「フィジカル最重要視」史上最強のフィジカル集団新生DetonatioN FocusMeに大会直前インタビュー!【Red Bull Home Ground】
10月19・20日に両国国技館にて「Red Bull Home Ground 2024 APAC Qualifier」が開催されます。
APAC予選開催前に、出場する合計6チームに囲み取材をさせていただきましたので、そのインタビューの様子を公開していきます。
本記事ではDetonatioN FocusMeのインタビューをお伝えします!
競技初挑戦となるgyen選手の心境やフィジカルの自信などについてお聞きしましたので、ぜひご覧ください!
コーチ経験の恩恵「対話ができるようになった」
──まずはArt選手に伺います。2024シーズンはSengoku Gamingでコーチを務めて、この度選手復帰を果たしましたが、どういう経緯で選手復帰をしようと考えたのか、またコーチを経験したからこそ選手活動に活かせるなと思ったことを教えてください。
Art選手(以下敬称略):2024シーズンはSGでコーチをやらせてもらって、大きく分けて2つのことが身につきました。
1つはメンタル面で、コーチは論理的に話さなければならなくて、いろいろなことを言語化する仕事だと思うんですが、言語化する中で意見が合わないことがよくありました。
そこで感情的にならずにSGの周りのスタッフやコーチがめげずに話してくれたからこそ、話し合いができるようになりました。
今の選手活動の中でもカッとなってしまいそうなときに話し合いにつながることで、メンタル的にも良くなります。
また、以前はやりたい動きがあるけれども、なぜやるのか、どうやるのか、どう伝えるのか深くは考えてきませんでしたが、コーチをしたことで伝える能力が向上したり、やりたい動きがより明確になりました。
そういった面で良い選手になれたなと思います。
復帰に関しては、コーチのオファーもいただいた中で自分がやりたいことをやるためには選手しかないなと思ったので、選手復帰をするための行動に出ました。
それからMeiy選手からトライアウトを受けてみないかと声がかかってDFMに加入した流れになります。
──もともと選手復帰の可能性は低いと仰っていましたが、その気持ちの変化はどのようなものだったのでしょうか。
Art:選手はずっとやりたかったですよ。やりたかったけどできない、今の自分じゃ難しいという話になってコーチをしていました。
それで今選手復帰をしてフィジカルは大丈夫なのかと言われていますが、そうならないように日々練習はしてきました。
──チームを作っていくうえで、これからこういう風にしていきたいという今後の展望はありますか。
Art:メンバーにもコーチにも言っていますが、あまり結果に執着しすぎないようにしていきたいです。
というのもシーズンが終わってすぐに解散となるチームもある中で、そうはなりたくないと考えています。
正しいプレイができて勝てるチームだから今後も一緒にやっていきたいと思えるので、そういうチーム作りをしていきたいですし、正しいプレイを導いてそれが自ずと結果につながれば良いなと思っています。
実際の例で言えばTeam Hereticsのような感じで、雰囲気も良くそれでいてプレイもすごいというようなチームになれればと思います。
メンバー選考基準「フィジカル最重要視」
──Meiy選手にお伺いします。Art選手はMeiy選手から誘われたと仰っていましたが、メンバー選考はMeiy選手とコーチ陣が中心となって組み上げていった形ですか。
Meiy:そういう感じですね。
──メンバーを選ぶうえでの基準などがあれば教えてください。
Meiy:僕が一番重要視するのは選手個々人のフィジカルの強さだったので、Jinboong・Akame・gyenを選びました。
そしていばにん(Art)を選んだのはCR時代にトライアウトをしたこともあって、その時からIGLがすごいと分かっていて、彼が他のチームに行った時も活躍していたので、一緒にやりたい気持ちが常にありました。
そこでトライアウトに誘った感じになります。
gyen選手の挑戦「期待に応えられるように成長する」
──gyen選手にお伺いします。今回が初のVALORANT競技参戦ということで、いきなり相手がPacificの強豪たち、そしてオフライン大会となるわけですが、自信あるいは不安などはありますか。
gyen:やっぱりプレッシャーがすごいと思うんですけど、自分のいつも通りのパフォーマンスを出せたら、絶対勝てると思いますので、メンタル的には負けていない気持ちで挑みます。
