【VALORANT】いよいよ2022 VCT Stage1 Masters Reykjavík開幕！各地域予選を通過した強豪チームを全て紹介！
4月10日から24日にかけて、いよいよ「2022 VALORANT Champions Tour(以下VCT) Stage1 Masters Reykjavík」が開催されます。
2022年初の世界大会で、昨年度の世界王者達が全て予選で敗退しているということもあり、新王者の座にどのチームが輝くのか期待が掛かる本大会。
今回は各地域で行われた予選を通過した強豪チームをお届けいたします。
今大会は各グループ上位2チームに加え、トップシードチームでプレイオフを行う形の大会形式となっています。
本大会の対戦の組み合わせ及びスケジュールは以下のツイートの通りです。
Contents
グループA
FNATIC(EMEA予選3位)
「VALORANT Champions 2021」にてベスト8まで勝ち進んだ「FNATIC」がEMEA地域予選を3位で通過し、2022年初の世界大会に登場。
オープン予選では2021年シーズンにて世界王者に輝いた「M3 Champions(旧Gambit Esports)」と「Acend」に勝利しますが、プレイオフにて「FunPlus Phoenix」と「G2 Esports」に敗北。
また、ウクライナ情勢の影響でbraveaf選手がビザを取得できず、コロナウイルスの陽性反応により、チームのデュエリストを務めるDerke選手が渡航不可に。
スタンドインとして、「Alliance」からFearoth選手・「KOI」からH1ber選手をレンタルし、少ない練習期間を経て「2022 VCT Stage1 Masters Reykjavík」に臨みます。
予選での各選手の使用エージェントは以下の通りです。
Ninjas in Pyjamas(BR予選2位)
日本発祥の言葉「Ninja」をチーム名に採用している「Ninjas in Pyjamas」は、予選で「Vivo Keyd」「FURIA」といった過去にブラジル予選を通過した強豪チームを撃破し、決勝へ進みますが、「LOUD」に敗北し、2位となります。
その後行われたLATAM地域2位「Leviatán」との対決に勝利し、Mastersへの切符を獲得。
過去に世界大会に出場した経験のある「FURIA」に所属していたxand選手及び「KRÜ Esports」に所属していたbnj選手を中心に、チームとしては初の世界大会に臨みます。
予選での各選手の使用エージェントは以下の通りとなります。
DRX(KR予選1位)
2022年1月、韓国のeスポーツチーム「DRX」は、韓国地域の代表として「2021 VALORANT Champions」に出場していた「Vision Strikers」を買収。
2021年シーズンに在籍していたk1Ng選手が「On Sla2ers」にレンタル移籍、Lakia選手が「IGZIST」に移籍し、長らく休養中だったZest選手がロースターに復帰。
Buzz選手がデュエリストからセンチネルにロールチェンジし、Buzz選手加入前にデュエリストを担当していたRb選手が再びデュエリストを務めるなど、様々な変化もあったDRX。
昨年のChampionsでは結果が奮いませんでしたが、「2022 VCT Stage1 Masters Reykjavík」で韓国1位の実力を示すことが出来るのでしょうか。
予選での各選手の使用エージェントは以下の通りとなります。
ZETA DIVISION(JP予選1位)
チームの再編成を理由に昨年のAPAC地域のLCQを欠場した「ZETA DIVISION」は新たにDep選手・SugarZ3ro選手・TENNN選手が加入。
昨年のMastersでは0勝2敗で敗退してしまったものの、長らく日本代表として世界大会に出場し続けてきた「Crazy Raccoon」を3度破り、日本地域の予選を無敗で通過。
インタビューでは世界大会のために再編成を行い、練習のスクリムでは韓国・中国・APAC地域のトップチームと対戦してきたという話もありました。
長らく最弱地域と評されてきた日本地域ですが、新生ZETAが世界に新たな日本の力を示してくれることに期待したいです。
各選手の予選での使用エージェントは以下の通りです。
グループB
OpTic Gaming™(NA予選2位)
「OpTic Gaming™」は昨年のVCT Masters Berlinで準優勝を果たした「Team Envy」がリブランディングして結成されたチームとなります。
VCT NAでは惜しくもGrand Finalで「The Guard」に敗れてしまい2位でのMasters出場となりましたが、Uppers blacketでは「The Guard」にストレート勝ちをしているため非常に強力なチームであることは間違いありません。
主にジェットとチェンバーを使うyay選手のフィジカルの強さに注目です！
予選での各選手の使用エージェントは以下の通りです。
XERXIA(APAC予選2位)
「XERXIA」はVALORANT Champions 2021で見事8位に入賞したX10 CRITのメンバーを獲得し、Patiphan選手のOWL移行に伴い新たにSurf選手が加入して構成されたチームとなります。
VCT APACでは「Paper Rex」に2度敗れてしまい2位でのMasters出場となりましたが、Grand Finalでは以前敗れた時よりもさらに強くなって帰ってきたチームです。
主にコントローラーを担っていますが、常に安定したパフォーマンスを発揮できるsScary選手にはチームを救うことが期待されます！
予選での各選手の使用エージェントは以下の通りです。
KRÜ Esports(LATAM予選1位)
