日々さまざまな情報を取り扱うeスポーツニュースジャパン（eスポ）ですが、我々が目を向けているのは大会の結果やプロチームの動向だけではありません。

本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

長い『LoL』の歴史で「ADC」の世界を変えたアイテムとは？

今回ご紹介するのは、SmashlogTV – LoLが投稿した「Jaeger × Recruit厳選！過去実在したLoL史上最高のアイテム5選 」です（公開日：2024年6月11日）

本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』（LoL）に実装されたアイテムにフォーカスしています。

5対5のチーム戦で競い合う『LoL』には、プレイヤーが操作するチャンピオン（キャラクター）のステータスを底上げする様々なアイテムが実装されています。

今回の動画では、そんな『LoL』に登場するアイテムのうち、アップデートの影響等で今では見られなくなった特徴的な効果に焦点を当てています。

動画の進行役を務めるのは、『LoL』競技シーンでキャスターと解説を務める”Jaeger”氏と”Recruit”氏。両者とも生粋の『LoL』プレイヤーであり、印象深いエピソードを交えながら各アイテムの魅力について言及しました。

Jaeger氏とRecruit氏が2人とも「好きなアイテム」としてピックアップしたのは、主にSUPが使っていた「ツインシャドウ」（現在は削除済）です。その効果は、「召喚した2体の亡霊が、最も近くにいる敵チャンピオンの元へ移動。対象に触れると消滅し、視界を得ると同時にスロウを付与する」というものでした。

『LoL』におけるSUPには様々な仕事が求められますが、中でも重要なのが「マップの視界コントロール」。しかしタンクチャンピオンを使っている場合を除き、打たれ弱いメイジチャンピオン単体で視界確保に向かうと、思わぬ場所から敵に襲われしまう危険も少なくありません。

その点、遠距離から索敵が行えるツインシャドウがあれば、体が弱いメイジチャンピオンでも安全に視界をコントロールすることができました。SUPの可能性を広げる有用性が恋しくなったからか、Jaeger氏とRecruit氏は口を揃えて「復活してほしい」と発しました。

続けてRecruit氏が「LoLの歴史を変えた」として取り上げたのが、主にADCが運用していた「ゲイルフォース」（現在は削除済）というアイテム。こちらは「指定方向にダッシュすると同時に、付近の敵に3発のミサイルを発射」といったアクティブ効果を持っていました。

ゲイルフォースがとりわけ注目されていたのは、「所有者にブリンクを付与した」という点です。「エズリアル」や「ケイトリン」など、ブリンク効果を持っているマークスマンは一部に限られており、それ以外の機動力に乏しいADCは、敵に捕まるとあっという間に倒されてしまいます。ところがゲイルフォースを完成させるだけで、ブリンクを持たない「ジンクス」や「ジン」といったマークスマンも、機動力を大幅に上げることができました。

集団戦中のポジション調整を含め、アクティブ効果によるダメージアップを絡めた新たなコンボが見つかったりと、ゲイルフォースの登場によってADCの世界が変わったと言っても過言ではないでしょう。

文中で触れたアイテムの他にも、動画内では出演者2名が思い出深いアイテムを複数ピックアップしています。アイテム効果の詳しい解説をはじめ、競技シーンにおけるハイライトも使用例として収録済み。興味のある方はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

執筆：eスポーツニュースジャパン編集部