「選手継続は兄の影響もあった。成長速度は最大の強み」新たに誕生したαD VALORANT部門のメンバーにインタビュー!
2024年1月12日に発表された、αDの新部門であるVALORANTに所属することになったメンバーの皆様にインタビューさせていただきました。
αDの強みや、モバイルゲームからPCゲームへの移行の話をお聞きしたので、是非ご覧ください!
kokuya選手
新たなチーム「イチから作り上げることにやりがいを感じる」
──まずは、新たにαD VALORANT部門に加わった感想を教えてください。
kokuya選手:新しい環境、新設チームということなので、イチから作り上げていくということにやりがいを感じています。
あとは、メンバーが色々な競技シーンを経験している凄いメンバーなので、このメンバーでどこまでいけるのか非常にワクワクしています。
──2023シーズンはENTER FORCE.36に所属し、シーズンが3月で終わりましたがこれまでどのように日々を過ごしましたか。
kokuya選手:オフシーズンがとても長かったし、チーム募集もまだ全然始まっていなかったので、配信活動であったり、オフシーズン中にしかできない、自分の今後に役立つような基盤を作る時間に充てました。
継続か引退か…「兄の影響を大きく受けた」
──LFTを発表したのが4月でしたが、この長い期間の間で選手を続けるかどうか悩んだりはしましたか。
kokuya選手:オフシーズンは半年以上あったので、チームが決まる時間も長かったので、正直すごく悩みましたね。
──選手を継続するにあたって色々な思いがあったかと思うのですが、実の兄であるcrow選手のご活躍にも影響された部分はあったのでしょうか。
kokuya選手:そもそもVALORANTのプロを始めるときもすごく影響を受けていて、継続についても影響はやっぱり受けましたね。
──αDに加入することはいつ頃決定したのでしょうか。
kokuya選手:10月末頃だったと思います。
──メンバーはオファーやトライアウトなど、どのように決まったのでしょうか
kokuya選手:僕はDMでオファーが来た形になります。他のメンバーについてはコーチが決めたのでわからないですが、他のメンバーがVALORANTのチーム経験が少ないので、IGLができる競技シーンの経験が豊富な自分を入れたと聞いています。
──ご自身含めて、メンバー一人一人のプレイヤーとして特徴を教えてください。
kokuya選手:自分はサポート力が特徴で、BoM Alphaはヒヨらない強気なスタイルを持っているプレイヤーになります。Hanは土壇場に複数人もっていく能力が高いプレイヤーだと思っています。れんにきはすごく落ち着いているので、クラッチプレーであったり、大事な場面でしっかりと打ち勝ってくれるプレイヤーです。61ueが柔軟な発想が得意で、味方を導いてくれるようなプレイヤーです。
チームの手ごたえ「経験は足りないが、成長速度は速い」
──VALORANT Challengers Japan 2024 Split1 まで二週間を切り、既にスクリムなどはされているかと思いますが、現時点でのチームの感触はいかがでしょうか。
kokuya選手:そうですね。やっぱりみんなVALORANTのチーム経験が少ないので、すごく苦労している部分は結構あります。ただ、みんな他の競技シーンで活躍していただけあって、成長速度が速いので、日に日によくなっているという感触はあります。
──今スクリムをされている中で課題などはありますか。
kokuya選手:課題はやっぱり経験が足りないので、たくさん試合をこなして大会経験を増やしていくことが重要だと思います。
──VALORANT Challengers Japan 2024でkokuya選手が注目しているチームを教えてください。
kokuya選手:自分が注目しているのはRIDDLEとMURASH GAMINGですかね。やはり選手たちのクオリティが高いし、メンバーがやっぱり良いですよね。
──2024シーズンのチームとしての目標とkokuya選手自身の目標をお願いします。
kokuya選手:まず第一の目標としてはMain Stage進出・突破で、一番はやっぱり優勝を目指します。
──VCJ2024の意気込みをお願いします。
kokuya選手:一試合一試合丁寧に勝ちを目指して、頑張りたいです!
──最後にファンの方へメッセージをお願いします。
kokuya選手:このような個性豊かなメンバーで勝ちを目指して挑戦していくので、αDの応援よろしくお願いします!
nolozyコーチ
コーチとしての難しさ「共通認識を揃えることは難しい」
──元々2023シーズンはCREST GAMING Zstのアナリストだったわけですが、コーチに挑戦しようと思った理由は何でしょうか。
nolozyコーチ:アナリストとして活動をしてきて、シンプルにコーチとしてやってみたいなと思ったのが一番大きいですね。
──アナリスト、コーチそれぞれに違った難しさがあると思うのですが、実際にコーチを始めて難しいと思ったところはどこでしょうか。
nolozyコーチ:このチームだと特にVALORANTのチーム経験すらない選手も入っているので、そういった選手たちとの共通認識を揃えることが難しいですね。
──アナリストの経験が活きていると感じる部分はありますか。
nolozyコーチ:そうですね、海外のチームから作戦を持ってきたりするのが上手いというのは、その経験が活かされていると思います。今年のメタがどうなるか分からないですが、ある程度そのメタに沿ったことをやろうとして、他のチームを参考にして実行に移すというのは良くできているんじゃないかと思います。
参考にしているコーチ「サッカーの監督」
──参考にされているコーチはいらっしゃるのでしょうか。
nolozyコーチ:コーチは基本的に外から見ると何をやっているのかわからず、CREST GAMING ZstのときのコーチだったNerufiコーチしかわからないので、参考にしているコーチとかはないです。ただ、サッカーが好きなので、国内・海外問わずサッカーの監督が何をやっているのかを参考にしてます。
──サッカーの監督を参考にするということは、どちらかというとマネジメント面を参考にするということなのでしょうか。
nolozyコーチ:そうですね、マネジメントとか感情とかになります。
──コーチから見て、現時点でのチームの手ごたえはどのように感じていますか。
nolozyコーチ:手ごたえは日に日に良くはなっているのですが、如何せん時間が足りないなというのが正直なところです。
──コーチ視点でまだまだ課題はあると思うのですが、このチームの強みを教えてください。
nolozyコーチ:凝り固まった考えがないので、試合中に柔軟に動きを変えるというのはまだ難しいですけど、試合が終わって反省会を行い、その反省を次の試合で活かすスピードが速く、成長スピードが速いというのは強みですね。
──VALORANT Challengers Japan 2024の意気込みをお願いします。
nolozyコーチ:VALORANT Challengers Japan 2023シーズンで、Crest Gaming Zstのアナリストとして活動して、Main Stage・Playoffsを経験することができたので、その経験を活かしてこのαDを勝たせることができたら良いかなと思います!