「KRÜ Esports」は昨年のVCT Championsで3位という好成績を残したチームになります。
昨年までKRÜ Esportsの名物コーチ、Onurコーチが在籍していましたが今シーズンは脱退して新しいコーチを迎えています。
コーチは変わってしまいましたがプレイヤー自体は変わっておらず、どのプレイヤーも南米ならではの力強さがあり、Mazino選手の巧みな立ち回りにも注目です！
今年も「Vamos」を聞くことができるのか、非常に楽しみです！
予選での各選手の使用エージェントは以下の通りです。
Team Liquid(EMEA予選4位)
こちらは世界的なeスポーツチーム「Team Liquid」となります。
VCT EMEAは4位でのフィニッシュとなりVCT Stage1は敗退になる予定でしたが、優勝した「FunPlus Phoenix」が現在の世界情勢の影響を受けてMasterに出場することが叶わず、繰り上がりで出場することとなりました。
しかし、「Team Liquid」は昨年のVALORANT Champions 2021では「KRÜ Esports」と同率で3位という好成績を残しているチームです。
ScreaM選手とNivera選手は実の兄弟であり、長い時を共に過ごした息の合ったプレーが期待されます！
予選での各選手の使用エージェントは以下の通りです。
トップシード
G2 Esports(EMEA予選2位)
「FunPlus Phoenix」から繰り上がり、EMEA地域からのトップシードとして出場を果たした「G2 Esports」。
昨年の「VCT 2021 Stage3 Masters」では3位という好成績を残していましたが、惜しくもChampionsには出場することができませんでした。
「G2 Esports」の名前は煽りで覚えているプレイヤーもいるのではないでしょうか…（笑）
2022年からは新たに「Giants Gaming」からMeddo選手、hoody選手の2名を新しく獲得し、 Challengersでは同じく出場する「Fnatic」、「Team Liquid」に対して1本も取られずに勝利を収めました。
注目ポイントは何といってもアイスボックスの構成です！
チェンバー・セージ・キルジョイという3センチネル構成というなんとも珍しい構成を採用しています。
VCT2022では5回プレイされており、「FunPlus Phoenix」戦以外ではすべて勝利を収めています！
この奇抜な構成が世界でも見られることが楽しみです！
各選手の予選での使用エージェントは以下の通りです。
The Guard(NA予選1位)
NA予選を1位で通過したのは2021年11月から新たに設立されたダークホースのチームです。
メンバーは元「Complexity」でIGLを務めていたvalyn選手、元「Immortals」のJonahP選手、そしてSpyderという名前で「T1」に所属していたSayaplayer選手の3名に加え、もともとアマチュアでプレイしていたtrent選手とneT選手の5名からなります。
ジェット・レイズを使用してるSayaplayer選手はもちろん素晴らしいプレイヤーなのですが、一番注目してみたいプレイヤーはtrent選手です。
サポートエージェントを専門にしてるプレイヤーでありながら、高いフィジカル・的確なプレイから常に高いスコアを出し続けています。
今大会非常に注目度の高いプレイヤーです！
各選手の予選での使用エージェントは以下の通りです。
Paper Rex(APAC予選1位)
APAC地域を1位で予選を通過したのはタイの強豪チームである「Paper Rex」です。
PRX f0rsakeN、PRX jinggg の名前はリーダーボードを見たことがある方は全員が目にしたことがある、言わずと知れたアジアNo1,2 のランクプレイヤーです。
「Paper Rex」はこの2名を2デュエリストとして起用している現在では少し珍しくなった構成です。
さらにf0rsakeN選手は予選でヨルとネオンを出しており、新しい構成を試そうとしている印象も見受けられました。
世界の場でもヨル・ネオンは見られるのか、非常に楽しみです！
各選手の予選での使用エージェントは以下の通りです。
LOUD(BR予選1位)
最後に紹介するのはブラジル地域で予選を1位で通過した「LOUD」です。
「LOUD」は名門のeスポーツチームVALORANTのチームが2022年1月31日に新設されたチームです。
Main Eventでは合計7試合・17マップのうち1マップしか落とさず、圧倒的な力を見せつけて優勝しました。
特にLess選手はセンチネルをメインに扱いながらも、FBを積極的に狙っていき、デュエリストを扱うaspas選手と同じくらいの数のFBを獲得しています。
「Team Vikings」から移籍してきたSaadhak選手とSacy選手のサポートにも注目です！
各選手の予選での使用エージェントは以下の通りです。
まとめ
各地域の強豪チームを紹介してきましたが、いかがでしたか？
なお、EMEA予選を1位で通過していた「FunPlus Phoenix」ですが、ウクライナ情勢の影響でビザの取得が困難となり、出場不可となったため、VCT Masters Reykjavíkは8位でのフィニッシュ扱いとなり、200サーキットポイントと25,000ドルが与えられました。
日本代表「ZETA DIVISION」の初戦は4月11日0時00分から開始予定です。
相手はアジア最強とも言われている「DRX」ですが、日本の新たな力を見せつけてくれることに期待しましょう！
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編集:eスポーツニュースジャパン編集部
