Shadowverse（以下：シャドバ）では、相手の体力20点を削り切る、もしくは相手の山札を0枚にして死神のカードを引かせるという、2つの勝利方法が基本的ですが、カードの能力によって勝利できる「特殊勝利」というものが存在します。
今回は歴代登場したシャドバでの特殊勝利カードを紹介します。

封じられし熾天使

「封じられし熾天使」は第二弾カードパック「ダークネス・エボルヴ」で登場したビショップのレジェンドカードです。
能力はカウントダウンが1進んでいくごとに「目覚めし熾天使」「蘇りし熾天使」「栄光のセラフ・ラピス」を順番に出し、最後に出る「栄光のセラフ・ラピス」のカウントダウンが0になるとバトルに勝利することができるカードです。

当時の環境では「セラフビショップ」として多くの人に使用されていました。
また、「封じられし熾天使」が使えなくなったのちに第10弾カードパック「十禍絶傑」でビショップのレジェンドカード「輝く熾天使・ラピス」として環境に再登場しました。

アミュレットではなくフォロワーとしての登場で8コストと「封じられし熾天使」とコストは同じですが7/6とスタッツが高く、場に残してしまうと削り切られてしまい、破壊すると「封じられし熾天使」が出てきてしまうというプレイヤーの頭を悩ませたカードです。
また能力が場を離れるときなので、消滅させたり手札に戻したりしても「封じられし熾天使」は出てきてしまいます。この対策としてフォロワーを変身させるカードや能力を失わせる能力を持ったカードが必要になります。

スパルタクス

「スパルタクス」は第8弾カードパック「起源の光、終焉の闇」で登場したロイヤルのレジェンドカードです。
能力はターン終了時に兵士フォロワーを2枚デッキから加え、自分のデッキの下にある死神のカードを勝利のカードに変身させます。
「スパルタクス」を使用した「スパルタクスロイヤル」はローテーションではなくアンリミテッドで多く活躍していました。
「白翼の戦神・アイテール」と組み合わせることで「スパルタクス」を手札に確定でサーチできる点や、とにかくドローして勝利のカードを引くというシンプルな戦い方が人気でした。

真偽の逆転

「真偽の逆転」は第17弾カードパック 「運命の神々」で登場したエルフのレジェンドカード「《吊るされた男》・ローフラッド」をエンハンス7でプレイすると手札に加わるカードです。
特殊勝利方法は先ほど紹介した「スパルタクス」と同じく死神のカードを勝利のカードに変身させる能力です。
「真偽の逆転」をプレイすることによりゲーム性が一気に変わり、相手のデッキで戦わなくてはならない点や、相手ターン終了時の相手の手札をコピーする点などで当時のエルフデッキのサブプランとして多く使用されていました。

冥府の女主人・ネフティス

「冥府の女主人・ネフティス」は第17弾カードパック 「運命の神々」で登場したネクロマンサーのレジェンドカードです。
能力はコストの異なるフォロワーをデッキから場に出して破壊する、そしてエンハンス10でバトル中にコスト1～10が破壊されていたならバトルに勝利します。
当時の環境ではネクロマンサーが覇権を握っていたものの、この特殊勝利を軸にしたデッキを構築してもデッキパワーが落ちてしまう点や、コスト1～10を破壊しながらエンハンスの10ターン目まで耐えなければいけないという点で特殊勝利のカードとしてはあまり使用されていませんでした。

未知の究明

「未知の究明」は第18弾カードパック「レヴィールの旋風」で登場したウィッチのゴールドカードです。
能力はスペルブーストが5回、10回、20回、50回の順に能力が発動します。
50回スペルブーストをしてプレイするとバトルに勝利するという特殊勝利ですが、そもそも50回スペルブーストというのがとても難しいため1コストスペルや5回、10回のスペルブースト能力を注視したカードとして使用している人が多かったです。

カラミティエンド

「カラミティエンド」は第22弾カードパック「災禍を超えし者」で登場したネメシスのレジェンドカードです。
まず「カラミティ・モード」をプレイし、「ジャスティス・タイラント」を山札に加えます。
「ジャスティス・タイラント」をプレイし場を離れるときに「シャングリラ・ブレイカー」を山札に加えます。
「シャングリラ・ブレイカー」をプレイし場を離れるときに「カラミティ・エンド」が山札に加わるといった仕組みです。
そしてバトル中に自分の消費したEPが4以上ならバトルに勝利します。
それぞれ加わるカードのパワーが高いことから「カラミティ・モード」がネメシスの環境を引っ張っている印象です。

おまけ.ノーライフパーティ

「ノーライフパーティ」は第18弾カードパック「レヴィールの旋風」で登場したネクロマンサーのゴールドカードです。
このカードはシャドバでバトルに敗北する能力を持った初めてのカードです。
そんなハイリスクな脳力を持っている「ノーライフ・パーティ」ですが2コストのアミュレットとしての性能はとても高く、当時のネクロマンサーのデッキ構築に多く見られる印象でした。

まとめ

今回はシャドバに登場した歴代の特殊勝利カードを紹介しました。
これから登場してくる特殊勝利カードも楽しみです。
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編集：eスポ編集部 あらっさん