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『LoL』なぜリワークが失敗してしまったのか?5体のチャンピオンから見るバランス調整の光と影【動画紹介】


日々さまざまな情報を取り扱うeスポーツニュースジャパン(eスポ)ですが、我々が目を向けているのは大会の結果やプロチームの動向だけではありません。

本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

 

『LoL』チャンピオンリワークの功罪とは?

今回ご紹介するのは、ぽんしぇっと&トト・グラフィックが投稿した「【リワーク失敗の歴史】なぜ戻った?リワーク後に撤回されたチャンピオン5選【LOL】」です(公開日:2025年6月20日)

本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)における”チャンピオンのリワーク”についてフォーカスしています。

▲ハイライト(動画より引用)

サービス開始から15年目を迎えている『LoL』には、現在170体の個性豊かなチャンピオンが実装されており、プレイヤーはそれらを基本的に無料で使うことができます。

しかし、すべてのチャンピオンが実装初期から能力が何も変わっていないわけではありません。多くの場合、プレイ体験の向上やゲーム内環境(メタ)の整合性を考慮した結果、「リワーク」という手法でスキルセットやビジュアルが刷新されてきまし。

本動画では、「レンガー」「ルブラン」「オレリオン・ソル」「ザック」「コグ=マウ」のリワークがどのように行われたのかを解説。本稿では、その中の1体・レンガーに焦点を当て、”なぜリワークが失敗してしまったのか”について紹介します。

▲ハイライト(動画より引用)

2012年8月に実装されたレンガーは、「自分よりも強い相手を狩ることで、より成長を成し遂げる狩人」というコンセプトのもと、アサシンとしてサモナーズリフトで運用されていました。しかし2017年になると、Riot Games(LoLの運営元)によるアサシン全般に対するアップデートにより、レンガーの性能が見直されることになります。

元々、レンガーは「瞬間的に高火力を叩き込み、倒しやすい敵を倒し続ける」という使われ方をしていました。ところが、こうした一方的なプレイスタイルは「当初想定していたレンガーのコンセプトとかけ離れているのでは?」とされ、スキルセットが改変されることになったのです。

「骨牙の首飾り」(パッシブ)は、”異なる敵チャンピオンを倒した時のみステータスが向上する”という内容へ変更。「狩りの雄叫び」(W)はより使い所が限定され、「狩猟本能」(R)もステルス状態ではなくカモフラージュ状態へ移行することになり、レンガーの奇襲に対して他チャンピオンもある程度の対策が行えるようになりました。

▲ハイライト(動画より引用)

実装開始から約5年を経て生まれ変わるはずだったレンガー。しかし、リワーク後のプレイヤーの反応は、どうにも思わしくありませんでした。というのも、レンガーを標榜する攻撃スキル「逆上」(Q)のモーションが、”2連撃”から”弧を描く斬撃”へと変わったことで、それまで持ち味だった爽快感が失われてしまったからです。

アサシンとして新たなプレイフィールが提示されたものの、プレイヤーが使いたくなるような気持ち良さは、以前のレンがーの方が上回っていた様子。そうしたフィードバックを分析したRiot Gamesは、リワークから程なくしてレンガーのロールバックを実施。Qスキルを以前の仕様へと戻すことで、”かつてのレンガー”を部分的に復活させることに成功しました。

リワークは古くなったチャンピオン性能をブラッシュアップさせるだけでなく、場合によっては改悪に繋がってしまう”諸刃の剣”と捉えることもできます。そうした前提を踏まえ、Riot Gamesはどのようにゲームバランスを保ってきたのか。興味のある方はぜひ一度、本動画でリワークの歴史をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

執筆:eスポーツニュースジャパン編集部

 

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