『LoL』10年以上の選手キャリアを誇る”WildTurtle”氏がADCベストプレーを評価|バロンを射抜いた長距離メガデスロケット他【おすすめ動画】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
WildTurtleが自身のペンタキルやバロンスティールを振り返る
今回ご紹介するのは、LoL Esportsが投稿した「LCSの伝説WildTurtleが自身のベストプレイをランキング」です(公開日:2024年12月12日)
本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の元プロeスポーツプレイヤー”WildTurtle”氏のベストプレーに焦点を当てています。
WildTurtle氏は、2011年度より『LoL』競技シーンに参入したベテランのeスポーツプレイヤーです。主にLCS(北米)リーグにて、チーム全体のダメージソースを担うADCとして実に10年以上にわたってキャリアを重ねてきました。現在はプロeスポーツチーム「Shopify Rebellion」に所属し、サブプレイヤー兼ストリーマーとして活動を続けています。
今回の動画ではWildTurtle氏が出演し、競技シーンファンがセレクトした自身のベストプレーを直接評価するという方式を採用。本稿でもその中から2つの名場面をご紹介します。
最初にWildTurtle氏が言及したのは、10年以上前に開催された「NA LCS」における「Team SoloMid(TSM)」対「compLexity Gaming(coL)」戦です。
開始45分、BOTレーンで勃発した集団戦において、WildTurtle氏のケイトリンがcoL陣営に大打撃を与えます。coL陣営の「アムム」や「ダイアナ」といったCCスキルに行く手を阻まれながらも、相手からダメージを受けないギリギリのラインでAAを入れ続けるWildTurtle氏。激しい乱打戦の末に自チームの「シン・ジャオ」と「ツイステッド・フェイト」が倒されてしまいますが、それでも後退しながらダメージを出し続け、1人で相手チーム5人を撃破する”ペンタキル”を達成しました。
このペンタキルはWildTurtle氏の中でも強烈に覚えているらしく、「無我夢中で攻撃していた。チームにすごく支えてもらったシーン」とコメント。忘れられない名場面として、最も評価が高いSSSにランクインさせました。
続いてWildTurtle氏が取り上げたのは、2015年度の「NA LCS Summer」準決勝で相まみえた「Team Liquid(TL)」との一戦。WildTurtle氏をはじめTSM陣営が有利を握っていた場面ですが、TL陣営も黙って後塵を拝するのではなく、チーム全体に強力なバフをもたらす中立モンスター「バロンナッシャー(バロン)」の撃破を目論んでいました。
開始42分、あと少しでバロンを討伐できるかと思われたTL陣営。ところが刹那、WildTurtle氏の「ジンクス」が放ったスーパーメガデスロケット(ULT)が低体力のバロンに直撃。視界外から放たれたロケットにTL陣営は気づくことができず、遠距離からWildTurtle氏がバロンを奪取することに成功しました。
チームの勝利を決定づけたファインプレーに対し、WildTurtle氏は「バロンをやっていると思い、なぜかスティールできると思った」と回答。同氏の選手キャリアにおいて、とりわけ注目度の高い名シーンとなりました。
今回ご紹介した2つのベストプレーにくわえ、動画ではWildTurtle氏の解説を交えながら様々なシーンを収録しています。またハイライトだけでなく、長い選手生活をおくってきたWildTurtle氏によるQ&Aコーナーも要注目。かつての『LoL』競技シーンに関する考察を含め、10年以上にわたって活躍してきたWildTurtle氏の軽妙なトークが光っています。『LoL』プレイ歴を問わず、興味のある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部