『LoL』なぜエルダーは”取られるとほぼ詰み”なのか?今さら聞けないオブジェクトの基礎知識【動画紹介】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
意外と全部は知らない『LoL』エピックモンスターの秘密
今回ご紹介するのは、SmashlogTV – LoLが投稿した「初心者必見!LoL全オブジェクト完全ガイド – エピックモンスターの獲得時効果を徹底解説します」です(公開日:2025年5月20日)
本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)における”オブジェクトの種類と効果”にフォーカス。Day1さん(元『LoL』プロゲーマー)とJaegerさん(『LoL』公式キャスター)が出演し、各オブジェクトを獲得した際のメリットについて解説しています。

動画の前半で話題に挙がったのは、試合開始から最も最初に出現するエピックモンスター「ドレイク」です。それぞれ「インファーナル」(攻撃力&魔力UP)、「オーシャン」(減少HP回復)、「クラウド」(スロウ耐性&移動スピードUP)、「ケミテック」(CC耐性&回復&シールド効果UP)、「ヘクステック」(スキルヘイスト&攻撃スピードUP)、「マウンテン」(AR&MRUP)……とドレイクごとに効果が違うものの、”撃破したチームだけが恩恵を受けられる”という点で共通しています。さらに、ドレイクを合計4体獲得したチームには「ドラゴンソウル」が付与され、ドレイク獲得効果に加えてより強力なバフを受けることができます。
どちらかのチームがドラゴンソウルを獲得した後に出現する「エルダードラゴン」は、撃破したチームに「残り体力20%未満の敵にダメージを与えるとキル扱いになる」という絶大なバフを付与。敵チームに取られるとほぼ詰みと言っても過言ではない、勝敗を大きく左右するエピックモンスターとして知られています。

また、2025年よりサモナーズリフトに追加された「呪縛のアタカン」は、試合開始から20分が過ぎると、戦闘が多く起こったサイドレーン付近に出現します。
主な効果は「討伐時にマップ内の”血の花弁”を回収」、「血の花弁が”精霊の花弁”へと浄化され、そこから得られる経験値と増加ステータスが25%増加」、「敵をキルした際、周囲の敵に体力割合ダメージと60%のスロウ効果を追加で与える」というもの。効果から分かる通り、撃破したチームが恒常的にステータスを底上げできるだけでなく、試合後半において特に重要な集団戦に大きな有利をもたらします。
それゆえ、アタカンはタイミングを見てぜひとも奪取しておきたいエピックモンスターですが、Day1さんは「アタカンの外側にいるとダメージをかなり受けやすい。なので密集した状態になりやすい。そこを奇襲されると集団戦で負けてしまうので、敵チームのJGやADCが落ちていて、視界の有利が取れている状態で触るべき」と、前のめりになってアタカン撃破を焦らないよう注意点を示しました。

動画ではそのほかにも、「リフトヘラルド」「ヴォイドグラブ」「バロンナッシャー」など、サモナーズリフトで重要度の高いエピックモンスターに関する解説が繰り広げられています。
「チャンピオンの使い方やレーン戦は何となく分かったけど、オブジェクトを取る意味がいまいち分かってない」といった悩みは、『LoL』初心者によく起こりがちです。逆にドレイクやヴォイドグラブの重要性が分かれば、集団戦に参加する意味をはじめ、『LoL』に対する理解度が格段に高まると言っても過言ではありません。『LoL』を始めたての方やそうでない方も、ぜひ本動画でオブジェクトにまつわる知識を深めてみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部