【VALORANT】遂に始まる「2023 VCT Masters Tokyo」の出場チーム・注目選手紹介!東京という地で世界最強の称号を手にするのはどこだ!?
6月11日から6月25日にかけて、「2023 VALORANT Champions Tour(以下VCT)Masters Tokyo」が開催されます。
残念ながら日本チームの出場は叶いませんでしたが、日本という地にPacific・EMEA・Americas・中国それぞれ予選を勝ち抜いた強豪が集い、世界最強の座を目指して戦います。
今大会はグループステージで各地域の2/3位のチーム(中国は1/2位、EMEAは3/4位)が戦い、トップシードには中国を除く各地域の優勝チーム(EMEAは1/2位)が待ち受ける形の大会形式となっています。
本大会の対戦の組み合わせ及びスケジュールは以下の通りです。
本記事では、「2023 VCT Masters Tokyo」に出場するチーム・注目選手を紹介していきます!
Group A
NRG(Americas2位)
まずはNRG!
NRGはAmericasのリーグ戦を3位で突破し、Playoffでは初戦でLower Bracketに落ちてしまうものの、そこから粘りの躍進を見せてVCT Americasを2位でフィニッシュしました。
決勝ではLOUDに負けてしまったものの、リーグ戦ではLOUDに唯一勝利を収めています。
チームとしての動きを徹底し、全員が安定したパフォーマンスを発揮できる印象が強いです。
クラッチ力が凄まじいcrashies選手、そして初戦の相手であるNAVIのメンバーと共に世界を獲ったardiiis選手がどのようなパフォーマンスをみせるのか注目です。
NRGのロースターは以下の通りです。
- s0m
- FNS
- crashies
- Victor
- ardiiis
- ethos
- chet (Coach)
- trainer (Coach)
Natus Vincere(EMEA4位)
続いてNatus Vincere!
NAVIはEMEAのリーグ戦を2位で通過し、PlayoffではGiantsに勝利を収めたもののFUT Esportsに敗れ、Fnaticが獲得したLOCK//IN枠でMasters Tokyo進出を決めました。
すべての選手が世界大会の優勝経験があるチームですが、魔境のEMEAといえどNAVIとしては思った通りの結果が残せなかったのではないでしょうか。
チームの特徴としては、ANGE1選手がコントローラーやセンチネルなどあまり先頭に立たないような役割でも突撃し、攻撃のリズムが読みにくい印象があります。
個人的には、日本のアニメ好きで有名なSUYGETSU選手にジャパンバフがかかり、より極まったパフォーマンスが見られることに期待しています。
- ANGE1
- Shao
- Zyppan
- SUYGETSU
- cNed
- d00mbr0s (Coach)
EDward Gaming(CN2位)
続いてはEDward Gaming!
EDGは中国予選ではAttacking Soul Esportsに決勝で敗れ、2位通過でMasters Tokyoへの進出を決めました。
ただ、中国予選のAct2ではASEに3-0で勝利した後優勝を手にしているため、中国チームの両者はどちらも非常に拮抗していると言えます。
EDward Gamingはどのような状況でもカバーをしっかりと通すことを徹底し、一人で撃ち合うのは大きな信頼が寄せられているZmjjKK選手のみといった印象があります。
やはり注目すべきは常に安定して素晴らしいパフォーマンスを発揮しているZmjjKK選手がどこまでチームを牽引することができるのかというところでしょう。
- CHICHOO
- Haodong
- nobody
- Smoggy
- ZmjjKK
- AfteR (Coach)
T1(Pacific3位)
続いてはT1!
T1はPacificのリーグ戦、Playoff共に3位でMasters Tokyoに進出しました。
シーズン序盤こそ安定したパフォーマンスが発揮できていなかったものの、後半に進むにつれてチーム・個人両方を仕上がりを見せました。
チームとしてはシェリフが強くエコラウンドでもラウンドを取り切る場面が多く見られたり、NAでプレイしていた選手が多いこともありアドリブを利かせた対策しづらいプレイスタイルを持っている印象があります。
Carpe選手のシェリフ、ban選手のフラクチャーでのパフォーマンスには目が離せません。
- xeta
- Munchkin
- ban
- Sayaplayer
- Carpe
- iNTRO
- Autumn (Coach)
- CheongGak (Coach)
- Stunner (Coach)
Group B
DRX(Pacific2位)
続いてはDRX!
DRXはPacificのリーグ戦を1位で通過したものの、PlayoffではPaper Rexに2敗を喫し、2位でのフィニッシュとなりました。
優勝候補筆頭ではありましたが、2位でのフィニッシュはDRXとしても予想外の結果となってしまったのではないでしょうか。
チームの特徴としては、言わずと知れた洗練された連携力で、教科書のようなセットアップで今までも数々の強敵を倒してきました。
注目選手はPacificリーグのMVPに選出されたMaKo選手で、やはりこの選手のコントローラーは世界トップといっても過言ではありません。
- stax
- Rb
- BuZz
- MaKo
- Zest
- Foxy9
- termi (Coach)
- Argency (Coach)
- glow (Coach)
Attacking Soul Esports(CN1位)
続いてはAttacking Soul Esports!
ASEはMasters Tokyo進出がかかった中国予選のAct1で、中国最強チームEDward Gamingに競り勝ち優勝に輝きました。
Masters Tokyoに姿を現すのはKONEやFunPlus Phoenixと予想していた方も多いのではないでしょうか。
ASEはアタッカー時、丁寧なエリアコントロールをあまり必要としておらず、基本的に一つのエリアに多く人数を割き、守りをこじ開けるような攻めが特徴的な印象です。
注目選手は以前EDGでデュエリストを務めていたLife選手で、個人的には昨年のLCQで最も印象的な選手だったため、Masters Tokyoでどのようなパフォーマンスを見せるのか期待しています。
また、hfmi0dzjc9z選手を実況解説陣がどのように呼ぶのかは必見です!
