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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

FAKER WHAT WAS THAT?!

今回ご紹介するのは、LoL Esportsが投稿した「FAKER WHAT WAS THAT?! | TOP 5 PLAYS」です（投稿日：2024年4月18日）

本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』（LoL）の競技シーンを賑わせたスーパープレーのうち、期間内に一定以上の注目を集めたハイライトがランキング形式で紹介されています。

最初に取り上げられたのは、欧州リーグ「LEC 2024 Spring Playoffs」での「Fnatic（FNC）」対「Team BDS（BDS）」戦です。開始14分20秒、TOPレーン側のリバーにて集団戦が発生。両チームが各チャンピオンのスキルを発動して対応する中、FNCの”Noah”選手は「カリスタ」のオートアタック（AA）でBDS陣営へ着実にダメージを与えていきます。

同選手はADCという最も相手から狙われやすいロールですが、致命傷を負うこともなく、一人、また一人とBDS陣営をダウンさせることに成功。最後はMIDレーンへ逃走を試みる”Sheo”選手の「シン・ジャオ」を討ち取り、見事ペンタキルを達成しました。

続いては、「CBLOL 2024 1 Playoffs」から「paIN Gaming（PNG）」対「Vivo Keyd Stars（VKS）」戦。試合が始まってから30分以上が経ち、両陣営が中立モンスター「バロンナッシャー」獲得を目論んで睨み合っている中、戦況を大きく変えたのがPNGの”dyNquedo”選手です。

PNGがバロンナッシャーを倒したと見るやいなや、自陣へ帰すまいと戦闘を仕掛けるVKS陣営。突発的に始まった集団戦でしたが、dyNquedo選手は「アーリ」のスキルを上手く使い分け、1人でVKS陣営を引き付けることに成功します。Eスキル「チャーム」を”SMILEY”選手に命中させ、陣形を崩したところにPNG陣営がすかさず反撃。バロン獲得+集団戦を勝利へと導き、自チームに大きなアドバンテージをもたらしました。

本稿で最後に紹介するのは、動画名にもなっている”Faker”選手のスーパープレー。舞台となったのは「LCK Spring Playoffs」の「T1」対「Gen.G（GEN）」戦です。

開始41分、T1に対して11キル差をつけ、チーム全員にバフを付与するドラゴンソウルまで獲得したGen。対するT1はタワー破壊数を含め、オブジェクト数やゴールド面で大きな不利を背負っていました。そんな状況下で始まったのが、強力無比な中立モンスター「エルダードラゴン」をかけた集団戦。先に仕掛けたのはGENで、T1の”Gumayusi”選手にまず大ダメージを与え、戦線から離脱させることに成功。この時点で人数差がついてしまったT1ですが、ドラゴンピットの左側へ追いやられたFaker選手の「アジール」が、ULT「皇帝の分砂嶺」でGEN陣営をリバー側へ大きく吹き飛ばしました。そのままダメージディール力に優れたアジールの攻撃により、なんと一手でGEN陣営を4人撃破。開幕から不利を背負った集団戦を、卓越したテクニックで五分に持ち直しました。

記事内で取り上げたのは3つのハイライトですが、冒頭で述べた通り、本動画では計5つのスーパープレーが収録されています。様々なキャラクターとスキルが入り乱れる集団戦は、『LoL』競技シーンにおける一番の見どころと言っても過言ではありません。興味のある方はぜひ一度、プロeスポーツプレイヤーの集団戦をチェックしてみてください。

執筆：eスポーツニュースジャパン編集部