『LoL』陸の孤島を制するための「TOPレーナー五箇条」とは?LJL参戦チームのコーチが徹底解説【おすすめ動画】
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本コーナーでは、筆者がeスポ読者の方々へおすすめしたいゲーム作品、動画、トピックなどを独断と偏見を交えながらお届けします。
意識していないと勝率ダウン?TOPレーナーが考えるべき5つのポイント
今回ご紹介するのは、SmashlogTV – LoLが投稿した「ソロランクでありがちなTOPレーナーのNG行動5選」です(公開日:2024年9月30日)
本動画は、PC用ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)をプレイするうえで避けるべき、”TOPレーナーのNG行為”に焦点を当てています。
5対5のチーム戦で競い合う『LoL』において、TOPレーンは1対1でプレイヤー同士が戦うまさしく「孤島」と表現するのにふさわしい場所です。一方のMIDレーンやBOTレーンは両チームのプレイヤーが入り乱れることも多く、またJGもジャングル内を周回しながら他レーンへ介入していくため、比較的プレイヤー同士の関わり合いが多い場所と言えます。
しかし、TOPレーンはサモナーズリフトの端に位置しているだけでなく、使われるチャンピオンもファイターやタンクが多いため、序盤からレーナー同士で殴り合う機会が珍しくありません。そのため、「プレイヤーの技量が如実に現れる」「相手プレイヤーと差が開くと取り返しがつかない」といった状況になりやすく、また戦況に関わらずタイマン勝負が繰り広げられる場所として『LoL』プレイヤーに認識されています。
本動画では、そんなTOPをランク戦でプレイする際、出来れば避けたいNG行為が計5つ紹介されています。動画の進行役を務めるのは、現在進行系で競技シーンの実況を務める”Jaeger”さんと、プロゲーマーとしてキャリアをスタートさせた後、プロeスポーツチーム「VARREL」にて『LoL』部門のコーチを担っている”apaMEN”さんの2名です。
最初に挙がったNG行為は、「マッチアップや構成を考えてピックしない」こと。一見すると各レーンに当てはまるNG行為ですが、TOPレーンはなおのことチャンピオンの相性差が出やすい場所でもあります。そのため、相手の先出しチャンピオンにしっかりとカウンターを当てることができない場合、レーン戦で有利を取ることができず、結果的に相手が育ってしまい戦局が不利になってしまう……といった事態も起こり得ます。
そうしたチャンピオンのピックミスでピンチに陥らないためにも、apaMENさんは「何を使えば勝率が高いか考えるのが大事」とコメント。続けてチームの構成を見てピックする重要性について説きつつ、「相手にCC持ちが多いならタンクチャンピオンを出しても良い」と語りました。
『LoL』は戦局に応じて「レーニング」から「集団戦」へと移行するゲーム性が特徴的ですが、apaMENさんによると、レーニング段階における「ミニオンウェーブ」の管理がとにかく大事な模様です。
『LoL』では自陣からレーンに沿って「ミニオン」と呼ばれる小型ユニットが列をなして進軍しています。レーン戦ではこの味方ミニオンをどのように管理し、逆に相手チームのミニオンを処理していかにCS(お金)を稼ぐことができるか、という点に焦点が当てられています。
apaMENさんはTOPレーンのミニオンウェーブを闇雲にプッシュするのではなく、「ミニオンウェーブを溜めてから相手に押し付けるべき」だと回答しました。
その理由は、「大きいミニオンウェーブを相手に押し付けることができれば、自分が使える時間が増えるから」とのこと。相手がタワー下でミニオンを処理している間、自分は他レーンへ介入したり、相手ジャングルにワードを置いて視界を確保したりと、様々なアドバンテージを握ることができます。MIDやBOTに比べてレーンが長いTOPだからこそ、apaMENさんは「適切なウェーブ管理テクニックが勝率アップに繋がる」と解説しました。
動画内で紹介された5つのNG行為は、初心者だけに限らずどのレベル帯でも気が緩んだ拍子にやってしまいがちなものばかりです。とりわけTOPはチャンピオンの相性差がそのままレーン戦の勝敗に直結することも多いので、「チャンピオンのバン&ピックから試合が動き出している」と言っても過言ではないでしょう。無駄なミスを防いで着実にランクを上げたいTOPレーナーの方々は、ぜひ一度チェックして自身の行いを振り返ってみてはいかがでしょうか。
執筆:eスポーツニュースジャパン編集部