- Bunt
- hfmi0dzjc9z
- Life
- monk
- YHchen
- EGO (Coach)
FUT Esports(EMEA3位)
続いてはFUT Esports!
FUTはEMEAのリーグ戦を5位で通過し、Playoffを3位まで戦い抜きました。
リーグ戦では敗北したGiants、NAVIに対してPlayoffではリベンジを果たしており、修正力に長けていることが伺えます。
FUTはASEと逆の攻撃スタイルを持っており、丁寧なエリアコントロールから始まるスローペースな攻めが特徴的です。
qw1選手のネオンが素晴らしいため、もしDRXと当たることがあれば、Rb選手とフラクチャーでの対決が見られるため期待しています。
- mojj
- qRaxs
- qw1
- MrFaliN
- ATA KAPTAN
- Muj
- GAIS (Coach)
- Inthra (Coach)
Evil Geniuses(Americas3位)
続いてはEvil Geniuses!
EGはリーグ戦では常に低空飛行で最終的に粘って6位で通過し、PlayoffではUpper Bracket Finalまで駆け上がり、その後LOUD・NRGに敗れ3位でフィニッシュとなりました。
Week4まで1勝4敗と9位に沈んでいましたが、Demon1選手をスタメン固定にした効果がでてきたと共に、メンバーの復調によりWeek5から快進撃が始まりリーグ戦を突破することができました。
ビザの問題で出場が危ぶまれていたDemon1選手が出場できることになりましたので、Masters進出の要となったEGのエースに注目していきましょう!
- Boostio
- Ethan
- jawgemo
- C0M
- Demon1
- BcJ
- Reformed
- Apotheon
- ScrewFace
- potter (Coach)
- Zikz (Coach)
トップシード
Paper Rex(Pacific1位)
続いてはPaper Rex!
PRXはリーグ戦を2位で通過し、PlayoffではDRXに対して2度の勝利を収めて2023 VCT Pacific優勝に輝きました。
日本で化け物級の成績を収めたsomething選手が移籍加入し、それが完全にPRXのスタイルにフィットしたことで更にフィジカルを押し付けるチームへと成長しました。
注目はやはりsomething選手が世界相手にどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかですが、ビザの問題で出場が危ぶまれているためどうなるかは分かりません。
どの選手も注目すべき要素を持っており、個人的にはチームがどのようなオフメタ構成を採用してくるのか注目したいです。
- mindfreak
- f0rsakeN
- d4v41
- Jinggg
- something
- CigaretteS
- alecks(Coach)
Team Liquid(EMEA1位)
続いてはTeam Liquid!
TLはVCT LOCK//INにてTeam Secret敗れ初戦敗退を喫していたため、今シーズンのパフォーマンスが不安視されていましたが、魔境EMEAのリーグ戦を3位で通過し、Playoff決勝では無敗のFNATICに勝利を収めて優勝しました。
チームの特徴としては広めにエリアを取り、nAts選手のラークを時折混ぜることで敵を揺さぶり陣形を崩れさせます。
注目選手は大会通して素晴らしいパフォーマンスを見せたデュエリストのSayf選手で、どのように先頭を走り道を切り拓くのか期待が高まります。
- soulcas
- Jamppi
- Redgar
- nAts
- Sayf
- dimasick
- Harmii
- eMIL (Coach)
- Bacin9 (Coach)
- 7Teen (Coach)
FNATIC(EMEA2位)
続いてはFNATIC!
FNCはEMEAのリーグ戦をすべての地域で唯一無敗で通過し、Grand Finalまでその無敗状態は続きましたが、最後にTeam Liquidに敗れ準優勝でフィニッシュとなりました。
シングルエリミネーションであるVCT LOCK//INは優勝していますので、公式戦の連勝記録は16でストップとなりました。
チームの特徴としては全てが高水準で、メンバー各々が各エージェントロールにおいてトップクラスの実力を有しています。
全員に注目したいところですが、特にEMEA全体成績1位を収めた最強デュエリストDerke選手、そして1vs1勝率100%のBoaster選手は必見です。
- Boaster
- Derke
- Alfajer
- Leo
- Chronicle
- kamyk
- mini (Coach)
- sik (Coach)
- Anderzz (Coach)
LOUD(Americas1位)
最後はLOUD!
LOUDはNRGに敗北したもののリーグ戦は1位で通過し、Playoff Grand FinalではNRGにリベンジを果たして優勝に輝きました。
このチームの特徴はなんといっても爆発力で、誰が残ってもクラッチの可能性が感じられるほどのフィジカルを有し、敵対するチーム彼らの威圧感に耐えながら戦わなければなりません。
注目選手はやはりエースaspas選手、そしてキルジョイ・ヴァイパーがメインエージェントであるにもかかわらず安定して凄まじいパフォーマンスを見せているLess選手でしょう。
結局のところ誰が残っても何かを起こす怖さがあるため、残った人を逐一注目していく形でも良いかもしれません。
- aspas
- Less
- Saadhak
- cauanzin
- tuyz
- fRoD (Coach)
- stk (Coach)
まとめ
以上、Masters Tokyoに出場するチーム・注目選手紹介でした!
優勝予想はド定番で申し訳ないですがLOUDと予想しておきます!
ただ、日本開催ということでAmericas・EMEAのチームは時差などの影響で最大限パフォーマンスを発揮できない可能性もありますので、Pacific・中国チームにも十分に優勝の可能性があるのではないでしょうか!
日本開催の世界大会をリピートできるよう、Masters Tokyoを史上最高の大会とするべく皆さん盛り上がっていきましょう!
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編集:eスポーツニュースジャパン