eスポーツニュースジャパンでは、毎週VALORANTで起きた出来事（主に日本シーン）をまとめてお伝えしています。

今週のeスポーツニュースはこちらから！

今週は2025シーズンの開幕を告げるVCT Kickoffがクライマックスに差し掛かり、各地域で世界大会Masters Bangkokに出場するチームが決定しました！

G2 Esports・Sentinels 世界大会出場決定

まずはVCT Americasから、G2 Esports・SentinelsのMasters Bangkok出場が決定しました！

G2 EsportsはKickoffで圧倒的な強さを見せたチームで、Upper BracketではLeviatánとSentinelsと戦い、ともにスコアで差をつけストレートで勝利を収めています。

決勝では再びSentinelsと戦い先に優勝リーチを渡してしまう展開となりましたが、しっかりと立て直して逆転優勝を果たしました。

昨シーズンからの変化としてはicy選手が脱退し、新たにjawgemo選手が加入しているのみで、Masters Shanghai・Champions 2024に出場したメンバーからは大きく変わっていません。

Sentinelsは2024シーズン終了後、TenZ・Sacy選手が競技を引退したため、新たにN4RRATE・bang選手を迎え入れての大会でしたが、復活を遂げた2024シーズンからの勢いは止まらず見事Masters出場を決めています。

昨シーズンはKickoff後の世界大会Masters Madridで世界王者に輝いているため、今回も同じところに位置する世界大会で栄光を掴み取ることができるのか注目です！

EDward Gaming・Trace Esports

続いてVCT CHINAから、EDward Gaming・Trace EsportsのMasters Bangkok出場が決定しました！

EDward GamingはUpper Bracket Semi FinalでTrace Esportsに0-2で敗北し、一時はどうなるかと思われましたが、世界王者としての意地を見せ最終的には中国王者に輝いています。

Lower Bracketに落ちてからは、XLG Esports戦の2nd MAPからDragon Ranger Gaming戦の2nd MAPまで、32ラウンド連続取得という異次元の記録を打ち立てました。

Trace Esportsは昨年のChampions 2024に出場したチームで、メンバー更新を行わずにKickoffに出場しました。

結果的には優勝に届かなかったものの昨年の勢いは止まらず、世界王者EDward Gamingに一度勝利を収めたり、他チーム相手にも安定感を感じるパフォーマンスでMasters進出を決めています。

Mastersに出場するEDward Gaming・Trace Esportsは、昨年のChampionsでともに爪痕を残したチームとなりますので、Masters Bangkokでの活躍にも期待が高まります！

Team Vitality・Team Liquid 世界大会出場決定

続いてVCT EMEAから、Team Vitality・Team LiquidのMasters Bangkok出場が決定しました！

本記事執筆時点ではGrand Finalは行われておらず、Upper BracketからTeam Vitality・Lower BracketからTeam LiquidがGrand Finalに姿を現します。

Team Vitalityは2024シーズン終了後に非常に大きな補強を行ったチームで、ブラジルのLOUDから世界屈指のセンチネルであるLess選手、EMEAを代表するデュエリストDerke選手という強力な2選手を獲得しました。

魔境EMEAの環境でもKarmine Corpとの激闘を制してからは危なげない勝利が続いており、Upper Finalで魅せたDerke選手のヨル本体がデコイのフリをしてキルを獲得したシーンには驚かされました。

そしてLower Bracketを勝ち抜いたTeam Liquidも2024シーズンと比べるとメンバーは大きく変わっており、nAts・Keiko選手が残り、kamyk・kamo・paTiTek選手が新たに加入しています。

初戦でKOIに勝利を収め、第2回戦で対決したFUT Esportsに敗れ、Lower Bracketの初戦からスタートする厳しい滑り出しとなりましたが、最終MAPまでもつれる試合に競り勝ち駒を進めました。

Lower Bracket FinalでMasters Bangkok進出が懸かった試合では、Champions 2024 準王者Team Hereticsと対戦し、1st MAPロータスではクローヴ・レイズ・レイナを同時に採用するという競技シーンではあまり見られない撃ち合い構成を披露し、見事に圧倒しています。

ドリームチームとして期待されていた実力をしっかりと発揮したTeam Vitality、EMEAの名門でありながらも2023年以来の世界大会出場となるTeam Liquidの両チームが、Masters Bangkokでどのようなパフォーマンスを見せるのか必見です！

DRX・T1 世界大会出場決定

続いてVCT Pacificから、DRX・T1のMasters Bangkok出場が決定しました！

VCT EMEA同様本記事執筆時点ではGrand Finalは行われておらず、Upper BracketからDRX・Lower BracketからT1がGrand Finalに姿を現します。

DRXは2024シーズン終了後にFoxy9・BuZz選手が脱退し、HYUNMIN・free1ng選手というChallengersで活動していた選手を新たに迎え入れ、Pacificでも通用するかどうか未知だったこともあり期待と不安が入り混じっていた印象でしたが、やはりDRXはDRXでした。

DRXはKickoffではT1・Gen.G・Nongshim RedForceという全ての韓国チームと対戦しましたが、接戦に競り勝ち続け遂にはGrand Finalまで駒を進めています。

一方でT1も大きくメンバーが変わったチームで、2024シーズン終了後にMeteor・BuZz・Sylvan選手が加入したことで韓国人選手のオールスターのようなドリームチームが完成しました。

オフシーズン世界大会 Red Bull Home Ground 2024を制した勢いはそのままに、Pacificでもその実力を発揮しMasters Bangkok進出を決めています。

ただUpper FinalからSylvan選手ではなくサブロースターのcarpe選手が出場しており、そのcarpe選手は久しぶりの出場だったにもかかわらずLower FinalのGen.G戦で素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。

今後も引き続きcarpe選手が出場するのか定かではありませんが、世代交代に成功したDRX vs 韓国のオールスターチームT1のGrand Finalには目が離せません！

まとめ

以上、2月第2週のVALORANTニュースでした！

遂に2025年最初の世界大会に出場するチームが確定しましたが、EMEAを除いては昨シーズン終盤で勢いを見せたチームが勝ち進んできたという印象を受けました。

ただ、メンバーは大きく変わっているため、昨年とは全く違う光景が見られることは間違いなく、現在の地域のパワーバランスはどうなっているのか非常に楽しみです！

これからもeスポーツに関する情報をお伝えしていきますので、ブックマークやXのフォロー等しよろしくお願いいたします！

執筆：eスポーツニュースジャパン編集部/h1ro
アイキャッチ画像：2024 Riot Games, Inc. Used With Permission