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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

「オールAP」構成や「Noエンゲージ」構成はなぜ勝率が下がるのか？

今回ご紹介するのは、SmashlogTV – LoLが投稿した「この構成、マジで勝てません。絶対にやってはいけないNG構成5選」です（公開日：2025年5月2日）

本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』（LoL）の”ダメなチーム構成”にフォーカスしています。

5対5のチーム形式で戦う『LoL』において、特に勝敗を左右する要因と言えるのが「チーム構成」です。本作に登場する170体近いチャンピオン（キャラクター）はいずれも個性豊か。なおかつ、得意とする立ち回りや求められる役割が異なっています。ゆえにどのチャンピオンを選ぶか、またどのチャンピオン同士を組み合わせるかという点で、試合が始まる前から大きく変動するケースも少なくありません。そのため、試合が始まる前のチーム構成は、『LoL』を語る上で欠かせない要素の一つだと言えます。

本動画では、『LoL』国内競技シーンを経験したストリーマーの”Eugeo”さんとeスポーツキャスターの”Jaeger”さんが出演。ソロランク戦や競技シーンでも見かける機会が多い事例を取り上げつつ、避けるべきチーム構成について解説しています。

ダメなチーム構成としてまず挙がったのが、「チーム全体の火力が物理（AD）か魔法（AP）のいずれかに偏り過ぎている」ケースです。『LoL』には豊富なタンクアイテムが実装されているため、オールADやオールAPの場合、その属性に対する防具を積みやすくなり、試合が進むほどダメージが通りにくくなります。

例えば全員がADダメージ中心のチャンピオンを選んだ場合、相手はアーマーを積むだけでこちらの火力を大幅に軽減できてしまいます。特に中盤～終盤では、タンクやファイターが防具を完成させやすくなるため、試合が長引くほど構成の不利が露呈しやすくなります。

両名ともに「オールAPは特に危険」だとコメント。バランスよくADとAPのダメージを織り交ぜることが、構成に柔軟性を持たせるうえで重要になりそうです。

また、「エンゲージ手段を持つチャンピオンが1体もいない」構成も、戦い方の幅が狭くなるという点で避けたほうがよいとのこと。エンゲージ（集団戦を仕掛けるためのイニシエート能力）スキルを持つチャンピオンがいない場合、こちらから主導権を握って集団戦を始めることが難しく、常に相手の動きにリアクションする受け身の展開が続きやすくなります。

「序盤にリードを奪ったにもかかわらず、仕掛けの手段がないことで有利を活かせないまま逆転される」……というケースも少なくないとのこと。「マルファイト」や「セジュアニ」、「ノーチラス」など、明確なエンゲージ能力を持つチャンピオンが1人でもいると、チーム構成が引き締まることでしょう。

動画では上述のチーム構成例にくわえ、「レイトキャリーに偏っている」「行動阻害（CC）スキルが不足している」……等々、計5つのダメなチーム構成が具体的なチャンピオンと共に紹介されています。

ソロランク戦では味方と事前に綿密なコミュニケーションを取ることは難しく、チーム構成が偏ることは日常茶飯事。理想的な構成に毎回仕上げるのは現実的ではないものの、「味方のピックが偏りそうなら自分が補う」という意識を持つだけでも、チームの安定感は大きく変わります。

それでもダメな構成になってしまった場合は、「レーン戦で有利を作る」「装備で耐久力やダメージタイプを補う」「視界管理で集団戦を避ける」など、試合中にできる調整でカバーしていくことが大切です。こうしたチーム構成の考え方について興味がある方は、ぜひ一度動画をチェックしてみてはいかがでしょうか。

執筆：eスポーツニュースジャパン編集部