『LoL』画面固定は完全に外さなくてもOK!大事なのはカメラを切り替えるタイミングにあった【動画紹介】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
プロゲーマーから学ぶ『LoL』カメラワークの重要性
今回ご紹介するのは、ぽんしぇっと&トト・グラフィックが公開した「カメラワークを極める!! プロのカメラワークを参考にして画面固定をは外し、ストーリー形式で解説!! -リーグ・オブ・レジェンド上達への道のり-」です(公開日:2023年11月16日)
本本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)における”カメラワークの大切さ”についてフォーカスしています。

日頃から『LoL』を精力的にプレイしている本動画の投稿者は、冒頭にて「カメラワークの重要性」について言及。本作は5対5のチーム形式で競い合うゲームシステムゆえ、「マップ内の情報を把握すること」が極めて大事だと語りました。
例えば各レーナーの体力をはじめ、ミニオンウェーブの規模や敵JGの位置、そして集団戦時における各チャンピオンのポジショニング……等々、カメラ(視点)を通して得られる情報は多岐にわたります。
ミニマップでもチャンピオンの位置をざっくりと把握できるものの、やはり詳細な場所やサモナースペルの有無、スキルの使用状況までは分かりません。ゆえに投稿者は「カメラワークが上手くなりたい」と話しつつ、実際にどのようなフローで正しいカメラワークを身に着けたのか説明しました。

操作キャラクターを真上から見下ろす俯瞰視点が特徴の『LoL』では、「カメラ視点を自チャンピオンの真上に固定する」という、俗に「画面固定」と呼ばれる機能があります。『LoL』はチャンピオンとカメラ視点をプレイヤーが操作するシステムを採用していますが、画面固定をONにするとプレイヤー自身でカメラを動かさずとも、チャンピオンを画面中央に捉えたまま、自動で視点が追従します。一見すると便利な画面固定ですが、「視野が狭くなる」「スキルショットの精度が安定しない」など、はっきりとデメリットも見受けられます。
特に致命的なのが、「ゼラス」「ジンクス」「アッシュ」……など、スキルの射程範囲が広いチャンピオンを使う際に極めて不利だという点。画面固定だと視界の外に向かってカメラを動かすことができないため、ミニマップから得られる情報のみでスキルを発射しなければなりません。すべてのチャンピオンがそうとは言い切れないものの、画面固定によって真価を発揮できないチャンピオンがいるのも事実です。
「画面固定に頼りっぱなしの『LoL』から卒業したい」。そう願った投稿者は、韓国リーグ(LCK)で活躍する”Faker”選手や”Chovy”選手といったプロゲーマーのプレイ動画を徹底的にチェック。その結果、彼らの手さばきから、「画面固定を切りっぱなしにするのではなく、固定のON/OFFを巧みに使い分ける」ことが大事だと結論づけました。

プロゲーマーの所作を事細かに観察し、カメラワークの本質を自分なりに掴んだ投稿者。動画内では、実際にカメラワークをマスターするために取り組んだ練習方法が公開されています。最初に行ったのは、「画面端までカーソルを持っていき、瞬時に画面固定をオンにしてカメラを中央まで戻す」という反復練習。一連の動作を繰り返し、自分にとって最適なカメラ速度を見出した模様です。その後カメラだけでなくチャンピオンも同時に動かし、「上下・左右・斜め……様々な方向に素早くカメラを動かせるよう練習を重ねた」と明かしました。
動画の最後では、カメラワークを習得した投稿者がランク戦にチャレンジ。画面固定のON/OFFを巧みに切り替えて勝利を掴み、見事ゴールドに昇格した様子が収められています。
初心者のうちは特に複雑に感じるカメラワークですが、最初にしっかりとした技術を身に着けておけば、後々のゲームプレイで役立つこと間違いありません。「画面固定を切り替えるタイミングが分からない」といった方を含め、カメラワークについて少しでも気になる『LoL』プレイヤーは、ぜひ一度動画をチェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部