Han選手
アマチュアからプロへ「不安はある」
──Han選手のプロフィールを教えてください。
Han選手:Hanです。前はAsteriskというチームに所属しており、センチネルをやっていました。その後LFTを出してαDに入りました。
──αDに入った時の感想を教えてください。
Han選手:初めてのプロチームなので、緊張したけどみんな良い人たちばっかりなので、ここに入ったら楽しくやれて勝てるんじゃないかなと思いました!
──Han選手からみてこのチームはどのようなところが強いですか。
Han選手:撃ち合いがみんな強いし、悪いところをはっきり言ってくれるところが自分的に嬉しいですね。めっちゃやりやすいです。
──プロとして活動を始めるのに緊張などはありますか。
Han選手:あります。今まであまり成績を残していないというところと、ランクをとにかくやっていたというのもあって、これからどうなるのかなという気持ちがありました。
目標は「とにかくMain Stageへ」
──VALORANT Challengers Japan 2024の目標は何でしょうか。
Han選手:取り敢えずはMain Stageです。配信試合で活躍したいです。
──VALORANT Challengers Japan 2024の意気込みをお願いします。
Han選手:頑張ります!
──Han選手をまだ知らない方もいらっしゃるかと思うのですが、αDのファンの方へメッセージをお願いします。
Han選手:一応韓国人なので、報告とかのコミュニケーション面で心配しているファンもいるかもしれないですけど、色々と頑張っているのでよろしくお願いします!
──非常に日本語がお上手なので、コミュニケーション面で問題ないだろうなと感じながらインタビューさせていただいたのですが。
Han選手:いやいや、まだ自分からの報告で取れるラウンドを落としてしまうことがあったので、それを無くせるように頑張っていきます!
れんにき選手・61ue選手
ここからはテキストでの回答を頂きました!
荒野行動からVALORANTへ「全くの別物で高い壁」
──れんにき選手と61ue選手はしばらくストリーマーとして活動しており、競技シーンから離れていたわけですが、今回VALORANTに舞台を移して選手活動を再開した理由は何でしょうか。
れんにき選手:元々PCゲームの競技シーンには興味があり、レディアント達成してからVALORANTの競技シーンに挑戦したいという気持ちが強くなり、選手活動を決めました。
61ue選手:めっちゃvalorant楽しそうだったからです。元々PCゲームのプレイヤーに憧れていたのですが、当時中学生でお金もなかったので荒野行動をやっていたという感じで、PCを買ってからはPCゲームのプロになりたいなと思っていました!
──元々荒野行動というモバイルゲームが主戦場だったわけですが、PCゲームであるVALORANTに挑戦する際に難しかった点はありますか。
れんにき選手:荒野行動とは全く別物で、荒野行動で得た知識が使える場面が少なく、何もかも初めての感覚でとても苦労しました。
61ue選手:PCゲームは難易度もクオリティも高くて、高い壁を今でも感じています。
モバイルゲームの経験の活用は「少人数戦」
──逆にモバイルゲームでの経験が活きたなと思うところはありますか。
れんにき選手:少人数戦の動きなどは活きてると感じる時があります。
61ue選手:特にないですが、強いて言えば、表に出る機会をモバイルゲームで多くいただいたので、メンタルが強くなったことぐらいです!
──PCゲームでの競技経験は今回は初ですが、緊張や不安などは感じているのでしょうか。
れんにき選手:緊張や不安は無くVALORANT Challengers Japanで他のチームと戦えるのが楽しみです!
61ue選手:緊張と不安しかありません!少しずつ成長していく気持ちで頑張っていきます。
──VALORANT Challengers Japan 2024の意気込みをお願いします。
れんにき選手:初挑戦ですが、良い結果が残せるように全力で頑張ります!
61ue選手:初の競技シーンなので、まずは配信試合に出れるように精一杯努力します。
──ファンの方へメッセージをお願いします。
れんにき選手:いつも応援ありがとうございます!まだまだ経験が浅く未熟ですがαDの応援よろしくお願いします!
61ue選手:やっほー応援お願いします!
BoM Alpha選手
「I’m carry!」
──VALORANT Challengers Japan 2024の意気込みをお願いします。
BoM Alpha選手:まずはプレイオフを目指して頑張ります!im carry !!
──ファンの方へメッセージをお願いします。
BoM Alpha選手:今までとは土台が変わるけど、今まで通り暴れるので応援よろしくお願いします!!
今回は、新たに設立されたαD VALORANT部門の皆さんにインタビューさせていただきました。
スクリム前のお忙しい時間にご対応いただき、誠にありがとうございました!
VALORANT Challengers Japan 2024でのご活躍を期待しています!
Han選手各種リンク
・X
nolozyコーチ各種リンク
・X
αD公式ページ
・X
取材:eスポーツニュースジャパン編集部