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『Counter Strike』に無くてはならない「AWP」の歴史|数々の勝利と敗北をもたらした名スナイパーライフル【おすすめ動画】


日々さまざまな情報を取り扱うeスポーツニュースジャパン(eスポ)ですが、我々が目を向けているのは大会の結果やプロチームの動向だけではありません。

本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

「Counter Strike」の立役者「AWP」とは?

今回ご紹介するのは、theScore esportsが投稿した「The Story of The AWP」です(公開日:2019年3月13日)

本動画は、タクティカルシューター「Counter Strike」(CS)シリーズにおける、「AWP」に焦点を当てています。

▲ハイライト(動画より引用)

25年近い歴史を誇り、FPSタイトルとして今なお絶大な支持を集めている「CS」作品。同シリーズの始まりから最新作『Counter Strike 2』(CS2)にいたるまで、ゲーム内に実装されている数ある武器の中でもとりわけ目立っているのが、「L96A1」(通称:AWP)と呼ばれるボルトアクション式スナイパーライフルです。

”AWP”というのは俗称であるものの、日本を含む海外プレイヤーも「アウプ」と発音するほどに流通している言葉です。ゆえに本稿でも正式名称ではなく、世界中のプレイヤーに慣れ親しまれているAWPとして記載します。

▲ハイライト(動画より引用)

なぜ特定の武器が「CS」シーン全体に多大な影響力を与えるにいたったのか。その答えはシンプルに「AWPが強力過ぎるから」と言及されています。

「CS」系列の作品では、射撃時に弾がまっすぐ飛び続けることはまずありません。射撃に応じて弾道がブレるため、必ずプレイヤー自身の手でリコイルを制御しなければならないのです。

さらに「CS」は一度倒されると同ラウンド内でリスポーンできないため、接敵時に相手よりも素早くエイムを合わせ、よりダメージが入る頭部もしくは上半身を目掛けて射撃する必要があります。

その点、AWPは連続で弾丸を発射できないデメリットを背負いつつも、「足より上に命中すれば一発キル」という破格のダメージ性能を備えています。AWPを一丁持っていれば1人で複数人を倒せることも珍しくないため、競技シーンやランクマッチを問わずAWPはかなり重要視されています。

▲ハイライト(動画より引用)

本動画はAWPの重要性をプッシュするため、競技シーンを席巻したプロゲーマー陣のハイライトを取り上げています。

現在「Astralis」(AS)に所属するデンマーク出身の「CS」プロプレイヤー”device”選手もその一例で、同選手はかつて公式戦で相まみえた「Team Liquid」(TL)との戦いについて言及。AWPのみで相手プレイヤー4名を一層してAS陣営に勝利をもたらしたほか、競技シーンの歴史に残るベストスナイピングを打ち立てました。

▲ハイライト(動画より引用)

もちろん、AWPが強力だからと言ってもそれだけで勝ち上がれるほど「CS」はシンプルなFPSではありません。またAWPはラウンド内ショップにおける購入価格が高く、AWPを買ったことで他の装備を整えることができなくなったり、自身のAWPを敵に奪われるといった失敗も見受けられます。

そうしたデメリットを理解しているプレイヤーが扱うからこそ、競技シーンにおけるAWPのハイライトはいつまでも語り継がれているのではないでしょうか。ただのスナイパーライフルと侮るなかれ、「CS」シーンを形作ってきた人気武器の歴史をぜひチェックしてみてください。

執筆:eスポーツニュースジャパン編集部

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