【特集】「ガーディアン・エンジェル」についてマイム・コーポレーションに直接インタビュー!
今回は2021年6月30日(水)から「マンガBANG!」にて連載開始の「ガーディアン・エンジェル」の原作の一社である株式会社マイム・コーポレーションの プロデューサー渡邊さん、ディレクター猪瀬さん(以下敬称略)がインタビューに応じ、制作のきっかけや背景、今後の展開などを語ってくれました。
ガーディアン・エンジェルとは?
シナリオ
「ならやっぱりeスポーツやろ!?」 ある事情から朋花学園に転校してきた日向紅音。
もうスポーツはやらないと決めていたのに、ちょっとした押しに負けて、”一般科” eスポーツ同好会に入ることに。
と思ったら、メンバーは自分含めて2人だけ!? あと3人集めないと同好会もeスポーツもできない!?
いけ好かないエリート集団・”選抜科” eスポーツ部に勝つためにも、メンバー集めから始まる最新青春群青劇!
Contents
インタビュー
今回は「ガーディアン・エンジェル」が連載されるまでの経緯やストーリーに込められた思い、今後の展開などについてインタビューしていきます!
マンガが生まれた経緯について
なぜ「eスポーツ」というテーマでマンガを書こうと思ったんですか?
渡邊:当社はグッズ制作やイベントを通してエンターテイメントを皆様にお届けする会社です。今回新たなエンターテイメント事業の一環としてオリジナルコンテンツを立ち上げるべく社内にチームが発足しました。
eスポーツをテーマにしたきっかけは、2019年に見に行った高校生のeスポーツ大会です。仲間と協力し全身全霊で戦う高校生たちを見て非常に心を打たれ、「これはドラマになる!」と感じ、描いてみたいと思いました。
我々の社長も「eスポーツ」には非常に関心を持っていて、この企画を提案したところ「ぜひ立ち上げてみてくれ」とGOサインを出してくれました。
なぜ「MOBA」というゲームジャンルを選んだのでしょうか?
猪瀬:eスポーツといえばゲームジャンルは様々だと思います。
その中で特にMOBAは個々のテクニックのほかにもチームワークが非常に重視される、とても競技性が高いジャンルなんです!なので、チーム内での衝突や友情などがドラマとして書けるなと思ったからです。
確かにMOBAは難しいですよね。
猪瀬:難しいです、でも慣れてくるとその魅力にはまってしまいます(笑)。
ゲーム自体の戦略性が高いし、状況も即座に変化していくので毎回ハラハラドキドキしてプレーしています!
とっても魅力的なゲームジャンルなのですが、MOBAを題材としたマンガがまだ日本に無いんですよね。
他国に比べると日本では普及しきれてない部分もあるので、この漫画を通してぜひMOBAの魅力を1人でも多くに伝えることが出来ればと思っております!
「マンガ制作の様子、ゲーム化も?!
「eスポーツ」という新しい題材ならではの発見や、難しかったことなどはありますか?
猪瀬:「eスポーツ」と真剣に向き合っていく主人公たちの心理描写をどうやったらリアルに伝えられるかいつも考えています。
渡邊:また、今後はルールをわかりやすく描写することが鍵になっていくと思っています。MOBAというシステムは一緒なんですけど、オリジナルのゲーム要素も含めていこうと考えているので、今後マンガ内で真剣に掘り下げていこうと思います。
オリジナル要素も多く含まれているんですね!
猪瀬:大まかなルールは一緒ですが、オリジナルのオブジェクトの名前やキャラクター、世界観を作りました。MOBAはキャラクターがとても多いので、100種類以上のキャラクターの登場は想定しています。実は裏で能力のパラメーター、スキル、動きなども分けて作っています。
100種類以上もですか?!
猪瀬:ゲームキャラクターの種類が多い方が、これから作品の中での戦闘シーンをよりリアルに描けるのではないかなと思って。
実際にマンガからゲーム化は考えていますか?
渡邊:実は、考えています。オリジナル要素を含めるとなった時点でゲームを作るという方針が立ち、現在も様々なゲーム会社様とお話しさせていただいているところです。
猪瀬:マンガの方と同時並行で進めているので結構大変な作業になります。笑でも読んでいるマンガに登場するゲームがリアルゲーム化されたら、面白いと思うんですよね。
なので実現できるよう頑張ります!
タイトル名を「ガーディアン・エンジェル」にした理由とは
「ガーディアンエンジェル」というタイトルした理由はなんですか?
渡邊:日本語に直すと「守護天使」という意味ですね。守護天使とは、私たち一人一人についていて守り導く天使のこと、だそうです。
登場人物の5人がそれぞれ問題を抱えながらもチームとして成長していく中で、「eスポーツや友情を通して、自分達の守るべき大切なものを見つけていく」ストーリーとなっているからです。
また、読者の方が何か悩んでいたり心に抱えているものがあったとき、なにがあっても立ち上がり突き進んでいく登場人物たちが皆さまの「ガーディアン・エンジェル」になれればいいなと思っています。
マンガにこめられた思いとは
「eスポーツ」マンガならではのテーマはありますか??
渡邊:読者が勝利から得られる達成感なども大事ですけれど、色々な価値観がある現代社会の中で、悩みや不安を抱えている人が勝利に至るまでの過程や悩みや、トラウマなどを乗り越える様子を見て、勇気をもってもらいたいという思いがあったからです。
これに関しては何度も打ち合わせを重ねたほど重要なテーマでした!
猪瀬:ガーディアンエンジェルのキャラクターたちは、トラウマやコンプレックスなどなにかしらの問題を抱えています。もしかしたらそんなキャラクターたちと重なる部分があるかもしれません。
eスポーツを通して成長していく彼女たちが、今後誰かを励ましたり背中を押してくれる存在になれたら嬉しいです。
eスポーツというと、まだまだ男性がプロリーグなどでは最前線なイメージがありますが、そこで主人公に女性を起用した理由はありますか?
渡邊:スポーツは男女で競技が分かれたりするのに対して、eスポーツは性別関係なく平等にプレイをすることが出来る現代の新しいスポーツだと思います。
eスポーツプレーヤーは確かに男性が多いイメージですよね。なので、女性でも輝くことが出来る!ということを押し出していきたいという思いもあります。
eスポーツというジャンルは老若男女、そしてハンディキャップをお持ちの方も同じ舞台で戦える素晴らしい競技だと思うので、その魅力をしっかり伝えていきたいなと思いました。
今後の展開・最後にひとこと
eスポーツというと、スポンサーなどで企業が関わっている様子がありますが、そういったeスポーツとの将来的な取り組みを考えていれば教えていただきたいです。
猪瀬:eスポーツのガジェットや、ゲーミングチェアブランドを実際にこの先マンガに登場させて、タイアップできればと思っています。
もし、この記事を見て一緒にeスポーツを盛り上げたいと思ってくださる企業様がいらっしゃったらどしどしご連絡ください!!!笑
最後にこの記事を読んでる方々に一言お願いします。
渡邊:eスポーツをもっと盛り上げていきたいという思いがこのマンガの根底にあります。
世界では大きく盛り上がりを見せているeスポーツですが、この漫画が日本のeスポーツ市場の起爆剤の一つになればと思います!
本日はありがとうございました。
ぜひみなさんもご一読ください!
参考URL一覧
1.「マンガBANG!」
■Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mangabang&hl=ja&gl=US
■ios
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%ACbang/id939480693
2.「ガーディアン・エンジェル」1話 試し読み(2021年6月30日(水)公開)
■マンガBANGコミックス公式note
https://comics.manga-bang.com