【LoL】お馴染みの中立モンスター「バロンナッシャー」の歴史とは?競技シーンの集団戦にも注目【おすすめ動画】
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中立モンスター「バロンナッシャー」の歴史
今回ご紹介するのは、theScore esportsが投稿した「Where Legends are Made: The Story of Baron Nashor」です(投稿日:2023年7月31日)
本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)に登場する中立モンスター「バロンナッシャー」(バロン)の歴史に焦点が当てられています。
『LoL』の一般的な競技ルールである「サモナーズリフト」には、試合開始から20分を迎えるとマップ内に大型の中立モンスターであるバロンが出現します。バロンを倒したチームには「AD&APが上昇」「リコールの詠唱時間短縮」「自軍ミニオンのステータスアップ」といった強力なバフが付与されるため、勝利をもぎ取るためにはバロンを倒してバフを手に入れることが重要。ゆえに『LoL』では競技シーンのみならず、試合が中盤へ差し掛かるにつれてバロンの存在感がかなり大きくなるのです。
バロンナッシャーはその恩恵の大きさゆえ、撃破できれば不利な状況を覆す可能性に満ちあふれています。そのため、「バロンをいつ取るのか」「バロンを取るためにどうやって敵チームを退けるか」「もしバロンを取られたらどのように対処するべきか」……等々、バロンを介した様々な駆け引きが生じます。
ちなみに、バロンは『LoL』14年間の歴史において何度かデザインが大きく変更されています。最初期のバロンは”紫色の巨大なミミズ”といった印象でしたが、アップデートを重ねるにつれて見た目が禍々しく進化。2024年初頭の大型アップデートでは胴体から人間のような腕が生え、恐ろしくも厳かなバロンへと生まれ変わりました。
そして、『LoL』のバロンを語る上で欠かせないのが”バロンスティール”です。これは文字通り、バロンのラストヒット(とどめの一撃)を奪って相手よりも先にバロンを倒す行為を指します。競技シーンではバロンを巡る集団戦が頻発し、それゆえにこのバロンスティールもそれなりの確率で見受けられるのです。
本動画で大々的に取り上げられているのは、世界大会「Worlds 2022」の「T1」対「DRX」戦で巻き起こったバロンスティール。T1所属のADCプレイヤー”Gumayusi”選手が放った一矢が、体力残り数ミリのバロンへ見事に直撃。Gumayusi選手のスーパープレーはT1メンバーの窮地を救っただけでなく、全世界でグランドファイナルを観戦していた『LoL』ファンの度肝を抜きました。
一介の中立モンスターと言えども、常に一定以上の存在感を放ち続けてきたバロンナッシャー。その歴史は『LoL』の歴史と同義であると言っても過言ではありません。特にバロンスティールのファインプレーは腕前に限らず、『LoL』プレイヤーなら一見の価値があると言ってよいでしょう。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部