Riot Gamesが史上初のデータ配布サービスを発表|eスポ編集長が選ぶ今週の海外ニュース
eスポーツニュースジャパン編集長の鈴木です。
eスポーツに関するメディアは他にもありますが、国外のニュース情報をまとめたものは少ないため、eスポでは積極的にご紹介しようと思います!
※基本的には海外記事の抜粋や補足情報でサクサク書いていきます。面白いニュースは深く掘り下げます。
Contents
1.LoLのRiot Gamesが史上初のデータ配布サービスを発表
League of Legends (LoL) を提供するRiot Gamesは、デジタルパートナーであるBayes Esportsと連携し、競技eスポーツのデータを、プロチームやコミュニティに継続的に届けるプロジェクト「LoL Esports データポータル(LDP)」を発表しました。同社によると、データ配布プラットフォームは史上初の試みだそうです。
対戦履歴やリプレイファイルから、「バロン・パワープレイ」や「孤立時のデス数」といったより詳細なデータを提供する。このような競技データは、選手の情報収集や、プレイヤーのコーチング、メタを打破する新戦略の開発に役立つという。また、ファンのためのプロダクトや体験を作る際にも利用できる。
プロのチームは、試合前の準備や試合後の分析を改善できるため、LoLイベント全体でプレイレベルを向上できる。現在、150以上のチームやパートナーが、UIやAPI統合を通じてLoLデータにアクセス可能であり、データのアクセス権は今後拡大していく計画だ。
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これによって、プロeスポーツチームより詳細な分析を行い、どんどん競技のレベルが上がっていくと考えられます。
この動きはeスポーツの選手やチーム、そして視聴者にとってもレベルが上がることは良いことなので他のゲームでも徐々にデータを開示するタイトルが増えるかもしれません。
また、日本ではLoLはプロの人数も部門を持っているチームの数も配信者なども少なくApexやVALORANTなどが圧倒的に人気です。
しかし、海外ではまだLoLがeスポーツの最前線になっています。
これを機に興味を持った方はぜひプレイしてみてください。
2.インドでTVのゴールデンタイムにeスポーツ放映開始
インドのスポーツとゲームのメディアを運営するNazara Technologiesは、Disney Starと共同で、テレビのゴールデンタイムにeスポーツ番組を放映するとMoney Controlが伝えました。
BGMI Master Seriesのテレビ放送では、15社ほどのスポンサーがつき、3時間のうち40分程度が広告枠になるという。
インドのデジタルメディアにおけるeスポーツの視聴者数は1700万人に達しており、2021年のEY-FICCIレポートによると、2025年までにインドで8500万人のユニークビューワーを超えると見られています。
市場が急拡大しているeスポーツはYouTubeやTwitchなどのプラットフォームから徐々にテレビへの進出が進んでいることがわかります。
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3.BLAST PremierがDAZNとメディア権契約を締結
出所:https://esportsinsider.com/2022/06/blast-premier-dazn/
BLASTとは2020年に開始されたCounter-Strike:Global Offensiveプロのeスポーツリーグです。このリーグが日本、米国、英国を含む100以上の地域でサーキットをDAZNで視聴することができるようになりました。
DAZNはサッカーや野球などのリアルスポーツの放映で有名なプラットフォームですが、海外の大きな大会の放映も行っているようです。
まとめ
今回の記事では、海外の面白いと思ったニュースを紹介しました。
3つの中で2つの記事がeスポーツ大会を他のプラットフォームで配信する権利の代わりに料金を払う【放映権】に関するものでしたが、こういったeスポーツの経済的なニュースも海外の方が多いことがわかります。もし今回の記事が好評だったら次回も紹介してみようと思います。
もっとeスポーツに詳しくなりたい!という方は海外のeスポーツ事業を調べても良いかもしれません。
eスポでは定期的に海外のニュースを紹介していく予定なので、今後も楽しみにしてください!