10月15日から２日間にわたり、日環アリーナ（栃木県）にて開催された「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」。同大会で行われた『Shadowverse（シャドウバース）』部門・学生の部にて、日本一に輝いた香川県代表「あおどり」選手のインタビューをお届けします。

練習の成果を出し切った最終戦 歴史に残る日本一の座へ

――優勝おめでとうございます！まずは今の率直な心境を教えてください。

あおどり選手：ありがとうございます！実感は正直無いんですけど、今日は自分自身のためにも終始頑張っていました。まだRAGE等での勝利経験も無いので、今度は日本一の『シャドバ』プレイヤーを目指して頑張りたいです。

――”県代表で日本一”という称号は『シャドバ』において唯一無二だと思われます。競技シーンにおいて歴史に残る偉業ですがその辺りがいかがでしょうか。

あおどり選手：素直に嬉しいです！『シャドバ』を人前でプレイできるのは名誉なことですし、これからも公の場でプレイできるような良いプレイヤーでありたいです。

――ブロック予選から本日を迎えるまでどのような心境で過ごされましたか？

あおどり選手：”楽しみ”という一言に尽きますね。公式の場で、しかもBO5でプレイできる経験が凄く嬉しくて（笑）。ブロック予選が終わってから一ヶ月間を楽しみに過ごしていました。

――本日の決勝戦も楽しげにプレイされていましたが、緊張等はありましたか？

あおどり選手：純粋に「ここまで勝ち上がることができてありがたい」という気持ちと、「楽しんで勝つ」という気持ちの方が強かったです。ただ思うようにプレイできない箇所もあったので、そういう意味ではやはり緊張していたのかもしれません（笑）

――マリガン（手札交換）の際にカードをクルクルと回していましたが、どのようなことを考えていましたか？

あおどり選手：自分の考えが本当に合っているのかを確認するために、一枚ずつカードを回しながらプレイしていました。

――最終戦のBO5はどのような気持ちで向き合いましたか？

あおどり選手：今までの練習の成果を信じ、その中で自分がやってきたことをしっかり出せれば勝てるという気持ちで向き合いました。

新規eスポーツプレイヤーへおくる言葉「常に当たり前を疑って欲しい」

――あおどり選手の『シャドバ』歴について教えてください。

あおどり選手：リリースから数カ月後に始めたので、数えると大体6年ぐらいはやってます。

――『シャドバ』を始めてから苦労した経験や、壁を乗り越えて勝てるようになったきっかけ等はありましたか？

あおどり選手：同じチームに所属している仲の良い友人がいまして、彼と壁打ちをし始めてからメキメキと実力がついた印象です。そして対人ゲームは運の要素も多少絡みますが、大局観を持って向き合うのが大事だと思います。

――本日の戦いを見守ってくれた方々へメッセージをお願いします。

あおどり選手：在り来りかもしれませんが「ありがとう」という気持ちを伝えたいです。それと共に、今後も実生活と『シャドバ』のどちらも良い形で進みたいと思いますので、よろしくお願いします。

――――中学生や高校生など、若年層で『シャドバ』を頑張りたい！という方々に向けてメッセージはありますか？

あおどり選手：僕自身のポリシーでもありますが、どんなゲームをプレイしていても、まずは「当たり前を疑って欲しい」です。『シャドバ』と真剣に向き合いたい方も含め、常に考えながらプレイするのがeスポーツに挑戦する上で大事ではないでしょうか。

――あおどり選手にとって『シャドバ』とは？

あおどり選手：『シャドバ』は自分自身が考えた結果が顕著に現れるゲームだと思っています。プレイ面で運の要素も絡んできますが、それも踏まえて「なぜこうなったのか？」と一回ずつ考えながらプレイするのが本当に楽しいです。これがやっぱり『シャドバ』の魅力かなと思います。

まとめ

県代表としての自覚を持ち、全国47都道府県の頂点に見事輝いたあおどり選手。学生日本一だけでなく、次なる競技シーンへどのように立ち向かっていくのか。今後の活躍に目が離せません。次年度の「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」は鹿児島で開催予定。eスポでは来年以降も同大会の模様にフォーカスしてお届けします。

編集：eスポーツニュースジャパン/龍田優貴

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2022 TOCHIGI」公式サイト
https://jesu.or.jp/2022tochigi/

『Shadowverse』公式サイト
https://shadowverse.jp/

「RAGE Shadowverse」公式サイト
https://rage-esports.jp/shadowverse/