうというマインドに切り替わって、そういう気持ちでプレイすることで乗り越えることができたんじゃないかなと思います。
次なる大会に向けて「目標はアセンション、全力で走り抜ける」
──最後に代表してCLZ選手に、Split2に向けた意気込みと、ファンへのメッセージをお願いします。
CLZ選手：今回Split1優勝して本当に嬉しいんですけど、僕たちの目標はアセンションで優勝することなので、気持ちを切らさずに全力で走り抜けたいと思います。本当にいつも応援ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします！
今回は「VALORANT Challengers Japan 2024 Split1 Playoff Grand Final」を制し、今年最初の日本王者に輝いた「FENNEL」の皆さんにインタビューさせていただきました。
長丁場の後にもかかわらず、ご対応いただき誠にありがとうございました！
「VALORANT Challengers Japan 2024 Split1 Playoff Grand Final」のアーカイブは以下のリンクからご覧ください！
アイキャッチ画像：2024 Riot Games, Inc. Used With Permission
取材・執筆：eスポーツニュースジャパン編集部/h1ro
