「本当にこのチームを勝たせられてよかった」VALORANT Challengers Japan 2023 Split 2で優勝を果たしたSCARZ TORANECO選手にインタビュー
6月4日にエディオンアリーナ大阪にて開催された「VALORANT Challengers Japan 2023 Split 2 Grand Final」終了後、見事優勝を果たしたSCARZの「TORANECO」選手にインタビューさせていただきました。
優勝した直後の気持ちやこれからのことについてお聞きしたので、是非ご覧ください。
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優勝直後の素直な気持ち「本当にこのチームで勝ててよかった」
━━まずは優勝した感想を教えてください。
TORANECO選手:そうですね、今自分が本当にこの優勝をどう思っているのか、どういう意味を持つのか分かっていなくて。でも本当にこのチームを勝たせられてよかったなという思いが一番強いです。彼らも覚悟を持ったうえで19歳ながらも日本に来て、日本で誕生日を迎えたんですけれども、それで20歳になってというところで、本当に大事な時期を日本にもってきてくれました。その覚悟も本当にリスペクトしていて、その中で彼らに優勝を経験させられたというのが優勝した時の一番の感想です。
━━では本日のパフォーマンスを振り返っていかがでしたか。
TORANECO選手:一マップ目、二マップ目は結構よかったかなと思うんですけど、三マップ目が一番自分としてはパフォーマンスが落ちていたなという感じで、それで四マップ目は普通だったと思うんですけど負けてしまったというのチームとしての士気が下がる中で、自分としてやらなければならないことはどれだけを士気を上げられるかという部分で、そこにフォーカスしていました。五マップ目は普通……。でもやっぱりヘイヴンが一番自分としてはミスったという感じですね。
━━アセントに関しては両チームともクラッチシーンがあって凄まじい戦いでしたね。
TORANECO選手:そうですね。
━━では、本日の決勝と昨日のFENNELリベンジ戦、どのような気持ちで臨まれたのか教えてください。
TORANECO選手:初日はチームに対しての特別意識などはなくて、「今日を勝って明日も勝たなきゃいけない」という気持ちが一番強かったです。しかも期間が空いていたので相手チームも何をしてくるかわからない状態だったというのが本当に大きくて、自分たちのやることを押し付けていこうというメンタルに切り替えられていたので、特定のチームにフォーカスしてこのチームに勝たなきゃいけないというよりは、自分たちが何ができるかというのを押し付ける、そういうメンタルで臨みましたね。
━━ありがとうございます。続いてVALORANT Challengers Japan Split2を通して、TORANECO選手自身クラッチシーンが目立っていたように感じるのですが、クラッチ力の要因は何だったのでしょうか。
TORANECO選手:サポートプレイヤーとしてスモーク役が倒れちゃいけないというのが本当に強かったです。それで撃ち合いの感覚も徐々になくなっていくという状況の中で、如何に大事なシーンで気力をバッと出せるか、集中力をガッと出せるかという部分を特に意識して、感覚を掴む形で理論的には説明できないんですけれども、なんか…感覚を掴むみたいな感じです。ふわっとしていて申し訳ありません。
ロースター変更がもたらしたチームの変化
━━いえいえ難しい質問失礼いたしました。本当に様々な場面でチームを救われていたなと感じております。続いてですが、どちらが良い/悪いはないかと思いますが、善悪菌選手からAllen選手に代わって一番変わったこと、プレイスタイルがどう変わったのか教えてください。
TORANECO選手:そうですね、善悪菌がいた頃は、まず善悪菌の人柄というか特徴として、たぶん言葉にしなくても大体のことがわかるみたいな、すごいセンスのある人間で、俺が英語で聞き取れないこともこういうことなんだろうなという解釈で理解して、チームとしてもそれぞれのセンスで形作る感じでした。一方でAllenは英語でコミュニケーションが取れる、一番英語が話せるというところで、自分たちが何がしたいのか全て言葉にするようになりました。言わずもがなでプレイするプレイスタイルから、全部言葉にしてコミュニケーションをとるプレイスタイルに変わりましたね。
━━それではSplit2で印象に残った試合はありますか。
TORANECO選手:Split2で何か印象に残った試合はやっぱりMain StageのJadeite戦で、絶望的なヘイヴンの6-12くらいの状態から12-12になって14-12で勝った時が一番気持ちが高揚したなという感じです。
━━あの時はKr1stal選手がとんでもないブリンク抜きをされていましたね。
TORANECO選手:あれを撃とうと思えるのが凄いですよね。
国際大会「VCT ASCENSION Pacific」に向けて
━━感覚なのかタイミングを合わせて撃ったのかなというところで、皆さんが驚かれたシーンでした。では、これからアセンションに向けて準備が始めるかと思いますが、現時点でのチームの課題があれば教えてください。
TORANECO選手:そうですね、各々がフィジカルをちゃんと上げていかなければならない、自分含めて上げていかなければいけないというのはあります。しかし、勝ちたいとか強くなりたいという気持ちが強くなりすぎるがために、主張が強くぶつかってしまったりだとか、喧嘩っぽくなってしまったりすることは避けたいところです。そのあたりとどう向き合っていくか、ここがチームとしての課題なのではないかと思っています。
━━アセンションについての続きとなりますが、意気込みについてもお願いします。
TORANECO選手:そうですね、日本リージョンという肩書きももちろんあるんですけど、自分たちがアセンションに向けて、日本リージョンと舞台が変わって何ができるかというのも練習していく中で見つけないといけないと思います。今はどういう意気込みで挑むかは文章化できないんですけど、練習していく中でしっかりとそれを見つけて、自分たちがどういう姿勢で挑むのかというところを定めていければと思います。
ファンからの応援が何よりの力になる
━━では最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします。
TORANECO選手:日ごろからSNSで反応を頂いたりしているのが選手たちの充実感に繋がっているというか、高揚感のある中でプレイできたり、ファンの方々からの気持ちを受け取ってより力になっているというのは間違いないので、ぜひ引き続き応援して頂ければと思います。また、自分たちからも何か還元できるように色々考えていければと思うので、これからもよろしくお願いします。
まとめ
今回は「VALORANT Challengers Japan 2023 Split 2 Grand Final」で見事優勝に輝いたTORANECO選手にインタビューをさせていただきました。
TORANECO選手 各種リンク
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SCARZ 公式ページ
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「VALORANT Challengers Japan 2023 Split 2 Grand Final」のアーカイブは以下のリンクからご覧ください。
編集:eスポーツニュースジャパン