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【VALORANT】アストラの使い方・立ち回り解説!(パッチ4.08対応)


これであなたもSugarZ3ro選手!?

パッチ4.04での大幅な弱体化によって使用率の低下したアストラですが、「VCT 2022 Stage1 Masters Reykjavík」にて快進撃を続ける「ZETA DIVISION」ではブリーズ・アイスボックスを除くすべてのMAPで採用されています。
勿論、SugarZ3ro選手の力量もあってこその採用ですが、世界大会で採用されるということは、コンペティティブでもチームを勝利に導けるエージェントの一人ともいえるでしょう。
今回はイモータル3経験者の筆者が、コンペティティブでも役立つアストラの使い方についてお届けいたします。

アストラのアビリティー

アストラルフォーム中の画面。スターを置く場所の周囲に出る金の輪は各スキルの範囲に対応している。

アストラはアビリティーを使用する際、他のエージェントとは違い、デフォルト設定ではXキーを押し、アストラルフォーム状態になってスターを設置する必要があります。
設置したスターはアストラルフォーム状態か否かに関わらず、スターに照準を合わせて各スキルに対応したキーを押すことで使用が可能です。
スターは購入フェーズで設置が可能ですが、使用は不可能。
ただし、設置場所を間違えた際にはディシペイトでスターを回収して再度設置することができます。
ラウンド開始後、数秒経ってから購入フェーズで設置したスターが使用可能になります。

スター1個あたりの値段150クレジット   
スターの最大チャージ数4つ
再設置までのクールタイム(ラウンド開始後)25秒(購入フェーズ中は0秒)
アルティメット必要ポイント数7ポイント

E:ネビュラ

ヘイヴンAサイトでの使用例 ヘブンやディフェンス側スポーンからの射線を切ることができる。

スターに対し、デフォルト設定ではEキーを押すことで、約15秒間ネビュラを展開することが出来ます。
コントローラーの主な仕事である、「射線を切るためのスモーク展開」がこのスキルに該当します。
攻撃時には、主にヘブン等の射線を通されると攻めづらい場所に使い、防衛時には敵が来ているサイトの入り口部分に使うことで、射線を切って自分たちが立ち回りやすくすることが出来ます。

スモーク内部の画像。スモークに後から入る敵は先に銃口等を見られるため不利になる。

ネビュラはオーメンのダークカヴァー同様、スモーク内部が空洞になっており、これを利用し、サイト内でスモークに入って時間稼ぎや上手く立ち回って敵をキルすることが出来ます。
特にコンペティティブではラッシュが多くなりがちなため、サイト内スモークを防衛時に上手く活用できると、かなり勝率が上がります。
ただし、ソーヴァのリコンボルトやオウルドローンでピンを刺されると、スモーク抜きでキルされてしまうため、サイト内スモークを使用する際には特に注意しましょう。

ヘイヴンCサイトでの使用例。アタッカーはCサイトを制圧し辛くなる。

また、ネビュラは二つまで同時に使うことが出来、1つ使えるようになるまでのクールタイムは25秒となっています。
ネビュラの展開継続時間は約15秒なので、発動後のネビュラのマーク部分に表示されるクールタイムの数字が10になった時、ネビュラが消えるということになります。
これをボイスチャットなどで報告出来ると、味方も準備が出来るため、余裕があれば覚えておきましょう。

(F:ディシペイト)

ヘイヴンAロビーでの使用例。Aショートへの抜けを見ているAロングの敵の情報を遮断したり、プリエイムをずらしての勝負ができる。

スターに標準を合わせてデフォルト設定でFキーを押すと、ディシペイトを発動し、フェイクのネビュラが一瞬展開された後、消失してスターを回収し、再度設置することが出来るようになります。
これを応用し、敵の射線を一時的に切って情報を操作したり、敵がエイムを置いている可能性が高い場所で使用し、敵のプリエイムをずらしてピーク(通称「回収ピーク」)をすることができます。
このディシペイトを実質的に1つのスキルとして使用できるのがアストラの強みの一つです。
ただし、クールタイムが25秒なため、乱用し過ぎると肝心のサイトへ攻める際にネビュラが使えなくなってしまうので、スターの数や残り時間を見てディシペイトを使うようにしましょう。

