『LoL』韓国リーグの雄「KT Rolster」のベストプレーを”Score”が格付け|なぜ”Arrow”は3vs1から生還できたのか?【動画紹介】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
チームメイトのピンチを救った”Piccaboo”選手の神フック
今回ご紹介するのは、LoL Esportsが投稿した「KT Rolster史上最高のプレイを振り返る」です(公開日:2025年4月24日)
本動画は、PC用ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の競技シーンに参戦しているプロチーム「KT Rolster」(KT)にフォーカスしています。

本動画に出演しているのは、2012年度よりKTに所属し、プロeスポーツプレイヤーとして『LoL』競技シーンを戦い抜いた”Score”さんです、現在はKTのヘッドコーチを務める同氏が、自ら過去の試合をプレイバック。『LoL』コミュニティを賑わせたKTのベストプレーを、解説を交えながらランク分けしています。

最初にScoreさんが振り返ったのは、2015年度の「KT Rolster」対「LGD Gaming」(LGD)の一幕。MIDレーンで単身LGD陣営を足止めする”Arrow”選手の「モルデカイザー」を救うため、KT陣営の”Piccaboo”選手が「スレッシュ」の「嘆きの魂灯」を発動。しかしランタンの上にLDG陣営の「アリスター」が居座ったため、そのままではモルデカイザーがランタンを触ることができません。
ところがPiccaboo選手が機転を利かせ、状況は文字通り一変します。ランタンの真上に陣取ったアリスターを退けさせるため、「死の宣告」を発動。フックが命中したアリスターはその場からわずかにノックバックしました。その隙を見逃さなかったArrow選手が、すかさずフラッシュで距離を詰めてランタンにタッチ。見事倒されることなく、仲間たちのもとへ帰還を果たしました。
実際にこの試合に出場していたScoreさんは、「今見返すと、とても機転が利いたプレイだと思う」とコメント。チームメイトのピンチを救ったPiccaboo選手に対し、「彼はスレッシュに自信が無かったようだけど、今になって見ると上手かった」と語り、過酷な競技シーンを戦い抜いた当時の戦友を称えました。

上述のベストプレーにくわえ、「Bdd選手によるアジール・シャッフル」や「手に汗握るベースレース」等々、KT Rolsterの歴史を語る上で欠かせないハイライトが計5つ収録されています。
Scoreさんは自チームのベストプレーに対して「中々モンタージュに取り上げられる機会が無い」と話していますが、それでも称賛に値すべき名シーンであることに変わりはありません。『LoL』競技シーンに興味がある方はぜひ一度、動画をチェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部