『LoL』欧州リーグのベストプレーを現役キャスターが真剣に評価!「LEC」の伝説的な名場面【おすすめ動画】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
Vedius REACTS to the most LEGENDARY LEC Plays
今回ご紹介するのは、LoL Esportsが投稿した「Vedius REACTS to the most LEGENDARY LEC Plays」です(公開日:)
本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のLEC(欧州リーグ)におけるベストプレーにフォーカスしています。
10年以上の歴史ある『LoL』競技シーンにおいて、LECはプレイヤー人口の多さやプレイヤー陣のハイレベルな実力も相まって、『LoL』有数のメジャーリージョンとして知られています。今回の動画では、そんなLECのハイライトを振り返るべく、競技シーンでキャスターを務める”Vedius”氏が出演。自身が実況を担当した試合を含め、動画内で複数のベストプレーを解説しています。
本稿では、動画内に登場するハイライトのうち、名シーンを2つピックアップしてご紹介します。
まずはLECで行われた「ROGUE」(RGE)対「Misfits」(MSF)戦における、”Inspired”選手が1vs5を成し遂げた名シーン。BO5で互いに2ラウンドを勝ち取った状態で突入した最終戦、RGE陣営がMSF陣営のインヒビタータワーを破壊するべく、TOPレーンを侵攻します。
両陣営がタワーの破壊&防衛をかけて勃発した集団戦。MSF陣営がやや上回ったか、RGE陣営はInspired選手を1人残して壊滅してしまいます。MSF陣営は好機と言わんばかりにInspired選手を刈り取ろうと詰め寄りますが、「ヴィエゴ」のパッシブスキル「王の支配」でMSF陣営のチャンピオンを巧みに乗っ取るInspired選手を中々倒すことができません。1人、また1人とMSF陣営が倒れていき、ついには「ノーチラス」と「シン・ジャオ」までもがダウン。非常に厳しい状況であったのにも関わらず、Inspired選手が集団戦を勝利へと導きました。
続いては、LECでも特に強豪チームとして有名な「Fnatic」(FNC)対「G2 Esports」(G2)戦。試合が大幅に長引き、一手のミスがそのまま勝敗を左右しかねない開始47分50秒。両陣営は集団戦で人数差をつけるのではなく、相手の「ネクサス」(最終目標)を破壊するべく敵陣営へと舵を切りました。
あえて自陣を守ることを放棄し、全力で敵陣のネクサス破壊を目指すFNCとG2。こうしたプレイングを『LoL』では”ベースレース”と表現しますが、この試合で勝利の女神が微笑んだのはFNC陣営でした。と言うのも、G2陣営のネクサスタワーは2本とも壊されており、FNC陣営が容易にネクサスを攻撃することができたからです。
とは言え、G2陣営もあともう少し早く自陣のインヒビターが復活していれば、FNC陣営にネクサスを壊されずに済んだはず。そうなっていれば、逆にG2がFNC陣営のネクサスを破壊できていたかもしれません。いずれにせよ、ベースレースはそう度々起こることではありませんが、競技シーンではとりわけ盛り上がるプレイングだと言えます。熱の入ったキャスター席の実況も相まってか、印象深い一戦となりました。
本稿でご紹介した2つの名シーンに加え、動画内では実況のVediusも興奮を隠せなかったハイライトが多数収録されています。現在開催されている世界大会「Worlds 2024」でも、ファンを沸かせるベストプレーを数多く見せてくれたLEC陣営。その強さの歴史を本動画で振り返ってみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部