Q:ノヴァパルス

ヘイヴンAサイトでの使用例。サイト裏の敵をクリアリングすることが出来る。

スターに対し、デフォルト設定でQキーを押すと発動。クールタイムは約25秒
チャージしてから爆発し、範囲内にいたプレイヤーをスタン状態にするアビリティーです。
普通に使うと避けられやすいスキルですが、角のクリアリングやサイト内のポジションを潰すために使うとより安全に敵に撃ち勝つことが出来ます。
グラビティウェルのクールタイム中に、敵がラッシュしてきた際に、サイトの入り口で時間稼ぎとして使うのも使い方の一つです。
ただし、ネビュラやグラビティウェルほど強力なスキルではないため、使えそうなら使う程度の意識で大丈夫です。

C:グラビティウェル

グラビティウェル

スターに対し、デフォルト設定でCキーを押すと発動。強力なスキル故にクールタイムは約45秒
範囲内のプレイヤーを中心に吸い寄せ、4秒後に範囲内のプレイヤーに弱体化が付与されるスキルです。
ディフェンダーでは敵のラッシュへの対策に使うことが出来たり、アタッカーではサイトに攻め込む際にスモークから抜けてくる敵への対策で使うことが出来ます。
吸い込んでいる途中でも敵は銃を構えて撃ち合いができるため、弱体化が掛かってから撃ち合いに行くと安定して打ち勝ちやすくなるでしょう。
もし誰かとパーティを組んでプレイする際に、レイズのペイント弾キルジョイのナノスワーム等と合わせて使えるとかなりのダメージを敵に与えやすいスキルです。

X:コズミックディバイド(アルティメット)

ヘイヴンAサイトでの使用例。二ヶ所以上の射線を抑えられる。

アストラルフォームに入り、右クリックを押してから二つの場所を指定し、その場所同士を繋いだ線の延長線上に壁が約20秒間形成されます。
ヴァイパーのトキシックスクリーンと違い、この壁は、通り抜けることは出来ますが、銃弾を通さず、壁の向こう側の音をかなり小さくします
アタッカー側では攻める際にスモーク代わりとして使うことは勿論、本命とは逆のサイトにスターを配置して本命のサイトにコズミックディバイドを使うというフェイクも可能です。
ディフェンダー側では少しタイミングが難しいアルティメットですが、サイトの入り口を塞ぐスモーク代わりに使用したり、リテイクの際に使うことでスモーク抜きの解除阻止への対策が出来ます。

コズミックディバイドを抜けようとする敵は基本、待ってる側が有利になるため、このように壁越しで味方とクロスを組んで守っていれば確実に敵を倒すことが出来ます
ただし、フラッシュアビリティーでのピークの可能性があるためフラッシュ持ちエージェントが残ってる場合はフラッシュを食らわない位置にいるなど、対策しておくようにしましょう。
また、これを読んで壁越しにナイフを振ってキルを狙ってくる敵もいるため、ナイフキルされる可能性があることも頭に入れておきましょう。

ディフェンダー側の立ち回り

ヘイヴンのスター配置例。Aサイトの入り口と自分が守るCサイトの入り口とサイト中にスターを置いている。

以前までは自分の守るサイトにスターを3つ使うのがアストラの定石でしたが、アップデートでスターの数が4つになったことにより、3つ使ってしまうと残り1つしか味方に使える星がなくなってしまいます。
そのため、自分の守るサイトに2つ使い、逆サイトの入り口に1つ、残り1つを自由に使えるスターとして残しておくのがオススメです。

ヘイヴンAサイトのスター配置例。ロング用のスターとサイト内スモーク用のスター、Cサイト入り口のスター。

グラビティウェルとサイト内スモークどちらがいいかについてですが、味方と一緒に守るならグラビティウェル一人である程度耐える必要があればサイト内スモークがおすすめです。
グラビティウェルでは4秒しか時間が稼げませんが、サイト内スモークは最大15秒近く時間を稼ぐことが出来るためです。
また、自分が守っていない方にネビュラを使うと、クールタイムの関係で自分の所に1個しかスモークが使えないので、そういった場合はサイト内スモーク用のスターを回収し、新たにスターを入り口に設置してグラビティウェルで足止めの方が良いでしょう。

