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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

Evi選手も思わず驚いた「メル」のポテンシャル

今回ご紹介するのは、LoL Esports JPが投稿した「LCPプロ選手たちによる1対1の「メル」対決 – 初めて見た反応＆ゲームプレイ！」です（公開日：2025年3月7日）

本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』（LoL）に登場するチャンピオン（キャラクター）「メル」を使った”プロゲーマー同士の1vs1”を収録しています。

「メル」と言えば、2025年1月24日にゲーム内へ実装された『LoL』170体目のチャンピオンです。主にMIDレーンで運用されており、中～遠距離戦が得意なメイジとして、実装日から猛威を振るっていました。何度かナーフ（弱体化）されたものの、本稿を執筆している現在もランクマッチ等で使われる機会が多い強キャラといった印象が根付いています。

そして本動画に出演しているのは、『LoL』競技シリーズ「LCP」（アジア太平洋地域リーグ）に参戦中のプロeスポーツチームの面々。それぞれが2人1組となり、お互いにメルを選んだ状態で「ハウリングアビス」（1本のレーン上で戦う戦闘に特化したモード）に挑みました。なお、国内勢からは”Evi”選手（Fukuoka SoftBank HAWKS gaming）と”Aria”選手（DetonatioN FocusMe所属）の2名が参加しています。

本動画の撮影時点では知識こそインプットしているものの、どの選手もまだ実際にメルを触ったことがない様子。だからこそ、メルの強力な性能に対して素直に驚く様子が映し出されています。

例えばメルの「陽光の枷」は、球状のオーブを発射し、命中した相手チャンピオンにダメージとスロー効果を付与するEスキルです。また、Qスキル「輝きの連撃」は指定地点に複数の小型オーブを発射し、爆発と同時に複数回ダメージを与える性能を誇ります。

メルは射程と範囲に優れたスキルを有しており、実装当初から「避けづらく厄介なスキル」として早々に認知されていました。そうした評価は動画内で対戦しているプロゲーマーも同じ模様で、対面のAria選手からQスキルで攻撃されたEvi選手は、その射程とダメージ量に面を食らったからか、「えっ！射程長っ！」と驚きを見せています。

QとEに加え、メルの代名詞とも言える強力なスキルが「反駁」です。Wキーで発動するこのスキルは、自身の移動スピードを増加させ、「相手チャンピオンが放った投射物を反射する」という、『LoL』において前例のない防御性能を誇っています。Wスキルで跳ね返された投射物は相手チャンピオンにそのまま返っていくため、強力な遠距離スキルであってもメルの前ではすべて無効化されてしまいます。

Wスキルはメルの実装前から大きくコミュニティを騒がせましたが、本動画で先行プレイに興じたプロゲーマーたちも同様のリアクションを披露。「お互いのQとEスキルを全弾跳ね返す」といったメル同士の対決だからこそ見られる特殊なシチュエーションも生じました。

動画の最後では、今回の企画に参加したプロゲーマーの面々が、メルの使用感について様々にコメント。「サモナーズリフトでもQのおかげでMID最強になりそう」（CFO所属/Doggo選手）や、「Qの射程は長いし、Wは逃げと反撃のどちらでも使える」（GAM所属/Levi選手）……等々、メルの強みや弱みを的確に言語化しました。

執筆：eスポーツニュースジャパン編集部