──gyen選手はMeiy選手とよくデュオをしていますが、gyen選手にとってMeiy選手はどのような選手ですか。
gyen:“マブダチ”ですね。
──gyen選手から見て他の選手の印象はいかがですか。
gyen:僕はまだまだ新人で、覚えることばかりなんですけど、みんな温かい目で見守ってくれて、失敗しても責められずのびのびとプレイができるので、本当に良いチームだと思っています。
僕も期待に応えられるように成長していきたいと思います。
──しばらくVALORANTを続けてきて、なぜこのタイミングで競技シーンに参戦しようと思ったのか教えてください。
gyen:Meiyさんからトライアウトのお誘いが来て、正直最初はチームに入る気がなくて迷っていたんですが、VALORANTのモチベーション自体は大きくあり、プロと戦いたいなとも思っていました。
自分がやりたくなるタイミングでプロになれて、しかもTier1に入れてくれるというのはめちゃめちゃ良い機会だと思います。
──Jinboong・Akame選手にお伺いします。日本シーンで破壊的なエイムを見せつけましたが、Pacificチームを相手に自分のフィジカルが通用するかどうかについて自信のほどはいかがでしょうか。
Akame:Pacificチームとはスクリムをしたことがあって、自分がどれくらいのレベルにあるのか分かっているつもりですし、スクリムでもエイムで破壊できているので、自信はあります。
Jinboong:本当の実力は大会で戦ってみないと分からないですが、僕の前にいる敵には絶対に勝つ、そういう自信があります。
──Art選手にお伺いします。今のDFMを漢字一文字で表すならどんなチームでしょうか。
Art:葉っぱの「葉」です。2つ意味がかかっていて、1つは葉っぱはフレッシュなイメージがあって、DFMもまさにフレッシュなチームです。
2つ目は葉っぱって大きいじゃないですか。種から茎、茎から葉へと成長していくと思うんですが、僕らはまだ種の状態で、最終的には大きな葉っぱになれたら良いなということで、葉っぱの「葉」にしました。
──Meiy選手にお伺いします。前のDFMと今のDFMとではどのような変化が見られるのか教えてください。
Meiy:僕たちのフィジカルがありえないくらい強いのはもちろんなんですけど、いばにんのIGLに関しては僕が今までやってきたチームにないものでしたし、今まで皆さんが見てきた日本チームの試合とかではなかなか見られなかったようなものが詰まっていると思うので、楽しみにしていただければと思います。
今大会への意気込み
──今大会への意気込みをお一人ずつお願いします。
Jinboong:まだ練習を始めたばかりですが、今の完成度というよりかはこれから応援したくなるような可能性を見せていければと思います。
Akame:僕たちはVALORANTの才能を持っている最強の5人だと思うので、僕の目標である世界一になるために頑張ります。
いったんこのRed Bull Home Groundで勝って、ベルリンに行って僕たちの才能を証明して世界一になります。
Art:Red Bull Home Groundに関しては、何度も言うように結果というよりは、1プレイ1ラウンドワクワクしてもらえるような試合を魅せられればなと思います。
gyen:今回は初めての大会ということで、全力で楽しんで全力で勝っていきたいなと思います。
Meiy:とにかく負けたくないので、RRQとTLN戦に関しては全力で勝ちに行きますし、これからの試合で苦しい展開が待ち受けていると思いますが、折れずに戦っていけたらなと思います。
今回はDetonatioN FocusMeの皆さんにインタビューさせていただきました。
大きくロースターを入れ替え、Pacificではなく世界を見据えたフィジカル集団となったDFMは、Red Bull Home Groundでどれほどの破壊力を魅せるのか期待が高まります!
ご対応いただき、誠にありがとうございました!
DetonatioN FocusMe各種リンク
X:https://twitter.com/DFM_VALORANT
公式HP:https://team-detonation.net
YouTube:https://www.youtube.com/@DFMVALORANT
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取材・執筆:eスポーツニュースジャパン編集部/h1ro