ヘイヴンAロビーを抑えに行く場合のセットアップ。二人以上で行くのがおすすめ。

もし前目に勝負したいラウンドがあれば、味方と一緒にネビュラとグラビティウェルを使って取りに行くのがオススメ。
相手もドローンやフラッシュで対応してくる可能性が高いため、味方二人で詰め、一人がドローンを壊したりフラッシュを避けるようにしておきましょう。
また、逆サイトでラッシュされていて、入り口のスモークだけでは止まらなさそうな場合はサイト内スモークを新たに設置してあげると、サイト内で守っている味方の生存率が上がり、時間稼ぎにもなります。

アタッカー側の立ち回り

ヘイヴンAラッシュの際のセットアップ。2つのスモークとグラビティウェルもしくはノヴァパルスを使ってサイトを制圧。

アタッカーのアストラの主な役割は勿論、スモークを使って射線を切るスモーク役ですが、その他にも、3つの役割をこなすことが出来ます。

1つ目はスパイク役。難易度は低めで、ラッシュが通りそうな時や、味方がラークしている時に担当するのがオススメ。
基本は味方の後ろからカバーを取り、スモークなどを使ってサイトを制圧し、スパイクをプラントするのが仕事です。
プラント後に引けた場合、グラビティウェルでの遅延が出来ますし、引けなければサイト内で戦えるようスターを配置するのがオススメです。

2つ目はラーク。こちらは難易度が高めなので、ゲームに慣れてきたプレイヤー向けの役割です。
ラッシュが通らなさそうな時や味方にラークしそうな人がいない時に担当するのがオススメ。
基本的にはラウンド開始後、本命サイトにスターを配置し、自分は逆のサイトやミッドへ行きます
味方が逆サイトにアクションをかけ、スモークを使ったタイミングで自分も前進していき、敵が寄っていなくなった場所を取ったり、敵の裏取りを倒したり、ローテートや裏取りに繋げる役割です。
敵のセンチネルの罠の配置や今までのラウンドの守り方なども重要になるため、かなり難しいですが、その分完璧に遂行できるとキャリーしやすい役割です。

裏を見る時の手順。サイトの方は一切向かなくてもOK。

3つ目は裏見です。裏取りを監視する役割で、センチネルやラークがいない時に担当するのがオススメ。
サイトのカバーはしなくていいのかという方もいらっしゃると思いますが、サイト制圧に夢中になって裏から逆に殲滅されては元も子もありません
センチネルがいればトラップで裏取り対策はできますが、いない場合は必ず一人裏を見る役割が必要になるため、離れていてもスモークが使えるアストラは適任と言えるでしょう。

おすすめマップ

アストラのおすすめマップTier

おすすめマップですが、ヘイヴンがトップクラスに優秀です。
アタッカー時のAロングのディシペイトでの情報操作ディフェンダー時の自分がいない2つのサイトへの支援能力が非常に優秀です。
ネビュラが大きくなったおかげで、CサイトだけでなくAサイトでもサイト内スモークを使った耐えが出来るようになったため、手札がかなり多いエージェントだと思います。
次いで、アセントやスプリットもサイト内スモーク狭い入口へのグラビティウェルが非常に優秀です。
他のコントローラーも強力なマップではありますが、アストラも引けを取らないと言えるでしょう。
フラクチャー・バインド・アイスボックスでの遠隔スモークは強力ですが、ブリムストーンやヴァイパーが優秀で、コンペティティブでは一歩見劣りしてしまうマップです。
ブリーズはトキシックスクリーンでないと射線を切り切れないので、ヴァイパー以外のコントローラーでは役割不足を否めません。
コズミックディバイドがあるため、他コントローラーよりはましかもしれませんが、他のMAPに比べるとピックする必要がないMAPと言えるでしょう。

まとめ

今回はアストラの使い方についてザックリとした解説をお届けしましたが、いかがでしたか?
まだまだ強みは残っているエージェントで、特にマップのどこでもカバーが出来るのは他のコントローラーにはない唯一無二の強さです。
ただ、スターの個数に余裕がないのとディシペイト後のクールタイムが少し長いので、どちらかがパッチ4.04以前に戻ると、コンペティティブで使う分には丁度いいのかなと思います。
一度もアストラを使ったことない方も、SugarZ3ro選手の活躍にあこがれてアストラを使いたくなった方も、是非一度使ってみて下さいね。

今後もeスポーツニュースジャパンではVALORANTに関る記事を掲載していきますので、ブックマークやTwitterのフォロー等、宜しくお願い致します!

編集:eスポーツニュースジャパン編集部

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