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『LoL』公式キャスターが競技シーンの巧みな頭脳プレーを徹底レビュー|視界に一切映らずなかった怪盗ジャングラー”Bengi”選手【おすすめ動画】


日々さまざまな情報を取り扱うeスポーツニュースジャパン(eスポ)ですが、我々が目を向けているのは大会の結果やプロチームの動向だけではありません。

本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。

『LoL』競技シーン史に残るベスト頭脳プレーとは?

今回ご紹介するのは、LoL Esportsが投稿した「Kobe RANKS the SMARTEST Plays of All Time」です(公開日:2022年9月8日)

本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の競技シーンにおける”頭脳プレー”に焦点を当てています。

▲ハイライト(クリックで再生)

約15年近い歴史を持つ『LoL』競技シーンでは、これまでに数え切れないほどのスーパープレーがプロゲーマーの手腕によって生み出され、世界中の『LoL』ファンを虜にしてきました。今回の動画も例に漏れず、2022年9月までの競技シーンを取り上げつつ、一風変わった視点からプロゲーマーの驚くべきテクニックにフォーカスしています。

▲ハイライト(クリックで再生)

まずは、北米リーグ(LCS)における「Counter Logic Gaming(CLG)」対「Team Liquid(TL)」で見られたスマートプレーに注目。開始42分30秒付近、試合もかなりのレイトゲームに差し掛かった頃、インヒビタータワー前に現れたのは、TL陣営の”Piglet”選手でした。先の集団戦で3名のプレイヤーが倒れてしまい、自陣へ押し寄せるミニオンウェーブを処理するべくインヒビタータワー前にやって来たのです。

しかし、1人でミニオン処理に勤しむPiglet選手をCLG陣営は見逃しません。”Huhi”選手”Darshan”選手の両名は、指定地点へ移動可能な「テレポート」を使用。同スペルはミニオン等のユニットやタワー等のオブジェクトを指定できますが、なんと両名は「一体のミニオン」をまったくの同タイミングで指定。通常ならば描画されるはずの2人分のテレポート動作をスキップすることに成功し、「1人分のテレポート」だと勘違いした”Piglet選手は、CLG陣営の侵攻を食い止めるために前に出てきました。

ところが眼前に現れたのはHuhi選手とDarshan選手の2名。2対1で敵うはずもなく、Piglet選手を倒したCLG陣営がまたも大きなリードを築きます。通常テレポートは「ここぞ!」という場面のために温存するものですが、より有利を広げるべく2つのテレポートを同時に使うという珍しいハイライトだと言えるでしょう。

▲ハイライト(クリックで再生)

続いては『LoL』シーン随一の強豪リージョン・韓国リーグ(LCK)より、「GE Tigers(GET)」対「SKT T1(T1)」での頭脳プレーをピックアップ。開始2分前後、T1のJGである”Bengi”選手は、GET陣営の中立モンスターを奪うべく、視界に映らないように注意しながらジャングル内へと潜入しました。

ここで注視するべきポイントは、GET陣営の”PreY”選手「カリスタ」を使っている点。というのも、カリスタは「執念の霊魂」(スキル)により、離れた場所の視界を確保することができるからです。この試合でも案の定、開幕時点から執念の霊魂でGET陣営のジャングルは視界が保たれているはず……でした。

自陣ジャングルに不審な動きが無いか、チーム全体で視界を管理していたはずのGET陣営。しかし、T1陣営のBengi選手がその予測を上回ったのです。執念の霊魂は”効果範囲が前方に限られている”ため、と背後を取られると対象をマークすることができません。屈指の名JGとして名を轟かせていたBengi選手、文字通りぴったりと霊魂の後ろを歩き続け、一度もGET陣営の視界に映ることなく中立モンスターを奪うことに成功。そのままジャングルから無事に脱出を遂げ、某ステルスゲームのようなスニーキングアクションを完遂しました。

▲ハイライト(クリックで再生)

上記で紹介した2つの頭脳プレーにくわえ、動画内では競技シーンの公式キャスターが出演し、様々なハイライトを解説付きで取り上げています。実際にソロランク等で使えるかは別として、プロゲーマーだからこそ成せるテクニックの数々は見ておいて損はないでしょう。興味のある方はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

執筆:eスポーツニュースジャパン編集部

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